遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

13日のあれから

2010-12-18 22:34:10 | Weblog
12月18日
 15日と17日のバドミントンはとても調子がよかった。
以前より動きが良くなっていた。おかげで、今日は筋肉痛を感じてしまった。
動きが良くなったので、以前より運動量が増加したようだ。
 嬉しがってもいられない、というのは、今まで使われていなかった筋肉が
使われる可能性もあるし、関節等への負担の増加もある。急激に増加するので
、身体が壊れる心配もある。小さな兆候も感じている。当分の間、運動量を
少なくすることに決定しました。
 本日の午後になってからですが、左手の人さし指と中指の指先にジンジン感を
急に感じるようになりました。今日は木管アンサンブルの練習日(午前中)でした。
調子はよくありませんでした。昨日の自己練習の時は、まあまあの調子だったのに、
練習の内容を変えるべきかと悩んでいたところでした。
今までの訓練の効果が現れてきたのではと、淡い期待(実は大きな期待)が膨らんで
います。が、どのような形になるのか、全くわかりません。
 今、脳は前頭葉と左脳の側頭葉が鉢巻みたいなもので締められているような
感じがしています。額の右端っこと右耳付近が強く締め付けられている感じです。
なにか情報のやりとりをしている感じです。
今からどうなるのでしょう?
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リハビリで効果が上がらないと苦しんでいる貴方へ(つづき)

2010-12-13 13:37:42 | Weblog
12月13日
 前回は、昼食時間になり中断となりました。その後わたしにとって
大きな変化が現れました。
 あの日、昼食を告げられた頃から、脳が何かを始めました。ムズムズというか
ジンジンというか、いつもとは違う感じが左脳の後頭部に発生したのです。
このようなことは初めてではありません。リハビリを始めた頃から度々発生
しています。ムズムズしたり或はベールで包まれたりとか。
 このような事を医療側へ言ったことはほとんどありません。言っても
何の対処もしてくれないと直感的に思っていたからのようです。また、何の
対処法もないと思っていました。言ったとして「そんなバカなこと言って」
なんてと、思われるのも厭だし。
 リハビリをやってる貴方もこのようなことは、多分、経験しているでしょう。
 食事を始めると脳のムズムズ感ははっきりしてきました。食事が終わったら、今日は
バドミントンの日、準備をしなければなりません。「ちょったヤバイかな」
と、思いつつ食事をしました。食事を終わってから、着替えを始めました。
脳はムズムズを続けています。きっと血圧も高いと思いました。きっと上は
180は行ってると思いました。脳は何かをやってる。私の意志とは関係なく、
ご主人様の意向も聞かず勝手に。結局、脳の勝手に負けて?本日のバドミントンは
中止にしました。それで昼寝に変更し治まるまで寝ることにしました。
寝たまま脳の動きを監視しました。2時間くらい左脳の後頭部がムズムズを
続けていました。その後、前頭葉にムズムズが移動しました。始めは左脳部分
、その後右脳部分へ拡大していきました。その後右脳の中心部がピリピリ感を
伴う感じのムズムズとなりました。この時、左脳後頭部のムズムズは無くなって
います。他にも多少の動きはありますが、主な動きは以上の通りです。
始まってから終わりまでは大体五時間程度でしょうか。その間、私は布団の中で
横になって脳のショーを楽しんで?いました。その日は夜もバドミントンの日
でしたが、キャンセルしました。
 このような事が、この六年間で何回あったことでしょう。
 最初の頃は、救急外来へ飛び込みました。三回ほど。検査しても異常なしでした。
数時間すると、血圧も下がっていました。逆に突然の血圧上昇に耐える血管、身体に
しなければならない、と今は思っています。
 そしてこの日はいつものように夕食を摂り、いつものお酒を飲んで終わりました。
 次の日、いつもの日課にしている、「階段2段の昇り降り」をしました。
あーら、不思議とまではいきませんが、左足の着地の音が、前日とは全然違いました。
時々は、右足と同じような音がします。全体的に、昨日の音より格段に小さな音に
なっていました。このような事は、部外者にはなかなか判りません。自分で確認
し、「ニヤッと」ほくそ笑むのです。ちょっとだけ喜んで、次の課題へ進むのです。
音も無く忍者のように走りたい、歩きたいに向かって。
 脳梗塞になり、左半身麻痺になって、私は人間の身体の精巧さ、すばらしさを
しりました。そして脳のすばらしさを。
 脳に己の意志を伝えれば発展していくものだと。次に伝えるものが無くなれば
脳は衰えてゆくのだと。伝えるにはそれだけの努力が必須ですし、伝えられたことに
脳は抵抗します。それに打ち勝つ意志があってはじめて、脳に伝わる。
 リハビリで苦しんでる貴方へ
 動かなくなった手や足は、絶対動くようになります。動かそうとする意志が
あるかぎり。
 医療側は、動かないという先入感が強くて、リハビリをしても動かないと思っている
人が大多数を占めています。
 リハビリは貴方自身が行うのです。医師や療法士が行うものではありません。
貴方自身が行うものなのです。
 「何をすれば良いのかわからない」という方もいるでしょう。
医療側も、判らないのです。判っていれば、リハビリで苦しむ人はいないでしょう。
 「貴方は何をしたいのですか?」「手や足を動かしたい」「寝たままでは厭だ。
立ちたい」いろいろあるでしょう。
 「やりたいことをする。」これが一番です。
 寝たままの人が、直ぐに立つのは無理でしょう。まずは、寝返りをするでしょう。
それから手を着いて座ってという手順になると思いますが、そこは自分で考えて
ください。
 今の自分に何が必要なのか。自分で考えるのです。考えるだけで幾分かは脳に
伝わります。脳もなんとかしようとするでしょう。他人は何かヒントをくれるでしょう。
でも、するのは貴方だ、貴方自身なのです。
 リハビリで歩く訓練をみました、以前。
 足先を動かして歩くというやり方でした。違う、と思いました。
 私も指が動けば手も動くと思い、先ず指を動かす努力をしました。
ところが、指は動くが手首や肘や肩が動かない、つまり手は動かないが指先だけは動く
患者さんがいたのです。そこで私は気づきました。いくら指が動いたとて、指が必要な場所へ
無い限りは何にも出来ないのだと。指が動くには手首がしっかりと保持する必要がある。
手首が必要な動きをするには、肘がしっかりと動く必要がある。同じように肘が自分の
役目を果たすには肩がしっかりと動く必要がある。つまり指先の動きが必要ならば
肩がまず動く必要があるのです。
指の訓練をしていても肩は動きません。手としての機能は肩から始めることが必要なのです。
最終目標は指先の動きです。手は指先が動いて始めてその機能を発揮します。指先から
やりたくなりますが、先ずは手本体、肩から動かすことです。
 私は、仰向けに寝て手を上げました。上げようと思えば上がります。ただし、とてつもなく
重い、本当に重い。私の手は動かないので、筋力が無い。それに左半身の筋力も無い。
脳の抵抗もある。だから重い、考えつかないほど重い。それでも上げなければ、動くようには
ならない。
 足の話が手になってしまいましたが、足も手と同じと言いたいのです。
 私は足も自分の力で上げました。とてつもなく重いものでした。自分の足が
こんなにも重いものとは思ってもいませんでした。100Kgにも思えました。
自分で足を上げたことにより、リハビリが円滑に進みました。
 その後のリハビリが自分の意志で行えたので、脳へ私の意志が確実に伝わったのです。
 脳梗塞による半身麻痺は、手足の筋肉が壊れたのではなく、手足を動かす脳細胞が
死んだのです。死んだ脳細胞は再生されます。が蓄積していた手足を動かすデータは
再生されません。必要なデータは患者自身が伝えねばなりません。赤ちゃんがしたのと
同じように。
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リハビリで効果が上がらないと苦しんでいる貴方へ

