山形の森 保守醒論

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遠藤利明五輪相の恫喝、名ばかり公募選考の茶番劇、自民山形県連の参院選公募の呆れた真相?。

2015-12-15 19:03:03 | Weblog
「(自民)県連会長の権限で、お前をゼッタイに推薦しない!。」と、参院選公募に応じる挨拶に上京した斎藤弘元県知事に遠藤利明五輪相は言い放った。
たとえ自民党県連会長と言えど、独裁国家の専制君主でもない。
民主主義政党において、各級機関手続きを経なければありえない、実に呆れた主観的言動である。
なにより、広く有為な候補人選をうたって、公募による選考手続きは国政選挙における自民党本部としての基本通達でもある。
公募締切を前にして、遠藤五輪相(県連会長)は、応募後の手続きにはいる前に、自らの意向を敢然と吐露していたのである。
言わば、応募断念を示唆するに等しい恫喝の言葉であった。
斎藤は、それに臆することなく応募書類提出に進むのであるが、公募締切前からの裏舞台劇を聞き及ぶに至り、遠藤五輪相の振る舞いは、県内自民党員に限らず、県民有権者に対する裏切り行為と言ってよいだろう。
明年参院選のメディア報道に県民が関心を寄せるなか、締め切り後の選考過程の2週間(11.30~12.13)は、遠藤五輪相による斎藤潰しの多数派工作期間であったことだろう。
ブログ子は、月野薫、斎藤弘両氏のどちらにも与するものではない。
より多くの逸材が揃ったところで、候補者選考に至ればよいものだが、山形県連は他県連のように自民党本部のページにリンクさせていないので、(県内)内々の公募姿勢となっている。(他県連は自民党本部のホームページにリンクさせて、全国的に公募状況が届くようにしている。 意図的なのか・・・?)
手続き書類上の瑕疵がなければ、粛々と党員による投票に委ねるのが、これまでの自民党県連の開かれた選考過程であったのだが。
それを、(遠藤会長の)主観的行為によって失われたとすれば、選出された月野氏においてもスッキリするものではないだろう。
ここからは、一般論として記述するが、政治家同志の世界で、「氷代(中元)」「餅代(歳暮)」としての、政治資金の遣り取りがある。
11~12月のこの時季は、ちょうど「餅代(歳暮)」のときに当たる。
参院選公募における多数派工作に絡ませて、(政治資金の)遣り取りをしても、公職選挙法違反とはならないが、政治資金規正法には該当するので、関心ある向きは注視すべきであろう。
ちなみに、加藤紘一官房長官時代の官房機密費の支出と思われる官邸内メモが流出したことがある。
そのなかに、山形県議あての「餅代(歳暮)」支出として、10数人に対して30~20万円の支出金額が記載されていた。
当時、落選中であった遠藤利明氏にも200万円支出の記載があった。
これが、相場観とは言えないものだが、県民有権者不在のなかでの、裏切りの公募選考過程だとしたら至極残念なことである。
首相官邸の機密費支出メモ流出と重ねて、機密費(国民の税金)からの私的流用(地元県議に)が行われていたことから、週刊誌などで批判され大きな話題となったものだ。
遠藤五輪相の恫喝、名ばかり公募選考の茶番劇、これが自民山形県連の参院選公募の呆れた真相?。

追記、候補人選の発想キーワードが、柔道とラグビー人脈であったとするなら、只々「唖然」とするしかない。 周辺からそんな怪しげな声が聞こえてくる。
コメント
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