年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

食料自給率の別の見方

2012年01月21日 | 築地市場にて
統計から
食料自給率という言葉がある。日本では40%程ということになっている。この自給率と言う言葉の捉え方も問題であるが都市と農水産物の生産者に近いところでは国産農水産物摂取の率も異なると思われる。自家で栽培しているところではどの様な数字となるのだろうか。
 食物により病気となった水俣病などは同一地域の産物を恒常的に摂取していたため発病に至ったと思われる。都市において同一地域の農産物を恒常的に摂取するにはブランド指定を行わなければ中々難しい。「茶のしずく事件」のようなものはブランド指定のもたらす事件かもしれない。築地市場のように各国各地からどんどん商材が変わってゆく市場において同一地域の商材を指定することは中々難しい。
 何日か前の朝日新聞報道によると福島県の人のセシウム摂取量が国の規制値の40分の1という。多いか少ないかを感じるのは人それぞれだろう。ただ食料自給率が少ない日本では放射能汚染されていない外国から来ている食品が多いからと感じたのは私だけではないだろう。
コメント
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