多くの観衆が櫓の前を埋め尽くした。
世の中に祭りは必要であると常日頃思っております。 そして、祭りばかを自称する愛すべき男たちがいる。
この方の衣装も近くで拝見すると実にファッショナブルだ。
芸達者な男たちの浮きだいこが始まった。
古いガイドブックには「櫓の上で三味線、笛、鉦の囃子に乗って女装した男が太鼓をたたき浮かれ踊る」と記載されている。
その独創的な仕草は全国でも例を見ないことから「天下の奇祭」と呼ばれる。
「勝山左義長まつり」の主役は男なのだ。
若者は力強くダイナミックに。
ベテランは個性豊かに味わい深く。
観衆もその名人芸に浮かれる。
櫓を下りても芸人魂が止まらない。 ついには・・・
名人!! お縄でござる!!
2013年2月 福井県勝山市