山形の森 保守醒論

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「一度やらせてみたら」の声、礼節の心は学んだのか・イチロー

2006-04-08 19:12:03 | Weblog
「田中・竹下派支配」が続いた自民党で、金丸の威を加って礼節の心知らずの言動で通した幹事長時代。
古い自民党の系譜の象徴である小沢一郎が、メール問題で国民の信頼を失い、結党以来最大の危機に陥った民主党の新代表に就いた。
田中路線の自民党を壊して改革自民党を旗印に体質改善を果たした小泉自民党。
対立軸としては、極めてハッキリした構図だ。
小沢は両院議員総会の演説で「まず私自身が変わらなければならない」と述べ、強権的と批判されてきた政治手法を改め、円満な党運営に当たる考えを示した。
が、「我儘で気に入らないと不貞寝する」傲慢イチロー、どこまで変心できるのか。
かつての竹下派7奉行で自民党に残るものは一人もいない。古い自民党の陰影は、小沢民主に移った感がある。
政党の離合集散を繰り返す中で、小沢から離反した側近は多い。
小沢側近として知られた藤井裕久は「壊し屋といわれるのは、政治家にも政策にも黒白をはっきりしすぎたから。
小沢氏の個性と挙党態勢確立をどう調和させられるかが今後の課題だ」と語る。
「一度やらせてみたら」の声で、小沢に民主党の再生を託すことになったが、「解体屋の実績に定評あり」の劇薬の効き目に請うご期待だ。
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