16日(火)。わが家に来てから今日で1747日目を迎え、英ノッティンガム大などの研究チームが コーヒーを飲むことで脂肪の燃焼を活発にする効果がみられることを突き止め、英科学雑誌サイエンティフィック・リポーツに発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
コーヒー飲むより 脂肪だけ取り出して燃焼させた方が早くね? 志望届けが必要?
昨日、夕食に「鶏手羽元と野菜のスープ」を作りました 材料は鶏手羽元、大根、人参、玉ねぎ、ジャガイモ、ホウレンソウです。味付けは日本酒と醤油だけで極めてシンプルですが、優しい味です
昨日は、まだ風邪が抜けきらなかったのですが、いつまでも家に閉じこもっている訳にもいかないので、予定通り池袋の東京芸術劇場コンサートホールで新交響楽団の第246回演奏会を聴きました プログラムは①ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」より、プロコフィエフ:バレエ君曲「ロメオとジュリエット」より、バーンスタイン「ウエストサイドストーリー」よりシンフォニックダンスです 指揮は矢崎彦太郎です
新交響楽団は1956年に創立されたアマチュアオーケストラです 矢崎彦太郎は上智大学数学科で学んだ後、東京藝大指揮科に再入学したという異色の経歴の持ち主で、フランス音楽を積極的に紹介し、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエ、同オフィシエ勲章を受勲しています
自席は1階L列12番、左ブロック右通路側です
オケはいつもの通り、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並びです 名簿から推察するとコンマスは内田智子さんか中島美樹さんのどちらかです
1曲目はベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」より第1部「序奏:争い、騒動、大公の仲裁」、第2部「ロメオただ一人、哀しみ、遠くから聴こえてくる音楽会と舞踏会、キャピュレット家の饗宴」、第3部「愛の場面」、第6部「キャピュレット家の墓地におけるロメオ、ロメオの祈り、ジュリエットの目覚め、狂気、絶望、最期の苦しみと愛し合う2人の死」です
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」は、「幻想交響曲」「イタリアのハロルド」に次いでエクトル・ベルリオーズ(1803-1869)が作曲した3番目の交響曲です ベートーヴェンの「第九」を意識した独唱、合唱を伴う意欲的な交響曲ですが、作曲にあたり資金の援助をしたパガニーニに献呈しています
この日の演奏は、独唱や合唱を伴わない部分の楽曲を抜粋していますが、オーケストラの魔術師ベルリオーズならではの管弦楽法で、聴きどころ満載です
矢崎彦太郎の指揮で第1部の序奏に入りますが、冒頭のトロボーンとファゴットを中心とするアンサンブルが実にいい音を出していました また、第2部ではオーボエのソロが素晴らしい演奏を展開していました 「ロメオとジュリエット」というと、次に聴くプロコフィエフやチャイコフスキーの楽曲を思い浮かべますが、初めて聴くベルリオーズは彼らとは一味違った魅力に満ちており、ベルリオーズのDNAがしっかりと音楽に表れていました
プログラム後半の1曲目はプロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」「少女ジュリエット」「修道士ローレンス」「ティボルトの死」「別れの前のロメオとジュリエット」「ジュリエットの墓の前のロメオ」です
バレエ組曲「ロメオとジュリエット」はセルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)が1935年から36年にかけて作曲、1938年にブルノで初演されました 4幕10場からなる作品ですが、第1組曲と第2組曲が編まれています この日の演奏は第1組曲から1曲、第2組曲から5曲が選ばれています
コンマスが堀内真美さんに代わって演奏に入ります この曲では第2組曲第2曲「少女ジュリエット」におけるチェロのソロとそれに続くテナーサックスのソロが素晴らしい演奏を展開していました また、第1組曲第7曲「ティボルトの死」のおけるオーケストラ総力を挙げての劇的表現力は特筆に値します
後半2曲目はバーンスタイン「ウエストサイドストーリー」より「シンフォニック・ダンス」です 「ウエストサイドストーリー」はレナード・バーンスタイン(1918-1990)が1957年に作曲したミュージカルです ニューヨークの下町ウエスト・サイドを舞台に、対立する非行少年グループの間の男女の恋をテーマとした「ロメオとジュリエットの現代版」とでも言うべき作品です 「シンフォニック・ダンス」はミュージカルの中の主要なダンスナンバーを組曲として編んだもので1960年に完成しました 第1曲「プロローグ」、第2曲「どこかに」、第3曲「スケルツォ」、第4曲「マンボ」、第5曲「チャチャ」、第6曲「出会いの場面」、第7曲「クール~フーガ」、第8曲「乱闘」、第9曲「フィナーレ」から成ります
矢崎彦太郎の指揮で演奏に入りますが、「プロローグ」におけるフィンガースナップ(指をパチンと鳴らす)はもう少し音量が欲しかったと思いましたが、弦楽器奏者は右手に弓を持っている関係で左手の指を鳴らさなければならないので力の入れように限界があるのかもしれませんね 「マンボ」は金管楽器と打楽器が派手に活躍して、全員で「マンボ」と叫んだりするので御機嫌な音楽です。とても楽しい演奏でした
次回は10月13日(日)で、ドヴォルザーク特集です