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ぷんちの千葉ランチスポットめぐり

登録有形文化財の館内で上杉鷹山公の「かてもの」をいただく 上杉伯爵邸

2011-07-25 20:40:12 | 旅先ごはん
今年の夏は絶対に東北へ行こう!
ということで、米沢に行ってきました。
ビジネスマンが多い平日朝の山形新幹線つばさ号の中で、ずんちと2人でビール飲んでよい気持ちになり、米沢駅に降り立ったのは10時半少し前。
駅前からタクシーで米沢城祉まで行き、上杉神社におまいりしてから、米沢市上杉博物館を見学。
上杉家十代藩主上杉鷹山公についてお勉強した後、お昼ごはんはこちらでいただきました。


「明治29年、元米沢城二の丸跡に上杉家14代茂憲(もちのり)伯爵邸として建てられ」たという登録有形文化財の建物はとても立派です。


玄関で靴を脱いで館内に入り、大広間へ案内されました。天井が高いですね~。

米沢の郷土料理の原点は、上杉鷹山公が凶作に備えるために編纂した「かてもの」という食の手引書。
その「かてもの」を味わえる、献膳料理「雪の膳」2,100円を注文しました。


お庭をながめながら待つことしばし。


全十品のお膳がやってまいりました。季節によって中身が異なるそうですが、今月は以下のとおりです。


・芋煮:大根を入れず、豆腐 の入った、元祖“芋煮”だそうです。お上品な芋煮ですね~。


・冷汁:凍みこんにゃくの入った冷たい煮物。米沢の冠婚葬祭には欠かせないとか。帆立の貝柱でとったお出汁がうまいです。


・鯉のことこと煮:「鯉の甘煮」は有名な郷土料理ですが、これは骨ごと食べられる甘辛い煮物。ご飯によくあいます。


・だしと青ばた豆:大葉・茗荷・枝豆・茄子など夏野菜を細かく刻んだだけの夏の郷土料理“だし”を青ばた豆の豆腐にかけたもの。さっぱりです。


・しそ巻:甘味噌を大葉でくるんで油で揚げたもの。東北地方ではポピュラーなお料理ですね。


・塩引寿司:鮭の塩引の押し寿司。紅白なのでおめでたい席には欠かせないとか。


・うこぎご飯:鷹山公が垣根として整備させた朝鮮人参科の植物「うこぎ」。新芽を食用にしているそうで、健康食でもあります。なんだか体によさそう!


・六浄豆腐のお味噌汁:見た目は湯葉のような「六浄豆腐」。出羽三山の山伏が山にこもる時に持って行ったと伝えられる携帯食です。ただ、このお味噌汁はちょっとしょっぱかったです。
・おみ漬け:近江商人が伝えていったという漬物。


・葡萄寒天:赤湯産の葡萄を使った寒天。

歴史ある建物の中でいただく伝統料理は、それだけで価値があるといえるでしょう。
ごちそうさまでした。

★★★☆
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店名■上杉伯爵邸 (うえすぎはくしゃくてい)
住所■山形県米沢市丸の内1-3-60 上杉記念館
電話■0238-21-5121
営業時間■11:00~14:00 17:00~20:00

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