人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「クァルテット・エクセルシオ + 吉井瑞穂 + 影山梨乃」公演のチケットを取る / 「新聞記者」を観る ~ 内閣府と新聞記者との闘いをめぐる社会派エンタテインメント

2019年07月25日 07時35分31秒 | 日記

25日(木)。わが家に来てから今日で1576日目を迎え、英与党の保守党は23日、ジョンソン前外相を新党首に選んだ というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       第2のトランプのトップ就任でEUからの合意なき離脱が確実となる 大英帝国崩壊か

     

         

 

昨日、夕食に「豚の生姜焼き」「生野菜サラダ」「小松菜のお浸し」を作りました 夏は豚肉がスタミナ源としては良いようです

 

     

 

         

 

12月12日(木)午後7時から紀尾井ホールで開かれる「クァルテット・エクセルシオ+吉井瑞穂+影山梨乃」公演のチケットをWEBで取りました   プログラムは①カプレ「エドガー・アラン・ポーの『赤死病の仮面』によるハープと弦楽四重奏のための『幻想的な物語』」、②ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74”ハープ”」、③モーツアルト「オーボエ五重奏曲ハ短調K.406」(原典:弦楽五重奏曲第2番)、④ドビュッシー「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」、⑤クヴィエシュ「オーボエ、ハープと弦楽四重奏のための六重奏曲”フルビーン変奏曲”」です 演奏はオーボエ=吉井瑞穂、ハープ=影山梨乃、弦楽四重奏=クァルテット・エクセルシオです

 

     

 

         

 

昨日、新宿ピカデリーで「新聞記者」を観ました この映画は藤井道人監督が東京新聞の望月衣塑子記者の原案をもとに2019年に映画化した作品(113分)です

東都新聞記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)のもとに、医療系大学院大学新設計画に関する極秘情報が匿名faxで届く 日本人の父(元・新聞記者)と韓国人の母のもとにアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す 一方、内閣情報調査室の官僚・杉原拓海(松坂桃季)は現政権維持のために情報操作を行い、政府に盾突く人物のスキャンダルをでっちあげてマスコミに流すような仕事に、後ろめたさを感じながら従事していた そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺を図る 真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原の人生が交差し、ある重大な事実が明らかになる

 

     

 

医療系大学院大学新設計画に関する極秘文書」が事件の発端とくれば、誰もが国家戦略特別区域に指定された今治市の加計学園グループによる「岡山理科大学獣医学部新設問題」を想い起こすでしょう 1984年以降、既存の16大学以外が獣医学部を新設することが認められなかったのに、2013年、第2次安倍内閣の下で国家戦略特区が制度化され、2016年に加計学園が選定されたのは、同学園の代表者が安倍総理とゴルフ仲間で、「総理のご意向」に沿った措置だったのではないか、との疑惑が大きな問題になったものです

この映画では、上司や官僚に必死に食い下がる一人の女性記者の姿を通して、権力を相手に闘うジャーナリストの姿が描かれています 物語の終盤で、官僚の杉原と新聞記者の吉原が、なぜ神崎が自殺しなければならなかったのかの証拠を見い出すシーンが映し出されますが、ここから、物語は架空のストーリー(つまりエンタテインメントの世界)に入っていきます 登場人物のセリフを借りれば「こんなことをやったら政権がひっくり返る」ことになります

国際NGO「国境なき記者団」の2019年「報道の自由度ランキング」によると、9年前に11位だった日本は、180か国・地域中67位までに落ちています 国境なき記者団は「『特定機密保護法』の成立によって特定の国家機密を漏らした内部告発者が罰せられることから、公務員が報道機関への情報提供を自粛する恐れが強くなった」ことを理由の一つに挙げ、「日本のメディアの自由は、安倍晋三首相が2012年に首相に就任して以来、衰えてきている」と指摘しています 幸い、原作者の望月記者のような どこまでも政府のスポークスマンに食い下がる根性のある記者がいるのが救いです こういう記者がもっともっと増えて欲しいと思います

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