大寒のみぎり・・・
日陰には雪が残る。
「大徳寺」の塔頭「龍源院」です。
訪れる人も少なく、
雲間から漏れる冬の陽が、
「阿吽の石庭」を照らす。
方丈前の庭園は「一枝坦」
禅の名庭である。
手前の苔山は亀島。
西側に蓬莱山と鶴島を配す。
方丈北側には「竜吟庭」
杉苔は大海原を、石組は陸地を表す。
方丈東側には格調高い坪庭「東滴壺」
冬の禅庭は孤高の風情を見せてくれる。
底冷えの京都で、
禅の名庭を巡ってみた。
2016年1月 京都市北区