ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

元気が元気を産むライフスタイル  アイデア広場 その789

2021-01-12 19:40:12 | 日記


 アイデアの作り方は、組み合わせが基本になります。日本の良いところと韓国の良いところ、もしくは日本に足りないもので、韓国に余っているものを組み合わせれば、アイデアが出てきます。たとえば、韓国には灯油基地があります。日本にも北海道や秋田にあります。九州の方は韓国から輸入したほうが、速いという利点が生じます。利点があれば、それを利用することになります。このようにして、アイデアができるわけです。ある本を読んでいたら、新しく作ったアイデアを2つ組み合わせると、もっと面白いアイデアが出てくるという記述がありました。確かに、その記述には納得できるものがありました。さらに、その新しいアイデアを3つ組み合わせてくださいとありました。そしてアイデアの組み合わせを4つ、5つと増やしてくださいとあるのです。ここまでくると、困難になります。そこで、グーグルの最初のサイトには、ウイキペディアがほぼ載っています。その最初のサイトに載っている私のブログを3つ抜きだし、それを組み合わせて、作ってみたのが今回のブログになります。
 生産性の高い職場で働くことは、楽しいものです。できれば、働くことが社会に貢献していることが実感できればより楽しいことでしょう。一般的に、職場の医療体制は、メタボなど身体的な病気の予防に力点をおく企業が多くなります。社員への運動の奨励などによって、欠勤による損失、出勤時の生産性低下を防ぐことを狙いとしています。この対策では、健康で元気に働いている社員へのモチベーショへの配慮が欠けるようです。生産性の高い仕事を確実に継続するためには、社員のポジティブメンタルヘルスに着目することが求められます。一般の社員のいきいきした生産的な労働は、今までの健康管理の外側におかれてきたようです。企業における医療は、生産性の損失を予防するだけでなく、より積極的に生産性を向上にすることを狙いにすべきです。たとえば、元気なシニアをより元気にすることが、医療費節約や介護費の節約になることは明らかになっています。要介護者にばかりお金を投資することは、社会的に損失という面があるということです。
 仕事をする目的は、よい製品を作ること、よいサービスを提供することになります。少しでも、ルーティンワークが楽しくなるように工夫をしたほうが生産性を上げることになります。工夫の一つに、休日出勤のメリットがあります。「仕事の在庫」を抱えたまま日曜日を過ごしても、月曜日からの仕事が大変になるだけです。大変だとわかっていれば、心理的に苦痛になります。人のいない職場で、集中して仕事をこなすことは効率が上がります。不必要な外からの刺激が遮断され、自分のペースで仕事がはかどります。自主的判断がなければ、仕事に誇りが持つことができないものです。仕事に誇りが持てなければ、仕事の質も低下していきます。生産性が高く安全確実という仕事を、「継続できた」という視点で評価する仕組みもあります。「しない、できない」だけでは、良い仕事とは言えません。現場の創意工夫と臨機応変な対応が奨励されます。仕事に誇りを持って働くようにする仕組みができると、生産性の高い職場になるようです。そのための社員の個々人の多様なニーズを、企業はくみ取ることも大切になるようです。
 高齢者の意識の高まりの流れに沿った企画立案は、日本でも盛んに作られています。その一つに、車いす利用者に対して、全日空(ANA)が中心になって開発した「ユニバーサルお出かけアプリ」があります。このアプリは、駅構内図を表示してエレベーターの位置が見られます。お出かけアプリは、乗車をサポートしてくれる駅係員の手配の仕方も確認できます。このアプリは、車いす利用者に合った旅程を作成してくれるのです。このスマホアプリは、直感的に理解でき操作しやすいデザインに作られています。GPSを備え、トイレの位置を瞬時に把握する機能を備えた優れものです。このようなアプリと電動車いすの組み合わせの実証実験が、欧米では先行しています。これらの国では、空港内を電動車いすが自動走行する実証実験を進めているのです。ここで成功事例が確立すれば、このスタイルを次の地域、さらに次の地域と当てはめる流れになるようです。体が少し弱ったが、意識の高い高齢者層をターゲットにした市場開拓が行われているわけです。お出かけアプリを、より効率的に実現する高性能の電動車いすなどのハード面の製品開発も求められるようです。
