山形の森 保守醒論

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「3.11は天災」、3.12以降は「菅災」

2011-07-21 19:02:54 | Weblog
首相官邸を占拠し続ける市民ゲリラ「菅賊」の籠城。
震災復興の動きは被災者に届かず、初動の遅れ不作為が齎した2次3次被害、さらに広がる風評被害に国民は翻弄されている。
3.11の東日本大震災、大津波はたしかに想定を越えたものだったろうが、対処行動の杜撰さは危機管理能力の欠如、菅政権の稚拙さを浮き上がらせた。
なによりも、菅首相の閣内指導発揮の不適切さは、混乱に輪をかける事態となっている。
その意味からも、「3.11は天災」としても、3.12以降は「菅災」と言えるものだろう。
4ヶ月を経過したいまも、復興に必要な関連法を成立させるに至らず、国会審議の遅れは、首相自身の度重なる場当たり舌禍発言が妨げとなっている。
社民連で行動をともにした田英夫は回想で、菅直人がさきがけに入党した後、武村正義(さきがけ代表)に「あの人(菅)は自分派だから、気をつけたほうがいいですよ。」と言ったら、武村は「うまいこと言いますねえ。よくわかります。」と答えたと言う。
ともに、菅直人の協調性の無い独善的な言行振る舞いの人間性を十分知り尽くしていた。組織を率いるには真逆タイプの人物そのものなのである。
にも係わらず合従連衡・政治闘争の行きがかりで、手を組み権力の椅子を与えてしまうのだから、国民からすれば実に迷惑千万なことで、政治家の良心など持ち合わせない人種どもが、「出たがり、成りたがりごっこ」に精だしている愚かな結果である。
ともあれ、一日も早い復興進展が望まれるのだが、ここにきて飼育牛に放射線が飛散した稲ワラを与えたことから、セシウムが検出された汚染牛肉問題が新たに舞い込んできた。
この範囲は本県山形を含む東日本全体に及ぶ気配である。
これもすべて初期対応の誤りが原因である。
3.12以降の「菅災」による国民被害はいつ収束することだろう。
東京電力に押し付ける賠償金請求は、結局電力ユーザーの国民負担となるばかりで、政治家・官僚に失政の責任所在は至らず、「菅賊ゲリラ」の延命籠城はさらに続く様相、不信菅、不安菅は増すばかりだ。
レッドカード・四面楚歌など屁の河童、「自分派」は国民の悲鳴を無視して己だけの道を歩んでいる。
「3.11は天災」、3.12以降は「菅災」。
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