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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

明治の食事情 不平等条約改正の騒動

2006年06月06日 | べったら市
商標の乱用
明治22年1月12日東京日日新聞
わが国の外国の商標乱用
 数ヶ月以前は、日本人が英国等の外国の商標を乱用(偽物を製造)した者に英国公使より外務省に訴えた時は、そのことは日英条約に条文無きことだけれど、外務省は常にこれを聞き入れ密かに警察官を遣わし、商標の乱用を止めさし,従わざる者を重刑に処分していた。しかし、今は(不平等条約改正問題のせいで)商標の乱用の取締りをしていない。英国の商標を保護する(日英)条約の条文が無きゆえ取締をしない。
 当時のニセ物として、日本人によってビール・石鹸・醤油(ソース?)のブランドの偽造が行われた。現在、中国での商標権の侵害と同じ状況である。明治時代の予期せぬ日本の発展が欧米諸国をいらだたせた。
ニセ物の取締りと不平等条約改正をからませている。場当たりの取締りがニセ物・不良食品をはびこらせたと思われる。舶来商品の崇拝とコピー商品の横行し、更に本物が無いのに舶来品を装う商品が現れた。
商標条例 明治17年10月1日施行

大正13年10月7日
読売新聞より
 サッカリン入りソース
 サッカリンのごまかし方 英,仏、独まがいのレッテルを貼って輸入したように見せかけたソース

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