年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

心付け・寸志 スマイルはただの時代の終わり

2024年06月21日 | 宅老のグチ
最近の求人広告が暇人の自分がゲームで時間をつぶす時、実に多く出てくる。看護師・介護士の業界が目立つ。カスハラという言葉も普通の言葉となって、今年の流行語となりそうだ。辞書にも載ると思う。
 お客様は神様で長い間、お客と対応する雇われ接客者は理不尽な要求をする人達の攻撃的言動に耐えてきた。付きまといが今は犯罪の一部となってきたように、高圧的な言動・態度も商売にはお金の問題であって、基本的には平等でないと付き合いは長続きしない。所がネットで生活が出来ると顧客の不満のはけ口が接客者に向かっている気がする。そこに転職の活況で、経験豊富の接客者が転職しているようだ。そこから抜けた人を補充できずに職場が混乱する。日本は大企業を除くと労働組合の組織率は少なく、賃上げ交渉が出来ない所が殆どである。それゆえ転職しか自己の収入を上げる方法が無いが、雇用者側は履歴書を見ていると転職回数の多い人は避ける傾向がある。そこが日本と欧米の差で自己の向上を転職で果たそうとする気風の差と見える。ここがデフレ日本の35年続いた要因と思われる。今中国が35年デフレに似てきたと言われるが、この点で中国は日本の様に長期デフレにはならないとおもう。それは我慢できない中国人は中国本土から人を頼って異国に脱出する考えが普通人にもある。日本経済新聞の6月18日の中国総局長の桃井さんの記事で飲食業がコロナ明けで多数の店舗が倒産したが、その飲食店の設備を安く買い、新規の店舗が倒産した店舗を上回る開業があるという。ここに金をまいた日本との差があるのだろう。日本の金のバラマキは多くの普通人が犯罪者となった。
 逃げない日本人と逃げる中国人。
そこでグ-グルで中国人が逃げてる途中で川に差し掛かった時の態度 と入れて検索すると、なんだか変なのが多数出てきて、気になる言葉が出てきた。
 蛋民(たんみん、蜑民、疍民とも書く)は華南の広東省、福建省、広西チワン族自治区、海南省、香港、澳門の沿岸地域や河川で生活する水上生活者である。
 日本では水上生活者というのが港湾であったし、利根川・江戸川水運では船上生活の様子が各地の郷土資料館で見ることが出来る。ヨーロッパでは運河上で各地を転々として生活している姿もある。
 アシアでは川の広さから、水上生活者は今でもあるが減少しつつあるようだ。それはダムと川の水質悪化から来ている。ここにも地球温暖化の影響がある。ここから中国南方の人たちが華僑となって異国に新天地を求める気風が生まれる。所が日本は幕府の海禁で異国との交流が4つの地域を除いて禁止となり、人口数が3200万人で停滞し、さらに階級間の移動も減って、動乱の幕末明治となってしまった感がある。そこから上昇志向の明治で古い考えの明治民法で家制度が維持され、下層民の上昇するには軍隊の士官学校に入るしかなかった。
 日本の雇用の流動性が低いのは一所懸命という一か所で頑張る思考から来ているかもしれない。今の変化の激しい時代は先祖の家業を強制することは才能を見殺しにする時代て、多くの職業で屋という呼称の仕事が消えつつある。魚屋・八百屋・米屋・宿屋等が激減し、ス-パ-やホテルに変わってしまった。



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