今冬の鍋シーズンもそろそろ最終章に入った感がするが、今シーズンの特徴・将来を予兆するデータなどを紹介したい。特に昨今インターネットや通販などの新しい流通チャンネルが台頭すると共に、地域性が薄れ、又新グルメ情報・流行のスピードが速まるなど食文化に大きな変革が起こっていると云える。
最近のアンケート調査結果によると、「すき焼」に続く、人気鍋の第2位は「キムチ鍋(チゲ)」で、世代別では20、30代に「キムチ鍋」の人気が高く、「すき焼」を抜いて、好きな鍋のトップになったと云う。

写真は、辛そうな典型的「キムチ鍋」。
辛いものが苦手でも、「キムチ鍋」の具を「すき焼」のように生卵に通して食べると、辛さが半減し、まろやかに美味しくいただけるとのこと。一度お試しあれ!
昨今の健康志向ブームで、辛くて熱い「キムチ鍋」は、発汗作用、食欲を増進させる効果などが見直され、人気上昇中。
続いて3位は調理が簡単で、野菜をたっぷりと食べることができるという理由から「水炊き」で、「おいしいポン酢があれば、何でも水炊きにして食べることが出来る」ことから、「水炊き」は「ポン酢」好きからも高い支持が集まっていると云う。

写真は、これぞ水炊きの好サンプル。
「水炊き」は自宅では、鶏ガラスープに鶏肉・野菜・豆腐などを入れて食べる鍋料理。
しかし本来の「水炊き」の食べ方は、最初に鶏の旨みが溶け込んだスープに薬味などを入れて飲み、そのあとで、 鶏をぽん酢でいただくとか・・・・・。
写真などで紹介されている「水炊き」は、白いスープに鶏がごろごろと入ったシンプルな鍋に見える。
慶応年間にその起源を持つ「博多水炊き」が本場で、その後各地に広がったと云う。
鶏・野菜などを食べ終えたら、さらりとした雑炊で締めくくるのが通例で、油分もほどよく落ち、大変ヘルシーな料理として、女性に大好評。

写真は、ヘルシーそうな「豆乳の寄せ鍋」。
「水炊き」に続く鍋料理が、お馴染みの「寄せ鍋」で、昆布と鰹節の出汁がベース、これに酒・みりんに、塩・醤油などで味を調えてスープを作る。
ここに野菜・練り物・魚貝類など入れてにぎやかに食べるもの。
「お鍋」の締めくくりは、人気1位が「雑炊」で、「冷凍庫の残りご飯を、ここで一気に処分。関西風の昆布だしをたして、あっさり風味の雑炊に仕上げ、溶き卵と大量の刻みねぎを添えると、老若男女に大人気。
「寄せ鍋」は、自宅では冷蔵庫の残り物を処分する絶好のチャンスとして、家庭の主婦には大助かりで、しかも低カロリー・ヘルシーと申し分ない。
又体も心もポカポカにする「お鍋」は、日本の冬に欠かせないメニューであることを再認識させられた。

写真は、秋田県の専売特許品「きりたんぽ鍋」は東北人に大人気。
そして近年、産地直送通販・インターネット販売などで、ローカル色豊かな鍋物が全国規模で大流行し、例えば秋田県が発祥地と云われる「きりたんぽ鍋」は、比内地鶏のだしに、野菜を入れ、最後に焼いた「きりたんぽ」を入れる郷土料理として名を馳せた。


写真は、北海道にはなくてはならない「石狩鍋」及び九州ならではの「もつ鍋」。
北海道では鮭を主食材とした「石狩鍋」、九州では“牛もつ”のほか、ニラ、キャベツたっぷりの「もつ鍋」。


写真は、関西で大人気の「ふぐちり鍋」と「かにすき」のサンプル。
関西では定番の「ふぐちり(てっちり)」・「かにすき」は、関東では馴染みが薄いそうだが、瀬戸内海や日本海側からの流通・輸送も容易である近畿地方で人気の高さが際立つ。

写真は、大阪名物クジラのハリハリ鍋。
大阪でもう一つ忘れてならないのが「ハリハリ鍋」で、主役である水菜の歯ごたえの擬音から“ハリハリ”と呼ばれるようになったと云う。
京都の水菜・和歌山のクジラ又は河内カモ・大阪の菊菜・難波葱・田辺の大根などが加わると、何ともローカル食材満載の贅沢な一品。
このように、その土地ならではの名産品が「お鍋」の具にも反映され、郷土料理として地元に定着しているだけでなく、全国規模で流通し、食されている。
流通革命の恩恵は、食文化の地域格差・垣根を限りなく取り外す効果が現われつつある。「けっこうでんな!」
最近のアンケート調査結果によると、「すき焼」に続く、人気鍋の第2位は「キムチ鍋(チゲ)」で、世代別では20、30代に「キムチ鍋」の人気が高く、「すき焼」を抜いて、好きな鍋のトップになったと云う。


