東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

デフリンピック金メダリスト上田萌選手

2013-11-03 07:39:47 | 地域行事
 11月2日の午後、黒っこプラザ大ホールで西脇市黒田庄町船町出身の西村卓二監督と西村監督の教え子で先日ブルガリアで開催されたデフリンピックで見事金メダリストに輝いた上田萌選手の講演会が開催されました。



 講演テーマは、『地域で心を育て、世代をつなぐー卓球をとおしてー』でした。西村監督は、自己紹介の中で、6歳まで船町で育ち、自分の故郷黒田庄町との想いが強いこと、富山で卓球に出会い、お母さんから350円の卓球のラケットを買ってもらったことが今の自分につながっていることを話されました。また、指導する側の心構えとして、選手に気付きを与える言葉かけ(叱ること・ほめることの大切さ)の大切さ、スポーツを通じて郷土愛を育てることの大切さ、スポーツを通じてのまちづくりができることを具体例を挙げて話されました。さらに、2020年東京オリンピックが決定したけれど、3・11東日本大震災で被災された方々への想いに共感したオリンピックにしなければいけないと強く訴えられました。



 講演の後半は、上田萌選手にも登壇願い、聴覚障害者のオリンピックであるデフリンピックで優勝した上田選手の優勝までの軌跡をDVDで鑑賞しました。その後、上田選手がたどたどしい口調でしたが一生懸命自分の想いを語ってくれました。生まれた時から聴覚障害のある上田選手は、5歳の時卓球をしていたお兄さんの試合を見て、卓球に出会いました。「生まれた時から耳が聞こえなかった。そのことが当たり前だったが、周りの人とコミュニケーションが取れなかった。卓球を通じて、周りの方とコミュニケーションがとれるようになった。ピン球のラリーは、仲間との心のキャッチボールになった。」ことを話されました。「あきらめず努力すれば、夢は必ずかなう」と話されたことが、印象に残っています。
 西村監督や上田選手の話を聞きながら、自分の胸が熱くなり心が揺さぶられました。会場の皆さんも、同じ想いをされたと思います。ただ、聴衆が少なかったことがとても残念に思いました。



 今回の講演会の主催は、黒田庄スポーツ振興会と黒田庄卓球クラブでした。開催にあたって、本当にご苦労されたと思います。ご苦労様でした。また、聴覚障害者の方々も多く参加していただいたので、手話通訳をお願いしました。ボランティアで上手に手話通訳をしていただいたため、上田選手も話しやすかったと思いました。ありがとうございました。
 夕食を兼ねた懇親会も、大いに盛り上がったことを付記しておきます。
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