年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

粘菌・年金

2022年04月01日 | 宅老のグチ
昔と言っても2000年に脳も神経もない粘菌が迷路を解く能力があると知られました。小さい時、庭にアリの巣があって、いたずらに少し離れたところにアメを置いたら、時間が経って働きアリの道がアリの巣とアメとの間に出来ていました。透明な金魚鉢に土を入れて、アリの巣を再現したこともありました。
 3月31日に区役所の高齢者健康保険の窓口に行きました。年度末で午前中に残高記帳を築地ではしていたので暇と健康のため、少なくなった口座巡りをしました。公的費用の口座で健康保険料が引き落とされていたのに気が付き、確か区から高齢者健康保険料の振り込み用紙ですでに振り込んでいることに気が付き、二重に健康保険料を支払ったと思い、区の窓口に行き、説明を受けた。それによると、国民健康保険料は前年度の収入によって引き落とされるので、家族が国民健康保険料の対象だったら3月も引き落とされるという。4月5月は口座引き落としがない。6月に前年の収入によって10ケ月で割った金額が健康保険料となるようだ。説明を受けたがこのような理解で良いのか不安だ。つまり今年の確定申告(令和4年度)の社会保険料は高齢者健康保険料と国民健康保険・介護保険料が加わる。何か増えた年金の半分が医療系保険料で消える。強制消費となりこれでは給付金をもらってもだまし討ちと感じていて、貯金に回るしかない。政治家が給付金を言っても人口の40%を占め、さらに増える高齢者は将来不安で支出を抑える。すでに派手な葬儀が消え、お中元・お歳暮文化が弱くなり、一度だけの若者のイベント文化が跋扈している。
 ドンナ閉塞感のあった社会でも日本は何らかの新しい文化を生んでいた。それは偏見・先入感のない人たちによって生まれていた。戦後の急速な経済発展は古い考えの人が日本社会から消え、アメリカという目に見える消費文化が存在し、追従するだけでよかったが、一時的にジャパンアズナンバ-1と思い込み、破綻した。先の目標が消えてしまっていたと思われる。
 中国の急速な発展は日本の失敗を十分に研究したのでいざ1番になると先例がないので苦労するだろう。唐の時代に大国だった中国に朝貢し、野蛮と見なされた国々が贈り物をもらってきた。室町幕府が中国との貿易で購入した陶器が茶器となり、国宝となった。金は世界で共通の価値を持っているが茶器が価値を持っているのは日本しかない気がする。
コメント
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