山形の森 保守醒論

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「変わらないで欲しい」、壊し屋・小沢の魅力が無くなる。

2006-04-09 15:26:03 | Weblog
民主党の小沢新代表は、代表選を争った菅直人を代表代行に起用、その他は全員再任して前執行部体制の継続を決めた。
9月までの役員任期ではあるが、挙党一致を示しながらも、併せて「党の基本政策をまずは、一致させなければならない」と述べていることに注目したい。
小沢代表選出を受け、共同通信社が実施した世論調査によると、小沢民主党への期待は57・4%と過半数に達したが、72%が政権交代に懐疑的であると出た。
「政権交代は期待しないが、壊し屋小沢の政局を見せてくれ」とも読める。
「変わらないで欲しい」「豪腕な壊し屋」こそが、政治家小沢一郎の魅力である。
前執行部の全員継続で共同責任を負わせる深慮遠謀を尽した見事な人事であると解釈したい。
「私自身が変わらなければならない」と小沢は繰り返したが、これも自らの理念を達成するための政治的欺きとすれば、歴史は評価してくれるもの。
代表選挙を前に、小沢と旧社会党の横路衆院副議長は、政策協定を結んでいる。
そこで小沢は護憲を容認し、中国との和解外交を認め、旧社会党の全面的な支持を取り付けた。
自民党時代から小沢は、憲法改正論者で集団的自衛権をはっきりさせるべきだと唱えてきた。
憲法・外交・安全保障政策等、長年の思いを実現する絶好の機会が訪れた。小沢は小泉と違い『純』がないように、善より欺瞞が似合いだ。
この機に左派どもに有無を言わさず傲慢さを発揮して一毛打尽に葬って欲しい。
小沢は「ヨコミチ」などを選ばず「タテミチ一路」で行って、政治史に名を残すべきだ。
コメント
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