 その要望に応えるかのように、日本のある企業が高性能の電動車いすを開発しました。このウィルという車いすは、1台45万円と高額です。この車いすは、弱い立場の乗り物という従来の概念を打ち破りました。この電動車いすは、高いデザイン性と歩道の段差を乗り越えられる優れた走行性能が強みになっています。ウィルは、操縦レバーを倒すだけで、360度動き回れるのです。このような高性能を持つ車いすで、アプリの実現性を高めることも可能でしょう。体の不自由なシニアが、元気なころの動きを取り戻すことにワクワク感があるようです。体が弱っても、自分のやりたいことが自由にできるツールは貴重なものです。この企業は、この高性能の車いすを日本だけでなく、中国で販売したいと野心を燃やしています。中国は、2020年に1億7000万人いる65歳以上の人口が2060年には2.3倍の3億9000人になるとされています。中国では高齢化が急速に進み、電動車いすは成長市場になりつつあります。その高齢者4億人の1%を顧客にすることができれば、400万台の高級車いすの市場が生まれるわけです。できれば、中国の国内事情にあったアプリと車いすで、より自由で行動範囲の広い可能性を実現したいものです。中国には、優れた位置情報を発信するインフラが整いつつあります。そんな新しいインフラを、有効に使えるソフトとハードを作っていけば、中国市場でもビジネスチャンスになります。
 欧米でクリスマスに家族で旅行する場合、高齢者や要介護者は、介護施設にお願いする家庭もあります。施設に預けるのは、お金がかかります。介護施設より、クルルーズ船の方が安いといわけです。そのためでしょうか、船の旅行では、要介護の方の利用も増えるようになりました。クルーズ船のキャビンスタッフは、世界各国からきたプロのホテルマンです。彼らは、プロとしての教育を受けた人たちになります。キャビンスタッフは、接客態度も丁寧、そのスキルも持っています。ここに、一つの高齢者や要介護の方をターゲットにした、ビジネスの図が浮かび上がります。要介護の方でも、高性能車いすを自由に操作し、排泄などを気にすることなく、自由に買い物や旅行に行く環境は整いつつあります。それを助けるハードとソフトのツールも、必要に応じて作られています。要介護者の方が個々に要望するものに対して、多様なサービスを用意するわけです。多品種少量生産の要領で、その要望を満たすことができれば、ビジネスチャンスになります。もちろん、費用対効果を分析したうえで、お互いがウインウインになるサービスの提供と受け入れになります。
 一般に、7つの基本価値を持つことこそが、豊かな社会でのよい暮らしにつながるといわれるようになっています。現代社会は、健康、安定、尊敬、人格、自然との調和、友情、余暇の7つの基本価値があるようです。これらの価値を、多くの人たちが享受できる社会の在り方が望ましいわけです。社会的弱者を取り残さないという価値観が、本当の豊かさを実現する原動力といえるものです。超高齢社会や少子化社会では、生活環境をITCやIoTによって整備していく必要性は高まってきます。医療や介護の現場ではロボットが介助の作業を補助していくことに期待が寄せられています。この作業はロボットがやることになりますが、高齢者自身が操作するスキルを磨いたほうが、充実した生活を送ることができます。
 スキルを磨くには、学習が必要です。スマホの機能は、たくさんあります。でも、それを100%使いこなせる高齢者は、少ない現実があります。せめて、自分に必要な機能を覚えて、使いこなすようになれば、便利な生活を送れるようになります。さらに覚えれば、楽しい生活を送ることができます。イノベーションの進む社会で、生活水準を向上させていくためには、IT技術を使いこなす学習が必要になります。個人間で「学習の」に差があれば、それは所得格差の拡大という事象までに及んでしまいます。便利で楽しい生活には、元気が必要のようです。元気は、健康な健常者だけでなく、障害者の方にあります。元気に過ごすためには、元気の中で仕事ができる職種や職場を選ぶことになります。職場も、社員が元気で働ける環境を整えることが、生産性をあげることに繋がります。多くの人々が豊かさを享受するには、社会的弱者が新技術に取り残されないようにする学習が不可欠のようです。