「犬山祭」は初日が試楽祭(しんがく) 二日目を本楽祭(ほんがく)と定められている
二日間にわたり快晴に恵まれることは珍しい
本楽祭は神事としての趣を昔から残している
朝の9時40分から午後3時ころまで
「針綱神社」の鳥居前で
「からくり」の奉納と
「どんでん」と呼ばれる車山の方向転換が披露され
神社の鳥居前は5時間以上にわたり
多くの観客で埋め尽くされる
13輌すべての奉芸を画像に納めるには
かなりの体力と忍耐が必要となる
特に車山の片方を豪快に担ぎ上げながら後進する様は
「犬山祭」の見所の一つ
やがてお神輿が「針綱神社」を出発して御旅所へ向かいます
「犬山祭」は「針綱神社」の行粧式である
尾張徳川家家老で犬山城主でもあった成瀬正虎公の御沙汰により
氏子が行粧の車山やねり物を出し、今日まで継承されてきた歴史ある祭りである
神が与えた男たちの試練
13輌の車山は本殿に向かって「からくり」を奉納した後
車山の片方を担ぎ上げながら180度転回し
神前に頭を下げるように後退りする
日本の神様は面白くて勇壮な行事がお好みのようである
しばらく休息の後「夜車山」が始まる
2023年4月 愛知県犬山市