福笹を丁寧に掲げ、
上品な福むすめの立ち居振る舞いに見惚れた。
それは茶道の所作のように滑らかで美しかった。
今日はえべっさんも残り福、もうけなんかいらない、小宝吉兆全部のせ、これでどや?
「よいお参りでした」 ほら、寅さんにも笑顔で福のおっそわけ。
2019年1月 大阪市浪速区
福笹を丁寧に掲げ、
上品な福むすめの立ち居振る舞いに見惚れた。
それは茶道の所作のように滑らかで美しかった。
今日はえべっさんも残り福、もうけなんかいらない、小宝吉兆全部のせ、これでどや?
「よいお参りでした」 ほら、寅さんにも笑顔で福のおっそわけ。
2019年1月 大阪市浪速区
大阪環状線の新型車両323系が新今宮駅に到着した。
恵美須町までは下町風情豊かな阪堺電気軌道の路面電車を利用したい。
大阪のランドマーク「通天閣」を眺めながら「今宮戎神社」を目指す。
年の初めのえべっさん~ 商売繁盛で笹持ってこい!!
新年を盛り上げる浪花の風物詩「今宮戎神社十日戎」です。
「十日戎」はの行事は三日間、9日の「宵戎」に始まり10日の「本戎」そして最終日11日の「残り福」
賽銭箱を覗けば高額の紙幣も・・・さすがに小切手はなかったようだ。
そして三日間の行事に華を添えるのが「福むすめ」
「福むすめ」の存在ぬきに「十日戎」は語れません。
「十日戎」で奉仕する「福むすめ」は18才から23才までの50人。
毎年3,000人を超える応募者の中からオーディションで選ばれる。
こちらの「えびす娘」も最終選考に最後まで残ったべっぴんさんだ。
残り福を求め境内を周回した。
2019年1月 大阪市浪速区
三日間で100万人を超える参詣者で賑わう今宮戎神社。
宝恵駕行列では愛嬌を振りまいてくれた福むすめが帰ってまいりました。
ずらりと並んだ吉兆。
もちろん値札など付いておりません。
福むすめの笑顔に誘惑され、ついつい大盤振る舞いになることも・・・
べっぴんさんよ、景気よく十万両ほど付けといてくれ!!
こっちは百万両やで~
「つりは要らねえよ、えべっさんの賽銭にまわしてくれ」・・・とは寅さんの粋な啖呵。
真剣な表情で営業活動奉仕活動が始まった。
領収証たのむわ~ 神様から授与される吉兆にそんなもんあるか~ アホ!!
いいえ発行します。 領収証に相当する神納証をお渡ししております。 勘定科目は寄付金でよろしいかと思いますよ。
物見遊山気分で華やぐ境内を一巡り、こちらは南花街戎講のブース。
これぞ浪花の心意気。
オッチャン!! 毎度おおきに!!
東海地方には存在しない十日戎・・・ 関西人を羨ましく思う。
2018年1月 大阪市浪速区
ミナミの繁華街を宝恵駕行列が進む。
起請文の矢を満載した鯛の練物。
宝恵駕行列には所縁の深い芸妓衆がつづく。
かつて隆盛を誇った大阪花街の心意気を想う。
今度はミズえびすばし、ミスではなくミズですから。
東の銀座、西の心斎橋と並び称される心斎橋筋商店街のトップレディ。
♪きっと来てねと 泣いていた 可愛いあの娘は うぶなのか~♪
べっぴんさんよ! 宗右衛門町ブルースを知っているかな?
行列の殿を務める福むすめ集団は往路の行事を終え、今宮戎神社の境内へ向かいます。
福むすめの笑顔は素敵だが、三日間の奉仕活動は厳しいであろう。
帰路は福むすめメンバーが交代し今宮から心斎橋方面へ進みます。
高島屋のエントランスでは福笹を授けた後に恒例の大阪締め。
「打ーちまひょ」 パンパン 「もひとつせ」 パンパン 「祝おうて三度」 パパンパパン 粋なものです。
元禄時代から続く伝統の宝恵駕行事、小雨模様の戎橋を渡り南地大和屋跡を目指す。
2018年1月 大阪市浪速区・中央区
歌舞伎の外題「戎詣恋釣針」といえばユーモアに富んだ舞踊劇。
大名と太郎冠者が恵比須様に詣で釣り竿で美女を釣り上げる物語。
そこで、寅さんは釣り竿をカメラに持ち替え、美女を求め今宮戎神社へ。
いきなり、超べっぴんさんの登場だ。
福の女神と讃えたい、この艶やかさ。
訪れたのは1月10日の本戎、お目当ての宝恵駕行列が始まりました。
福むすめは容姿端麗で遊び心も持ち合わせてないとね。 お願い! 遠方から訪れた寅さんに目線と微笑と福を!
注文多いな~ よっしゃー!! そんなら、最後までついた来なあかんで~!!
2019年1月 大阪市浪速区・中央区