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旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

おわら風の盆2023 西新町

2023-09-18 21:05:56 | おわら風の盆

町建から二百年を数えるとのこと

 

旧町の中では比較的歴史が浅く

 

新屋敷と呼ばれる

 

昔から男の踊り手が多く、勇壮な男踊りで名高い

 

越中で立山 加賀では白山 駿河の富士山 三国一だよ

 

西新町支部の花打ち演舞が始まりました

 

中学生とは思えない艶っぽい所作

 

あいや可愛いや いつ来て見ても たすき投げやる オワラ 暇がない

 

女踊りは朱色、男踊りは水色

 

ともに中学生の踊り手である

 

青年女子の踊り衣裳は淡いピンク、オレンジとイエローの髪飾りがアクセント

 

男踊りは新屋敷踊りと呼ばれ

 

手先は切れ味鋭く

 

足を高く上げ

 

胸を大きく張り

 

ダイナミックで

 

迫力に満ちている

 

新踊りと呼ばれるステージ隊形の演舞

 

女踊りは手振りの繊細さ

 

鳥追い笠の角度は見る者の美意識によって様々

 

優しく撫でるような身のこなし

 

八尾唄どこ おわらの出たとこ 蕎麦は名物 よい紙たんと出る

2023年9月 富山県富山市八尾町

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おわら風の盆2023 東新町

2023-09-17 21:06:05 | おわら風の盆

東新町の地方衆が下りてきた はたして、どこへ向かうのか・・

 

もしかして最近話題のプレミアム席?

 

9月1日に富山市内で「三霊山サミット」が開催され、石川・静岡・富山の知事がおわら見物に八尾を訪れたようだ

 

それよりも東新町公民館前

 

地方衆の衣裳が新調されております

 

手っ甲脚絆に 紅緒の襷 可愛いやな早乙女 オワラ 風の盆

 

町流しが始まるようです

 

大丈夫! ママは近くにいるからね

 

坂の町のどん詰まり

 

世帯数の少ない小さな町内が東新町

 

越中八尾駅から一目散に東新町を目指す

 

年毎にこの道程が厳しく感じられる

 

東新町の突き当りは山が迫り

 

山を掘り抜いた水門が設置されていて

 

勢いよく流れる水音が

 

この町独特の涼感を醸し出している

 

越路に秋が一歩をしるす二百十日

 

唄の町だよ 八尾の町は 唄で糸取る オワラ 桑も摘む

 

おわら発祥の地と唄われる蚕の宮・若宮八幡社は東新町にある

 

しょまいかいね~ しょまいかいね~ 一服しょまいかいね~

 

一服してから~ それからまた~ しょまいかいね~

2023年9月 富山県富山市八尾町

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おわら風の盆2023 序章

2023-09-15 22:39:48 | おわら風の盆

北陸新幹線「つるぎ」で富山へ

 

富山駅前をLRTが行き交う

 

昼は白エビ天丼を頂き、八尾へ向かいます

 

越中八尾駅を降りると太鼓の音が聞こえてきた

 

福島支部による「出迎えのおわら」です(笑)

 

実は八尾駅前郵便局の花打ち演舞

 

福島支部によるサプライズ演舞

 

来られた~ 来られた~ ようこそ来られた~

 

下新町支部が流しているではないか

 

聞名寺の石垣下でお開きとなってしまいました

 

しまった! 出遅れたか・・

 

気を取り直して坂を登れば今町支部がやって来た

 

八尾よいとこ おわらの本場 二百十日を オワラ 出て踊る

 

昼間の町流しは子供たちと共にアットホームな雰囲気で

 

男踊りの法被は豪華だ背中の菅が存在感を主張する

 

町内の通りを唄い踊りながら流す

 

県立八尾高校郷土芸能部の部員たちの登場だ

 

郷土芸能部は八尾地域に伝わる越中おわら節の普及と継承を目的に活動

 

保存会の指導の下で踊りや三味線、胡弓、唄の練習に励んでいる

 

風の盆期間中には

 

曳山会館で開催される風の盆ステージでも観光客に演舞を披露している

 

「おわら風の盆」が始まった

2023年9月 富山県富山市八尾町

コメント (4)
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おわら風の盆2022 唄の町だよ天満町

2022-09-23 22:45:19 | おわら風の盆

非日常世界への架け橋

 

天満町は川に挟まれた三角地帯にある

 

耳をすませば井田川、久婦須川、別荘川の瀬音が聞こえてくる

 

かつては川窪新町と呼ばれた所以だろうか

 

この町に天満宮ができ明治中期に天満町と改称された

 

風の盆の三日間は紅白の幔幕と雪洞が飾られ

 

町は華やいだ雰囲気に包まれる

 

数軒置きに披露される花打ち演舞

 

町流しとは一味違う艶やかさに魅了される

 

天満宮境内に縁台が設えられ地方衆が勢揃い

 

十一支部の中で最も目立つイエローの浴衣は中学生 本番行くで~

 

三味線が出を弾きゃ 太鼓がドンとなる 手拍子揃えて オワラに しょまいかいね

 

男踊りの衣裳は黒づくめ、地方衆は白地の浴衣、雪洞の橙色が舞台を引き立てます

 

軒端雀が また来て覗く 今日も糸繰りゃ オワラ 手につかぬ

 

天満宮前で繰り広げられる隊形演舞は踊りの白眉

 

合わせの手

 

袖ふりの手

 

眺めの手

 

若手女流胡弓奏者にも魅せられますね

 

分け手

 

石投げの手

 

雁金の 翼欲しいや 海山越えて 私や逢いたい オワラ 人がある 

 

男と女の愉楽ここに極まる

 

浮いたか瓢箪 軽そうに流れる 行く先ゃ知らねど あの身になりたや

2022年9月 富山市八尾町

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おわら風の盆2022 下新町夕日の浴衣

2022-09-19 16:06:54 | おわら風の盆

井田川にかかる十三石橋を渡り

 

坂の街を上り始めると

 

左手に町の鎮守社である八幡社がある

 

下新町は風の盆期間中、この神社境内に特設舞台を設える

 

八幡社の特設舞台は踊り手の檜舞台であり最高の見せ場でもある

 

中学生女子の衣裳はピンクと白の浴衣に市松柄の帯

 

編笠は不思議だ 被れば中学生でも魅力的な女優になる、熟年者が被れば年齢より若く見えるらしい

 

雪洞に浮き出る踊り子の姿は幻想的

 

中学生男子は紺と水色の浴衣で粋な着流しスタイル

 

画像で見る限り、とても中学生とは思えない大人の雰囲気だ

 

真打の青年女子が登場

 

足元から浮かび上がる鮮やかな紅の衣裳

 

紅の夕日が舞台を染め上げる

 

優雅で幻想的な世界に観衆は酔う

 

大きなしめ縄のかかった鳥居を借景に

 

美しき舞姫が体を揺らす

2022年9月 富山市八尾町

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