「役者夕渡り」の先頭を務めるのは可愛らしい御幣使。
「翁山」の外題は「碁太平記白石噺 新吉原揚屋の場」
揚屋大黒屋の惣六は貫禄の立ち姿。
傾城宮城野の花魁道中、江戸吉原外八文字の歩き方で色気と華やかさを表現する。
新造宮里は季節感を感じられる藤色の衣装。
禿しげりは傾城宮城野の付き人を務める。
今日は後宴、役者の疲労はピークであろう、しかし彼らの芸は場を重ねるごとに上達し洗練されてくる。
まずは、お目出度い「壽式三番叟」が演じられます。
傾城とは 「一顧すれば人の城を傾け、再顧すれば人の国が傾く」 絶世の美女。
江戸新吉原は昼を欺く歓楽街。
太夫職と言う遊女の最高地位に登りつめ全盛を誇っている宮城野。
父親が代官に殺されたため姉を頼って奥州から出てきた信夫。
これは面倒な展開になりそうやな・・・
父親の死を知らされて驚き痙攣を起こす宮城野。
太夫とはいえ借金で縛られ身を売る哀れな女,父の死も知らずに暮らしていたのかと嘆き悲しむ。
惣六が現れ年季証文と吉原大門の通行手形を与え二人を出立させるのでした。 田舎娘の妹が遊女の姉と力を合わせて仇討に出る風変わりな郭のお芝居。
上の写真・・・長浜曳山まつりフォトコンテストに投稿してやろうかな(笑)
2019年4月 滋賀県長浜市