Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

我が家の花便り-69 ユリ科の3種 

2007-08-16 23:05:27 | インポート
雨があがった午後の曇り空の下で、元気がないように見えても、しっかりと庭で存在感があるのはユリ。

ユリについては、園芸種など多種多様なので、知識が追いつきません。

カサブランカ(Casablanca)は、頂いた一株を分けた三株が、元気に開花しました。

        

スペイン語のcasa(家)blanca(白)/白い家から由来するそうで、山百合と鹿の子百合の交配された園芸種で、大輪で香りが強く、純白・高貴・優雅な雰囲気です。
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百合に共通して、純潔・雄大な愛・威厳・無垢・高貴などが花言葉にあげられています。

キリスト教においては、白百合(マドンナリリー)が純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴です。

意匠化されたユリの花が、歴代のフランス国王の紋章に配置されていることが、フランス旅行中のあちこちで確認できました。

ユリを意匠化した国旗も幾つかあり、ボーイスカウト運動に用いられている徽章も、フランス国王の紋章に似たデザインです。
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コオニユリは、葉のつけねに黒っぽい珠芽(ムカゴ)がないので、オニユリと区別しています。

中富良野町でユリ根栽培農家が栽培しているものが、開花したのです。

        

中富良野町在住時代に、その栽培の地道な農作業を垣間見ましたが、ゆり根を太らせるため開花すると花をもぎ採ってしまいます。

雪の降り出す寒い頃まで、心を込めて育てていることを知って、その商品価値に納得しました。
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ヤブカンゾウ(藪萓草)別名(ワスレグサ)は、本州以南に自生とある記述もあることから、寒さに弱いのかと思われますが、そこら中に増殖するポピュラーなユリ科の植物です。

        

新芽の頃は食用だったり、薬用でもあるのですが、この時期のきれいな橙色の花が、盛夏の草地のを彩っています。
八重咲きですが、よれよれとして開花するので元気がないのかと、思ってしまいます。