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令和6年3月定例会の私の一般質問

2024-03-30 05:55:09 | 市議会活動

 3月25日(月)、西脇市議会本会議において、一般質問が行われました。今回の登壇者は、私も含め11人でした。私の一般質問「西脇市の今後の森林政策について」を紹介します。

私の問題意識-令和6年度から森林環境税として、個人住民税均等割を年額1000 円引き上げられ徴収されます。兵庫県では、すでに平成18年度から「県民緑税」が導入され、個人は年額800円、法人は標準税率の均等割額の10%相当額(資本金等の額に応じ年額2,000円~80,000円)を徴収されています。

今回の森林環境税の徴収が始まると、市民の皆さんにとって、これまで以上に、森林政策に対して強い関心を持つことになると思われ、森林環境譲与税の活用がより注目されると考えます。そのため、西脇市における今後の森林政策を考えたいと考え、一般質問をします。

(1) 西脇市における森林(私有林・共有林・市有林)の現状を問う。

①西脇市における森林の現状、私有林・共有林・市有林の割合、間伐や植林等の管理状況、作業道等の整備状況を含め、現状は?

②西脇市の森林は、私有林や共有林がほとんどであり、間伐や植林、作業道整備等は、個々に任せられている。国・県の補助事業の紹介等はどうなっているのか?

③西脇市の森林の現状を踏まえて、市行政として課題と問題点をどうとらえているのか?  

(2) 森林の地籍調査の現状と方向性を問う。

①西脇市では、平野部での地籍調査が急ピッチで進められている。森林の地籍調査は、多可町や丹波市では取り組まれいるが、西脇市では現状取り組まれていません。西脇市では、平野部での地籍調査をまず行い、その後、森林の地籍調査に取り組まれると聞いているが、森林の地籍調査は計画ではいつ頃になる予定か?

②最近、住宅地に隣接した森林が管理されておらず、樹木の枝が住居の屋根や庭に伸びてきたりして困っているとの声や、住居に隣接している樹木が強風で住居に倒れてこないか心配であるとの相談を受けたことがあります。隣接する森林の所有者の方が、誰であるかわからないという場合もあるようです。住宅地を含め平野部の地籍調査を行う際、住居に隣接している森林の所有者の立ち合い(確認)は行われているのか?

③森林の地籍調査は、令和25年以降になるとしても、住居に隣接する森林の所有者等の確認は行っておく必要があると考える。

(3) 森林所有者の意向調査の実施について

①森林整備については、2019年森林環境税・森林環境譲与税の創設され、すべての市町村が森林環境税の徴収と森林環境譲与税の交付を受けることになった。森林経営管理制度の実施のためには、森林所有者の意向調査を行い、集積計画や配分計画等の計画づくりが必要である。森林経営管理制度とは、森林所有者が経営管理を実行できない場合、市町村が森林の経営管理の委託を受け、林業経営者に再委託することや市町村自ら管理することにより、林業経営の効率化と森林の管理の適正化を促進する。現在、全国的に森林所有者の意向調査が行われていると聞いています。森林所有者の意向調査の実施について西脇市の取り組み状況と今後の計画は?   

②森林所有者の調査は、現状では困難であるかもしれない。ただ、将来的には取り組む必要があるため、意向調査の委託や職員の体制を含めて、検討する必要がある。今後の対応は?

(4) 森林譲与税の有効な活用について

①令和6年度から森林環境税として、個人住民税均等割を年額1000 円引き上げられ徴収されことになりました。市民への周知をどのように行うつもりなのか?   

②森林環境譲与税は、今後、毎年度一定金額が西脇市に譲与されてくることになります。西脇市の令和4・5年度の譲与税額は、それぞれ1256万円でした。今年度予算では、1600万円ですが、今後も同額程度が譲与されてくる?

③森林譲与税の有効活用が必要ですが、森林譲与税を活用した取り組みについて、私からの提案は、

・木質化事業(プランターの制作・設置,街中へのベンチの設置など)。節目のタイミングで木製品をプレゼントし、木育や木質化を進める。多くの住民が利用する場所に、譲与税で整備した木製品を設置する

・登山道の整備(現在行っていることを継続し、西脇十山に広げる)。

・森林教育(小・中学校との連携による学習)。

・既存事業ではできなかった森林整備。

・市のイベント等での周知・啓発。

・森林所有者への制度周知

(5) 西脇市の森林政策について、市長の考えを問う。

①門柳川沿いは、自然豊かな地域で、ギフ蝶やモリアオガエル等の希少動植物が生息しています。施設的にも、フォルクスガーデン、特産開発センター、日時計丘公園、萬乗醸造等があります。秋谷の里山も整備されています。都市と農山村の交流の場としても、整備されてきました。白山登山道の整備も行う中で、トレッキングコースとしても注目されると考えます。門柳川沿いの一体的な整備について、市長の考えは?

  • 西脇市の森林は、「サントリー天然水の森」に示されているように、秘めた可能性を持っています。西脇市の今後の森林政策について、市長の考えは?
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