旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

おわら風の盆2018 其の十一

2018-09-16 21:15:32 | おわら風の盆

 詩情豊かな雪洞が並ぶ東新町。

 

 ここは山と水の冷気が心地よい別天地。

 

 地方衆が揃い、

 

 町流しの準備が整ったようだ。

 

 公民館前から坂下へ流す。

 

 観衆も比較的少なくいい雰囲気だ。

 

 いぶし銀の地方衆に唄い手がつづく。

 

 坂を下るにしたがって観衆も増えてくる。

 

 唄で濡れたか 夜露を着たか 鬢がほつれた 風の盆

 

 薄桃の地色に朱色の浴衣、背には折鶴が描かれている。

 

 逢えば泣く 逢わにゃなお泣く 泣かせる人に 何で泣くほど 逢いたかろ

 

 連れ弾きの三味線が愛しく奏でる。

 

しょまいかいね しょまいかいね 一服しょまいかいね 一服してからそれからまたやろまいかいね

2018年9月 富山県富山市八尾町

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おわら風の盆2018 其の十

2018-09-16 21:14:10 | おわら風の盆

 午前3時の諏訪町通り。

 

 パンフレットに深夜の町流しについては一切触れられいてない。

 

 しかし、熱心なおわらフリークなら誰もが知っている。

 

 一見観光客が帰路に就いた後、

 

 真の「風の盆」が始まる。

 

 粋人たちは流し、弾き、唄う。

 

 観衆も控えめに付き従う。

 

 三味線の間奏が流れ、

 

 哀調を帯びた胡弓がからむ。

 

諏訪町通りに整然と並ぶ雪洞、風の盆の愉楽は終わらない。

2018年9月 富山県富山市八尾町

 

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おわら風の盆2018 其の九

2018-09-16 21:12:37 | おわら風の盆

 西新町で舞台隊形演舞が始まった。

 

 続いて今度は輪踊りだ。

 

 次々と執り行なわれる行事に西新町通りはおわら一色に染め上げられる。

 

 暗闇の中から颯爽と登場する男踊り。

 

 俗に新屋敷踊りと呼ばれる男踊りは勇壮さで知られる。

 

腰を低く落とした切れ味鋭い男踊りは見応えがあり、暗闇で眺めると忍者のような凄味さえ感じられる。

2018年9月 富山県富山市八尾町

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