枝になった虫

葡萄の葉が食べられているので、虫がついているに違いないと思い、探しても見当たりません。

虫の形を勝手に想像していたため、発見できなかったのです。

よく見ると、 枝そっくりに枝になりすました虫がいました。

「シャクトリムシ」の仲間なのでしょうが、みごとに植物の枝分かれの部分から、じっと茎にへばりついています。
こんなのを「擬態」というのかなー。

わかってしまえば、中途半端な擬態なので笑えますが、少しくらいの力では、真っ直ぐな枝の形を崩さず離れません。

野鳥の餌になるのを避けて枝になってはいますが、食欲旺盛な害虫としてほっておけないのは人間です。

気がついていない擬態が、あちこちにあるのかもしれないので、もっと気をつけて虫の世界を観察したいものです。