よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

なんばん。

2018年07月11日 | 農家ブランド


今日は夕陽がひときわ眩しかった。久しぶりな気がした。



今週来週と何かと予定が詰まってぎっしり。

身体を動かしたい気分もりもりだったけれど終日加工場で仕事。夕方少し畑へ。



なんばん、いつもより苗も定植も遅れ気味で心配したけれど、ここに来てグングン伸びて来ました。

鍬で除草しつつ、伸びて来たのから支柱へ誘引、脇芽もどんどん出てくるのでそれも欠いていく。

うちはほぼ、加工素材としてのなんばんなので、気持ち的に「早く早く!」とは考えてません。

早くても品種通りの味わいにのってくるのは8月。

とはいえ加工でも鮮度が命。そこは大事に今年の夏も過ごしたい。




詳しくは実がついてから解説するとして、今年は13種のなんばんの中に「よっちゃん」の名をつけたものが2つ。

昨年別の品種のタネで育てたものに混じり、形の明らかにちがうものが2つ混じった。

どちらも辛味でいうとすこぶる辛い。


面白いのでタネを採って育てました。


今年はなんばん農家らしく、てっきり辛い何かを作りたいと思っています。乞うご期待!



くまといのししともも。

2018年07月09日 | Weblog


ようやく、久しぶりの晴れ。突然上がった気温が効く。

このブログや、注文頂いたお客さんへちょっとした手紙を書くとき

「今年も天気が変ですが、、」

と入れていたけれど「今年がおかしい」のではなく「年々おかしく」なってるんだなと感じます。

集中豪雨の西の地域の様子は東日本大震災の石巻を思い出しました。

もうどこがという話ではないのかもしれない。「暮らす」というところを常に意識していかないと

と、ますます思わされます。





古代米4色稲は順調。育ってますます特徴が出てきました。





今年は注文するタネを間違えてしまったズッキーニも順調。


昼過ぎ、毎月電気メーター記録をしにくるおばちゃんがやって来た。

いつもは挨拶交わす程度なんだけれど、今日は車から降りるなり

「い、今クマ見たのよ〜!!!!デッカかった!!!」と息が若干上がってる。

うちの向かい山の山頂にちょっとした別荘があるのだけれど、そこのメーター見に行ったら

目の前にどでかい熊が現れたとのこと。

幸い、メーターに向かう車中だったのがよくて熊は走り去っていったという。

「初めて見た! おっかながったぁ〜」と半分怖がり半分初体験への興奮を残していきました。



そしたら遅い昼上がりの親父が、


「いやぁ〜参った・・・」

といつものセリフとともに裏の畑から戻り、どうしたのか尋ねると、

「じゃがいもがあらかたイノシシにやられでしまった・・・ちきしょ〜!」

と捨てゼリフ。



長雨前に試し掘りした残り、3畝ほぼ引っ掻き周した跡ありあり。

全部取られては悔しいので、午後はイモ掘り。晴れてるうちになんとか終えたいが、

ヤツらの残り物を掘ってる感じがなんともいえない気持ち。

そしてその隣の畝にはサツマイモを植えてある・・・・・。





福島の桃農家の親戚から初物「はつひめ」が届き堪能。

新しい品種らしいですが、甘くってうまい!

農ドブルSITEオープン。

2018年07月06日 | 農家ブランド

梅雨らしい曇天。気温がグッと下がり、寒い。今日はカミさんがそのせいで不調。



天気がこうだと気分も今ひとつだけれど、加工場で黙々と仕事。

昼過ぎ、東北工業大学の教授大沼さんと院生が来訪。

立ち上げているプロジェクト の秋のイベントに参加のお誘い頂いて内容などの打合せを。

私などなんの役に立つのか分からないけど、他の面々がとても面白い方々なのでお会いするのが楽しみ。




先日、佐藤農場へ行った際に青梅をお土産に頂いてきました。

梅干しにはデカイかなぁ〜という立派なサイズだったので梅酒にすることに。





甘いの、さっぱりしたのと数種類漬け込みました。出来が楽しみ。




農ドブル プロジェクト。まだスタートしたばかりなので今月から月1回のペースで開催していきます。

サイトがオープンしました。こちらです。



地元の雄は恐るべし。

2018年07月04日 | 農家ブランド


今月から、よっちゃん商品、宮城の空の玄関仙台空港に並ぶことになりました!

