「攀鱗閣」の芸が始まります。
人を殺めた濡髪長五郎が帰って来た。
何を思う南与兵衛・・・
芸題は「双蝶々曲輪日記・八幡里引窓の場」
歌舞伎の舞台では通称「引窓」として度々上演される。
義理と人情が交錯する世話物の傑作。
ここは子供役者たちの熱演ぶりに注目したい。
二本差しが似合いますね。
芸が始まったのは午後の3時近く、
彼らは古式練込みを終え3時間以上曳山の舞台で待っていたが、
芸が始まればご覧のような見せ場を堂々と演じてゆく。
役に成りきり、
見得を決め、
義理と情愛が交錯する人間模様を演じ切る。
子供役者の表現力に引き込まれてしまう。
ご一緒していただいたブログ職人のdendoroubikさん、そして歌舞伎通の すぺいん人さん ・・楽しいひと時をありがとうございました。
役者絵のごとく、立ち姿も絵になります。
2016年5月 岐阜県不破郡垂井町