Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花便り-32 一輪の牡丹

2009-06-04 21:58:07 | 自然の恵み
2株移植してから3年目に、枯れなかった方が今年になって初めて花を咲かせました。

蕾のまま寒さに耐えていたのか、気温が上がると変身技みたいに一機の開花でした。

豪華な花姿に見とれるほどに美しく、別名の「花中の王」にふさわしく、庭の主役です。

      

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別名が多数ある中で「富貴草」(牡丹は木なのに)・「花神」などは、なるほどとうなずけます。

初めて咲く牡丹なので、その知識は薄く、いろいろ調べると奥深いことに気付きます。

最初に連想するのは、美人の姿のを形容して「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ですが、確かにパーティーにドレスで着飾った上品な女性をイメージできますねー。

原産地が中国で、持ち帰ったのは弘法大使だという説もあるそうです。

牡丹との取り合わせでは、葛飾北斎作の「牡丹と蝶」が有名ですが、日本のカードゲームに使う花札の「牡丹と蝶」も連想します。

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日本人の美意識のよさから生まれた、優れたデザインの家紋に「大割牡丹」というのもあります。

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たった一輪の牡丹が、すっくと1.5mほどにも育った穂先では重そうなので、添え木をしました。

今日の天気情報では雨だったので、形が崩れてしまわないかと気がかりでしたが、ほんの少しの雨で終わたので、美しい姿は健在です。

花言葉の「王者の風格」「風格のあるふるまい」の風格という意味を、改めて考えたくなる牡丹の姿を、長く眺めたいものです。