地上に加えて空も。お土産によろしくお願いします。




また梅雨空に戻る予報で奮闘。



大粒地大豆・くるみ豆の土寄せ、朝と午後でなんとかかんとか終了し、

2回目の「ジャコウ豆」をひと列追加播種。


その流れでなんばん畑も畝間の除草と株元の草むしり。暗くなり雨が本降りになると同時になんとか完了。

手袋しても両手が豆と皮むけだらけ。

これでひとまず安心。あとはもうひと梅雨で苗が伸びてくれるのを待つばかり。









お昼にお客さま。お世話になっている岩出山の姉妹都市、北海道・当別町、

ふれあい倉庫の狩野さんが来られ久々の再会。

連れ立って梅収穫最盛期の佐藤農場へ行きました。すごい数の作業員で梅の選別作業中。

青梅を買い求めに来るお客さまもひっきりなし。スゲーなー佐藤農場!と感動して帰ってきました。

目指す先輩の位置は高いですが、追いつきたい!




そういえば、



大豆畑でふと目を上げると田んぼ2枚隔てた畔に、カモシカがいて目が合った。

するとゆっくりと離れるように畔を逆方向に歩き出したので、試しに口笛を吹いてみると、戻ってきた。

お!と思って吹き続けると、目が合ったまま足をいじりながらジッとこっちを見ている。



もっとこっち来ないかなと思っていたら、うちの裏山へ登って行った。サムはどう対応したのか。

最近よく見る。



冬に間伐した我が家の竹を活用してもらって作業した福祉施設の新商品が道の駅に出ています。



毎度、ネーミングがいい。たけ美ちゃん、よろしくお願いします!

寄せて寄せて上げて。

2018年07月03日 | Weblog

本日も快晴。だが週後半からまた梅雨模様で気をもむ。

午前中は直売所で仙台泉区の「いたがき」への出荷打合せ。

うちは加工が柱なので、親父は色々と作るけれど私らはなんばんと大豆以外は「ダメになってもよし」

というスタンスでやってます。柱がボッキリでは食べれなくなるので。

それに比べて直売所のお母さん達は一次農産物中心とはいえ、たくさんの野菜を作ってるなぁ〜と感心します。

すごい。

うちも出せるのはなんばんくらいだけど、一生懸命育てて頑張ります。




その後は鳴子方面の納品周り。

一箇所の若者店長が

「ブログで農ドブル見ました!ぜひ何かの形で関わりたいです!すばらしい取り組みだと思います!」

とわざわざ出ようとする車を追いかけて言ってくれました。


だから「ぜひ混ざらいん! 歓迎するよ!」と応えました。

どこもそうだと思いますが、地元は中々変わらない。変えられない。

彼も地元を盛り上げようと一生懸命やってるし気持ちがすごくわかる。

変わらない地元も正解だし、変えようと思う気持ちも正解。

元来無駄に考え込んで胃にくるタイプなのでそういうのが自分なりに詰まってしまって、

リセットして俯瞰で考えようと、昨年道の駅の理事を一旦退かせて頂いた経緯もあります。


「農ドブル」は都会風に言えば異業種交流会から派生したプロジェクト。

けれどとってつけたものではない土着性、地域性が濃いからこそ余計な演出なくても面白い。

ひっぱるブルーファームのセンスはさすが! と自分的には思っています。

自分たちなりに正解不正解はあるけれど、突飛なアンテナを立てることが時には必要でそれが今。

最終的には其々の足もとの価値観をしっかり作る、に還るけれどまずは響いた人が寄り、集い、上がっていく。

が、大事。







午後は戻って加工場で奮闘するカミさんをサポートして夕方畑へ。

昨年の夏の悪天候がよぎるので、大豆も管理機で除草後、三角鍬で土寄せ開始。





チョビも付き合ってくれたけど、暗さには勝てず。明日の午前は持ちそうなので終わらせたい。

昨年、長雨で一度しか土寄せ出来ない!と思っていたけど、それが出来たところだけだけど、

出来が良かったので今年は思い切って一回土寄せでいきたいと思っています。

大豆の実付きは根っこをいかに傷めないようにするか、ともいわれるので実験します。

なので、最初で最期の土寄せ。気持ちを込めて寄せて寄せて上げます!



昨年のそんな長雨でなんばんの収量が例年より悪かったのもあり、

一方で青なんばんを土佐備長炭で炙ってしょうゆ、味噌に漬けた「炭焼よっちゃん」各種、

拡販してラベル変更したのもあって凄く売上よく、今シーズン収穫前に原料切れしそうです。

卸先には申し訳ないのですが、今年はたくさんとれるように頑張ります!