遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

左手の回復(悲しくなります)

2009-06-30 11:04:11 | Weblog
6月30日
 思えば、2年前の8月、左手の指の関節がバリバリと言うような感じで動いた
時、回復すると確信しました。あれから1年と10ヶ月になろうとしていますが、
以前よりも回復はしましたが、完全には至っていません。
 完全とは、昔と同程度を目標にしています。
 私の目標とは、
① 昔のようにギターを弾けること
② 昔のように笛が吹けること
なのです。
 音楽と戯れることが、私の人生において一番楽しいことなのです。
 そのためにリハビリを続けてきました。
出来たと思う瞬間は多々ありました。ですが次の瞬間に新たに出来ないことが
現れるのです。(何が出来ないのかが見えるのです)
つまり、「もぐら叩き」、「いたちごっこ」この連続なのです。
その都度、練習の内容は変化していきました。が、気が付くと基本練習でした。
大きな、長い螺旋階段をゆっくりと歩いているようなのです。下を見れば去年
やっていたことが、すぐ下に見えます。違いの差はわずかです。
 上を見上げれば、果てしなく続いており、霞んではっきりと見えないのです。
現状は
・指を動かせば、5分くらいで誰かが邪魔をするようになります。
・動きますが素早さがありません。
・各関節が独立していません。
手は足と違って、無意識で動かす機会が少ない。足は歩けば動かざる負えません。
私は右手が利き腕なので使いにくい左手を無意識使うことが非常に少ないのです。
以前に比べれば、長い時間使うようになりました。進歩は進歩です。ただ、どのく
らいやれば回復するかが全く判らないのです。明日なのか?一ヵ月後なのか?
一年?三年?十年?何時?回復するの?
 手の回復が難しいのは、個の回復だけでなく、手全体で連動して動いているからなのでしょう。
いつも右手と比較しながら動かしています。
・グーパーを連続して行います。
 左手はグーパーをしますと手首も動きます。右手は動きません。
 手首が動くと肘が揺れます。右手は動きません。
 左手は肘が動けば肩がなんらかの形でサポートをしています。
 グーパーをするだけで数箇所が動いているので早く動かすと対応できなくて
動きが鈍くなるのです。
 そして、肩に痛みが現れるのです。筋肉痛ではありません。神経的なものでしょう。
 やらねば動くようにはなりません。同じことを長い間やっても回復はしません、
戻ることもあります。絶えず進歩するように、速く動かせるようにと又長時間できるようにと。
 止めたらそこで回復とオサラバになります。それだけは判っています。
 私程度に回復すると病院では処方が難しいようです。ある程度まで回復された
方達は病院でリハビリに励んでいる方は少ないと思います。私はPTから三年で
卒業させられました。ですが、今でも足は完全ではありません。自分でリハビリを
続けなければなりません。バドミントンは私の足のリハビリなのです。
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2009-06-24 13:07:14 | Weblog
6月24日
 先日、久しぶりに会った知人から言われた「顔付が変わったね」と。
 四月頃から顔の左側がムズムズしていた。やっと出番が顔に廻って来たかと、
思っていたところだった。
 現在もムズムズしている。特に左目の目尻付近と唇の左端付近。
顔も動きが小さいので麻痺していないのではと思っているかもしれないが、
ちゃんと顔の左半分は麻痺していて動きません。当然、唇も動きません。
当初、食べたり飲んだりすると、ポロポロと食べているものがこぼれました。
飲んだものもポタポタとこぼれました。自分の意識の外で発生しました。
他人は気を付けてと言いますが、意識の外の事なので、自覚症状はありません。
注意しなさいといわれても、出来ないのです。
 顔のリハビリをと、お願いしても、処方はありませんと言われ、まったくの
患者まかせなのです。途中で百面相の練習なんかをしましたが、長続きはせず
何もしないままでした。それでも徐々に顔付が年々変わっていきました。今、
五年目です。やっと出番が来たようです。鏡を見ながら百面相の練習をしますと
顔の皺が左右似て来ました。以前は、顔の左側の皺が極端に少ないのです。
顔の筋肉が動かないので皺もできないのです。笑っても顔の左半面が引きつったようになるみたいで、笑うのが厭でした。最近は、そうでもない様なので、少しですが安心して笑っています。顔の麻痺は何時頃回復するのでしょう?
 脳梗塞による半身麻痺は、本当に半身が麻痺しています。見えて判るのは手足
ですが、動きが見えないものも麻痺しています。腹筋も背筋も、筋肉というもの
すべてが。だけど筋肉が悪くなったわけではないのです。脳から指令がこないので
動かないだけです。だから脳を動かせば動きます。脳を動かせるのは患者本人だけです。但し、動かせても筋力がありません。手や足は重いのです、その重さに負けて諦める方が多いと思います。動かそうと思っても動かない、と。そこで諦めると
もう動かせなくなるでしょう。手や足は重いのです。重いと覚悟を決めて動かすのです。全身の力を結集して。私は自分の力で足を持ち上げました。足一本が100Kg位に感じられました。手一本は50Kg位でしょうか。一日に何度も出来ません。せいぜい午前と午後に一回くらいでした。エネルギーの消耗が激しいのです。
それほど重いのです。脳からの指令が届くようになれば紙切れよりも軽いのです。
どうしてこのように軽くなるのでしょう?
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