Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花便り-34 夕暮れに咲く正体不明の花

2009-06-07 23:44:10 | 自然の恵み
月見草は純白に開花しますが、正体不明のこの花は黄色で大待宵草に似ています。

葉は、タンポポに極似ですから待宵草とは全く違います。

花の色も葉の形も違うので「正体不明の不思議な花」としては、わが家の名前の分からない花no.1植物です。

蕾の出始めは前日の夕刻で、はっきりと明日夕咲く蕾だとわかります。

この正体不明の不思議な植物の体内時計には、タイマーがセットされているようで、時刻に少しのずれがあったとしても、午後6時20~30分の間の夕刻限定の開花です。

何かちょっとした外圧や刺激を受けると、スイッチオンとなって黄緑色の蕾が開き出し始め、折りたたんであった花びらが、ググッ、ググッと生き物のようにゆっくりと広がり出します。

スローモーション動画の動きでの神秘的な開花が観察出来ます。

映像ではなく、話しかけたくなるくらいに生命力を感じ、感動溢れる約1分間のドラマです。

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    この黄色の花の左右下には、一夜で終わった花が褐色になって朽ちている

              ?
    上から

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    真横から

この後少し時間が経過すると、しわくちゃみたいな花びらも、ピンと緊張感のある完全な花びらに成るのです。

一夜だけ咲く正体不明の不思議な花は、翌朝には褐色の朽ちた姿に成っています。

そして、同じように次々に開花して株基に種子を残して、繁殖します。

「元気出して!。がんばれ!」とゆっくり動く姿を、目前で応援すると、それに応えるような動きに見えます。

自分も元気が出てくる気に成る正体不明の不思議な植物です。