11日(木)。昨日、近所のOクリニックで「特定検診」(健康診断)を受けてきました 幸い空いていたので胸部レントゲン・採血を含めて20分もかかりませんでした。行きつけのクリニックで検診が出来るのはありがたいことです
ということで、わが家に来てから今日で1742日目を迎え、芸能事務所「ジャニーズ事務所」社長のジャニー喜多川さんが9日に87歳で死去した というに報道を見てクイズを出すモコタロです
TOKYO Kinko- Kids SNAP KAT-TUN V7 青年隊 ・・ジャニーズ事務所はどれ?
昨日、夕食に「肉じゃが」と「野菜とベーコンのスープ」を作りました スープは soprano-motoko さんのレシピを参考に、具材を若干変えて作ったものです。具はトマト、アスパラガス、玉ねぎ、シイタケ、ニンジン、大根、ズッキーニ、ベーコン、ソーセージで、チキン・コンソメの素をベースに作りました
味は motoko さんのスープには勝てないと思いますが、まあまあ何とかスープとして認められる味にはなったと思います
新国立劇場の「クラブ・ジ・アトレ」から「ポイントアップサービスアイテムのご案内」が届きました これはジ・アトレ会員向けのサービスで、ポイントに応じて様々なサービスが受けられるものです
私の獲得ポイントは250ポイントです。1ポイント=10円相当です。例年のように①オペラ・演劇プログラム引換券(100ポイント✕2)と②ブッフェ&ショップ共通クーポン(50ポイント✕1)を選びました
また、これとは別に抽選アイテムがあるので、当選者数の多い(30人)「エウゲニ・オネーギン」のゲネプロ(9月29日・14時)を選びました
水谷竹秀著「脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち」(小学館文庫)を読み終わりました 水谷竹秀は1975年三重県生まれ。上智大学外国語学部卒業後、カメラマン、フィリピンでの新聞記者などを経てフリーに。2011年、「日本を捨てた男たち フィルピンに生きる『困窮邦人』」で開高健ノンフィクション賞を受賞しています
この本は「日本で寂しく貧しい老後を過ごすくらいなら、一年中温暖で物価が安く、歳の差婚は当たり前のフィリピンで幸せな老後を送りたい」として、日本を脱出した高齢者たちの行く末をリポートしたノンフィクションです
水谷氏は「プロローグ」の中で次のように書いています
「私はフィリピンに住んで11年になる。元々は『日刊まにら新聞』の記者として2004年に入社したのがその始まりだったが、以来、日本人観光客の窃盗被害や在住者の殺人、国際逃亡犯逮捕などの邦人事件の取材をする機会が増えた 被害者の多くが中高年層の男性で、フィリピンや日本のパブなどで知り合った若い女性たちがこの国との接点だった。若い女性と結婚したものの、英語もタガログ語もままならず、この国でどうやって生活をしていくんだろうか、と首をかしげざるを得ない高齢者たちもいた
(中略)一方で、フィリピンから日本を振り返った時、高齢化社会の問題に関連して日々目にするニュースには心を痛めるばかりだった。認知症による行方不明者、老老介護、介護疲れによる殺人事件、孤独死、ゴミ屋敷、高齢者による犯罪の増加、振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の横行・・・。私がフィリピンに棲み始めた11年前に比べて、水面下で進行していた問題が一気に膿のように湧き出てきたかのようだ
特に団塊の世代が65歳に突入した2012年以降にその傾向が強まっているような気がする
(中略)海外で年金暮らしを送れば、極上のセカンドライフが待っているのだろうか? 確かに物価の安さや温暖な気候は魅力的な生活条件である。しかし、海外で生活をすれば文化も言葉もこれまでとは異なる。私自身も感じていることだが、渋滞や停電、洪水などの自然災害を含め、日常生活において不便なことは多い
定年を迎えた高齢者が新しい環境に順応するのは容易ではない。とはいえ、日本で独身生活を送っていたが、現在は若いフィリピン人妻を持ち、温かい家庭に恵まれて暮らしている人もいる
豪邸にお抱え運転手、メイドを雇い、左うちわの老後を送る夫婦もいる
一方で、夢破れ、帰国した年金生活者も少なくない
そこには『極上』という美辞麗句だけでは語れない現実が潜んでいる
」
この「プロローグ」で結論が書かれているようなものですが、本書は次の7章から構成されています
第1章「寂しさからの脱出」
第2章「借金からの脱出」
第3章「閉塞感からの脱出」
第4章「北国からの脱出」
第5章「ゴミ屋敷からの脱出」
第6章「介護疲れからの脱出」
第7章「美しい島へ」
第1章「寂しさからの脱出」では、25歳のフィリピン妻と1歳4か月の息子と3人でセブ島で暮らす65歳の中澤久樹氏(40歳差!)を紹介しています フィリピンでは40歳差の結婚は珍しいことではないことが語られています
第2章「借金からの脱出」では、18歳のフィリピン妻とルソン島で暮らす50歳の吉岡学氏(仮名)を紹介しています 吉岡氏は日本で多額の借金を作ったためフィリピンに逃げて来たのでした
第3章「閉塞感からの脱出」では、68歳で単身フィリピンに渡り、メイドやお抱え運転手らと暮らす小松崎憲子さんを紹介しています 小松崎さんはフィリピンで暮らす年金生活者の草分け的な存在だそうです。この本の中に登場する人たちの中で最も成功した人と言えます
第4章「北国からの脱出」では、冬季の燃料代がままならない秋田県大館市から気候温暖なセブ島に渡った岩淵純一氏(66歳)、弘子さん(60歳)夫妻を紹介しています
第5章「ゴミ屋敷からの脱出」では、東京・北区のゴミ屋敷に住む母親(84歳)をフィリピンのセブ島に住まわせ、1か月に1度様子を見に行く森脇優子さん(58歳)を紹介しています 現代の姥捨て山か
第6章「介護疲れからの脱出」では、96歳の母親をフィリピンの介護施設に移そうかと悩む石井康夫氏(72歳)などを紹介しています 日本の老人介護施設が高額なため安いフィリピンに移そうという話ですが、高齢化が進み、年金収入だけでは生涯に2000万円不足すると言われる日本においては、極めて深刻な問題です
第7章「美しい島へ」では、セブ島にある日本人墓地、63歳の元教師・河野雅子さん(仮名)の孤独死などを紹介しています
この本を読んで思うのは、フィリピンで老後を送ろうそすれば、①資金力、②体力、③語学力の3本柱が必要だということです このうち一つだけでも欠けていたら 止めた方が良いということになるでしょう
自分のことを言えば、コンサートホールも、映画館も、書店もないところに移住するつもりはありません 3つの目標が達成できなるので