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遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

腕?が痛い

2008-03-24 14:59:19 | Weblog
3月24日
 ここ二週間、腕?手?が痛い。当然左手、腕なのだが。
 最近、指を使う機会が以前に比べると数倍に増えた。それというのも、それだけ使えるようになったためだ。使えば、新たな使い方が増える、それも鼠算的に、使うバリエーションが増えれば、指だけでなく手首、肘、肩も自動的に使う回数が増える、また新規の使い方も増えている。それに対応するために脳もフル回転している。早く対応しようと軋みも増える。それで腕というか手が痛い。筋肉的な痛さではない。だから痛くても普通に動く、動くけど痛い。我慢できないほど痛い時もある、けど私はそれでも動かす。乗り越えるにはそれしかない、と思っている。
 一番痛い箇所は、前腕です。指を動かす場合、前腕の筋肉が動く。今、求められているのは指が独立して動くこと。薬指を単独で動くようにしたい。前腕は悲鳴をあげている。それでも私は止めない。それが、普通の使い方だから。指が動く時手首や肘や肩はサポートする中途半端な格好でするためそれぞれに負担が掛かる、それらも新規の格好だから、神経回路の作成を余儀なくされる。だから私の左手は痛いと言っている。ここは、どうしても超えなければならない大きな峠、向こう側に行かなければならない、戻ることは許されないのだ。どのくらい高い峠なのかもわからない、どのくらい長い峠かもわからない。深い森の中をロウソク一本の灯りをたよりに歩いているようです。誰も教えてくれません。私は冒険者!!どういう状況なのか誰も聞いてくれません、だから、どこを探しても回復過程の資料はありません。リハビリの療法士も知らないのです。
 先日、養老孟司氏の対談集を読んでいたら筋肉の話が出ていた。以下養老氏の説明「筋肉が収縮して力が出ることを説明しようとすると、どんどんわからなくなるのです。どうやって力になり、どのように伝わるのか。なぜ筋細胞がキュッと収縮しても、ほかのところと切れてしまわないのか。筋細胞の壁から外はどうつながっているのかと。踏み台からピョンと飛び下りたとき、身体のどこにどのような力がかかっているかでさえ、簡単には計算できない。ものすごい力がかかっているとなれば、こんな関節の細胞そのものはつぶれないのかとか。このように、力の伝わり方、わかったようようでわからないのですよ。」と、対談者と話をしている。
 わたしは、半身麻痺になり、麻痺した手や足を動かした時、筋肉が動かないのに手や足が動いた。ベットサイドに座って足を伸ばした、四頭筋が収縮するはずだが、四頭筋は全く動いていなかった。四頭筋を指で押すと、正常な右足は弾力があったが左側は弾力はない。ただ、肉があるだけだった。三年を過ぎた今では、左の四頭筋も筋肉になっている。しかし、筋力は同じになっていない。筋力が回復するには、大変な時間を要するのですね。左手も同様ですね。
 50cmくらいの棒を左手で振り下ろす。健康な人には簡単なことです。私も右手ではやれば簡単なことです。左手で行うと、振り下ろす途中でブレーキが掛かった感じになっていた。今では、ブレーキ感がなくなり、スーッと下まで降りおろせるようになった。まだ、真っ直ぐには振り下ろせない、どうしてもカーブを描くのです。進歩はしています。

 
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