見る者を威圧する恐ろしい形相の面。
「御陣乗太鼓保存会」による公演が明治村の呉服座で開催されました。「御陣乗太鼓」の発祥地は能登半島、輪島市名舟町。
本来は奥津姫神社の大祭に仮面を被り太鼓を打ち鳴らしながら、氏神への感謝を捧げる伝統の神事。
現在では能登半島を代表する伝統芸能として各地で披露されている。
始めはゆっくり、次にやや早く、最後はもっとも早く・・・
序・破・急の三段で打ち切り、各自が自由な形で見えを切る。
面の個性を生かした芸を入れるのが「御陣乗太鼓」の見どころであり聞きどころ。
早いテンポに激しいリズム、独特の所作が醸し出す異様な雰囲気に圧倒されました。
2013年11月 愛知県犬山市