18日(木)。わが家に来てから今日で1749日目を迎え、とくにコメントすべきニュースもないので、大好きなリンゴジュースを細いシリンジから飲ませてもらっているモコタロです
僕が病気になった時 リンゴジュースに薬を溶かして飲んだのが習慣になったんだ
昨日、夕食に「トマトと豚肉の重ね蒸し」と「パプリカとスナップエンドウのスープ」を作りました 「トマトと~」の材料はトマト、エノキダケ、豚ロース、青じそで、調味料は洋風チキンスープの素、白ワイン、塩、コショウです
昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「第2回名曲リサイタル・サロン」で萩原麻未のピアノ・リサイタルを聴きました プログラムは①ショパン「ワルツ第1番”華麗なる大円舞曲”」、②同「ワルツ第9番”別れのワルツ”」、③同「ワルツ第6番”子犬のワルツ”」、④同「ワルツ第7番」、⑤同「ワルツ第3番」、⑥同「ワルツ第14番」、⑦モンポウ「歌と踊り」より第4番、⑧同「同第3番」、⑨ラヴェル「ラ・ヴァルス」です
会場は1階席がほぼ満席に近い状況、2階席は後方が空いています 出演者の多い「名曲ラウンジ」シリーズの方が客の入りが良いようです
ピンクの鮮やかな衣装の萩原麻未さんが登場、フレデリック・ショパン(1810-1849)の「ワルツ第1番”華麗なる大円舞曲”」、「ワルツ第9番”別れのワルツ”」、「ワルツ第6番”子犬のワルツ”」を続けて演奏します 2曲目の「ワルツ第9番」は「別れのワルツ」という愛称で呼ばれていますが、ショパンのエチュード(練習曲)作品10-3「別れの曲」とは違います
ここでナビゲーターの八塩圭子さんが登場し、トークに入ります 萩原さんは2010年の第65回ジュネーヴ国際コンクール(ピアノ部門)において、日本人として初めて優勝した実力者です
演奏途中でトークが入るコンサートは今回が初めて、また午前11時に本番を迎えるソロの公演は中学校以来かも知れないとのことです
この日のために1週間前からペースを整えたそうです
続いてショパンの「ワルツ第7番」、「ワルツ第3番」、「ワルツ第14番」を続けて演奏しました 前半の3曲に比べてメランコリックな印象の曲を集めた感じです
さすがは明暗の弾き分けが鮮やかです
ここで再びトークに入り、八塩さんが毎日どのように過ごしているのかを尋ねました 萩原さんは朝は8時からのNHKの「朝ドラ」を観て、引き続き「あさイチ」を観て過ごすそうです
朝食はとくに決まっておらず、最近はキウイ、それもグリーンでなくゴールデン・キウイをよく食べるそうです
「練習はいつどれくらいされるんですか? ご主人の成田達樹さんもヴァイオリンの練習があるでしょうけど、重なることはないんですか?」という質問には、「練習はピアノを弾くだけではなく、頭の中で考えることも含まれます
昼間は調子が上がらないので、実際の練習は夕方になってからです。練習はそれぞれ自由にやりますが、二人で一緒にすることもあります
」と答えていました
続いてフェデリコ・モンポウ(1893-1987)の「歌と踊り」から「第4番」と「第3番」が続けて演奏されます 私は初めて聴きましたがとても親しみやすい曲でした
さて、萩原麻未と言えばラヴェルです ジュネーヴのコンクールで弾いたのもラヴェルのピアノ協奏曲でした。「ラ・ヴァルス」はモーリス・ラヴェル(1875-1937)が1920年に完成した作品で、フランス語の「ワルツ」です
ラヴェルはこの曲について「渦巻く雲の中から、ワルツを踊る男女が浮かび上がってくる」と書いていますが、萩原麻未さんの演奏は、厚い雲が次第に消え、雲の切れ目から舞踏会の様子が垣間見ることができるようになる有様を色彩感豊かな演奏で描き出していました
まさに彼女らしいキレの鋭い演奏でした
私は2度目のカーテンコールまで拍手をして、そそくさと会場を後にしました 11月以降の3回連続チケットを取るため、先行発売のカウンターに早めに並びたかったからです
ところが、ロビーに出たら、ホール内からピアノの音が聴こえてきました
どうやらアンコールがあったようです
私は 経過時間からしてアンコールはあり得ないと勝手に思っていたのですが、結果的に損をしました
こういうのを日本では「後の祭り」とか「急いては事をし損ずる」と言います
私の場合は珍しいことではありません