写真は、辛そうな典型的「キムチ鍋」。
辛いものが苦手でも、「キムチ鍋」の具を「すき焼」のように生卵に通して食べると、辛さが半減し、まろやかに美味しくいただけるとのこと。一度お試しあれ!
昨今の健康志向ブームで、辛くて熱い「キムチ鍋」は、発汗作用、食欲を増進させる効果などが見直され、人気上昇中。

続いて3位は調理が簡単で、野菜をたっぷりと食べることができるという理由から「水炊き」で、「おいしいポン酢があれば、何でも水炊きにして食べることが出来る」ことから、「水炊き」は「ポン酢」好きからも高い支持が集まっていると云う。

写真は、これぞ水炊きの好サンプル。
「水炊き」は自宅では、鶏ガラスープに鶏肉・野菜・豆腐などを入れて食べる鍋料理。
しかし本来の「水炊き」の食べ方は、最初に鶏の旨みが溶け込んだスープに薬味などを入れて飲み、そのあとで、 鶏をぽん酢でいただくとか・・・・・。

写真などで紹介されている「水炊き」は、白いスープに鶏がごろごろと入ったシンプルな鍋に見える。
慶応年間にその起源を持つ「博多水炊き」が本場で、その後各地に広がったと云う。
鶏・野菜などを食べ終えたら、さらりとした雑炊で締めくくるのが通例で、油分もほどよく落ち、大変ヘルシーな料理として、女性に大好評。


写真は、ヘルシーそうな「豆乳の寄せ鍋」。
「水炊き」に続く鍋料理が、お馴染みの「寄せ鍋」で、昆布と鰹節の出汁がベース、これに酒・みりんに、塩・醤油などで味を調えてスープを作る。
ここに野菜・練り物・魚貝類など入れてにぎやかに食べるもの。
「お鍋」の締めくくりは、人気1位が「雑炊」で、「冷凍庫の残りご飯を、ここで一気に処分。関西風の昆布だしをたして、あっさり風味の雑炊に仕上げ、溶き卵と大量の刻みねぎを添えると、老若男女に大人気。

「寄せ鍋」は、自宅では冷蔵庫の残り物を処分する絶好のチャンスとして、家庭の主婦には大助かりで、しかも低カロリー・ヘルシーと申し分ない。
又体も心もポカポカにする「お鍋」は、日本の冬に欠かせないメニューであることを再認識させられた。

写真は、秋田県の専売特許品「きりたんぽ鍋」は東北人に大人気。
そして近年、産地直送通販・インターネット販売などで、ローカル色豊かな鍋物が全国規模で大流行し、例えば秋田県が発祥地と云われる「きりたんぽ鍋」は、比内地鶏のだしに、野菜を入れ、最後に焼いた「きりたんぽ」を入れる郷土料理として名を馳せた。



写真は、北海道にはなくてはならない「石狩鍋」及び九州ならではの「もつ鍋」。
北海道では鮭を主食材とした「石狩鍋」、九州では“牛もつ”のほか、ニラ、キャベツたっぷりの「もつ鍋」。



写真は、関西で大人気の「ふぐちり鍋」と「かにすき」のサンプル。
関西では定番の「ふぐちり(てっちり)」・「かにすき」は、関東では馴染みが薄いそうだが、瀬戸内海や日本海側からの流通・輸送も容易である近畿地方で人気の高さが際立つ。


写真は、大阪名物クジラのハリハリ鍋。
大阪でもう一つ忘れてならないのが「ハリハリ鍋」で、主役である水菜の歯ごたえの擬音から“ハリハリ”と呼ばれるようになったと云う。
京都の水菜・和歌山のクジラ又は河内カモ・大阪の菊菜・難波葱・田辺の大根などが加わると、何ともローカル食材満載の贅沢な一品。

このように、その土地ならではの名産品が「お鍋」の具にも反映され、郷土料理として地元に定着しているだけでなく、全国規模で流通し、食されている。
流通革命の恩恵は、食文化の地域格差・垣根を限りなく取り外す効果が現われつつある。「けっこうでんな!」
