人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クラシック音楽の録音や演奏記録のデータベース化の動き ~ 東響の定期演奏会でマイクが林立している理由は?

2019年07月01日 07時17分04秒 | 日記

7月1日(月)。今日から下半期に突入です 今年も残すところあと183日になりました。おのおの方、油断召さるな

ということで、わが家に来てから今日で1732日目を迎え、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は30日、南北軍事境界線がある板門店で会談し、トランプ氏は現職大統領として初めて北朝鮮側に越境した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       ツイッター1本で敵も味方も振り回したあげく 来年の大統領選に勝利するつもりか

     

         

 

6月29日付の日経朝刊・文化欄に「クラシック演奏  事典に 研究・教育へデータベース化」という見出しの記事が載っていました 超訳すると

「クラシック音楽の録音や演奏記録などをアーカイブ化し、教育や研究に活用する動きが広がっている 娯楽の多様化や少子化で愛好家が減る中、音楽家や研究者に加え音楽を学ぶ若年層まで、幅広く関心を集めるための方策だ ピアノ教師らで構成する『全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)』は、協会が運営するデータベース『ピティナ・ピアノ曲事典』向けの演奏動画を撮影したりしている。協会の福田専務理事は『埋もれた曲は多い。愛好家が減る中、演奏の記録を誰もが使える形にするのが我々の役割』と話す 『ピアノ曲事典』は2003年に始まった。2000年代半ばにユーチューブが登場し、動画が無料でアップできるようになったことで内容が充実した。7万曲のデータのうち約1万曲が動画・音源付きだ。2010年からは聴衆が1円以上払えば公演を聴ける”投げ銭制”の公開録音を始めた 趣旨に賛同する聴衆から『事典』の運営資金を集めるユニークな仕組みで、これまでに220回以上開催。演奏機会を求める奏者にもメリットがある

「クラシック音源のアーカイブ化にいち早く取り組んできたのが、1987年に香港で設立されたクラシック専門レーベル、ナクソスだ データベース『ナクソス・ミュージック・ライブラリー』では、他レーベルの作品も含め12万タイトルを超える音源の試聴と解説データの閲覧ができる 音楽界では長年、音源や演奏記録のアーカイブ化が模索されてきた。ポピュラー音楽は著作権の関係で難しいものの、クラシックの多くは著作権が切れ、演奏者や録音元の了解が取れればいい。音楽評論家の林田直樹氏は『スマートフォンの普及でアーカイブ化が進んだ』と語る。プロのオーケストラも教育・研究利用を視野にアーカイブ化に注力する。東京交響楽団は日本の楽団で初めて、昨年11月から過去の公演映像や音源の有料公開(月額500円)を開始した NHK交響楽団も、映像の著作権を持つNHKが3年前から過去のN響の名演を流すシリーズを始めた

文中にあるナクソス(NAXOS)は設立当初から「クラシック音楽の百科事典」を目指して曲の種類を増やしていきましたが、新譜のCDが発売されるたびに購入してレパートリーの拡充に務めたものです 当時、ナクソスは経費を抑える手段として東欧諸国の見知らぬオーケストラやアーティストを多く起用し1枚1000円前後で販売していましたが、演奏内容は一定の水準を保っており、中には倍の2000円でも売れるようなCDも含まれていました 当初のペース(毎日1枚買っていた時期もある)で買い続けていたらレパートリーが現在ほど偏らなかったと思いますが、置き場所に困るだけでなく 重さで床が抜けていたかもしれません

この記事を読んで「なるほどそうだったのか」と気が付いたことがあります それは、東京交響楽団の定期演奏会の時、ステージ上に収音マイクが林立しているケースが多く見られるのは、収録して あとで有料公開するためだったのだ、ということです   こういう傾向は他のオーケストラにも波及していくのでしょうね

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