2010-12-10 10:19:46 | Weblog
12月10日
 今日の私は調子がイマイチだ。昨日は今日より良かったのに。
 リハビリは、いろんな凸凹のある長い、ながーい螺旋状の坂道を
ゆっくり登っていくようなものです。苦しいから、といって止めると
登りの坂道は下り坂になってしまいます。だから、坂道に挑戦しながら
リハビリを続けることしか道はないのです。
 私は今、我が家の階段の二段の登り降りを毎日20分行っています。
一ヶ月半になります。今日は今までで一番辛かった。足が思うように
上がらないのです、左足が。
 これを始めたのは、夏場暑くて運動不足だったこと。(暑くてもバドミントンは
しましたが、水分補給等が異常で体重や血圧が高止まりになってしまった)
定常的な運動(散歩など)をやらなかったためだろうと、勝手に判断しました。
それで、暑さが和らいだのを見計らって始めた訳です。
始めてみると、左足が上手に動いていないことが、はっきりわかりました。
着地したとき、右足と音が全く違うのです。右足は、ほとんど音もなく着地
するのですが、左足は、「ドン」となるのです。
 右足との違いは、指の働きです。左足は全く働いていません。当然、右足は
働いています。が、それ以外にも何かあると思います。
 指のことを気にしながら続けてきました。左足は、拇指球のところがマメみたいに
厚く、また多少硬くなっています。そのマメみたいなものが移動し始めたのです。
今は、中指と薬指の中間あたりにあります。ということは、親指以外は使っていなかった
ことなのか、と思いました。
 最近は、音が変化してきました。音が小さくなってきたのです。
 しかし、ここからが正念場なのです。
何故かって、抵抗勢力が牙をむき出すからです。
抵抗勢力は、誰だ??
「現在の私自身の脳です」(何度も言っていることですが、壊れたのは脳であって
筋肉ではないと)
脳は現状の状態で私を動かしています。その現状に不都合があるから、私は改善しようと
している。つまり、私は脳に改善を要求しているのです。他人が要求しても脳は何ら対応は
しないでしょう。私が、この私が要求して始めて対応するのです。でも簡単に要求を
受け入れてくれません。だから、何度でも何度でも要求するのです。聞き入れてくれるまで
実行するのです。処方箋を紙に書いても渡しても、受け取ってくれません。
身体を動かしてはじめて伝わるのです。私はこうしたいのだ、このように動きたいのだ、
と意思表示を続けて、はじめて伝わるのです。ある挑戦を始めると、脳は黙って対応
してくれます。主になる箇所が動いてくれないので、他の動けるところが支援して
なんとか動きます。最初は、ぎこちなくですが動くでしょう。脳は基本的には抵抗勢力ですから
私からの意志がなければ脳は止めてしまいます。
 最初の大きな抵抗は、三日目です。三日坊主のことは、誰もが知っているでしょう。
私が始めた階段二段の昇り降りも三日目の抵抗がありました。強い抵抗でした。
三日坊主の謂れを納得しました。「貴方、ほんとうにやるの!」と云われたようでした。
 これを無事通過すると、順調でした。だんだんと良くなっていっるのが感じられるのです。
この間、動きに必要な処が、動きだしてくるようです。それに伴って支援していた処が手を引き
始める。何が必要な処で、何が不必要な処かの見極めのための情報を集めているのです。
だから、始めた挑戦は続けなければならないのです。どのくらい必要か?個人の状況でいろいろでしょうが、
私は、最低三ヶ月と思っています。
 赤ちゃんの首が据わるのが三ヶ月、寝返りをするのがその三ヵ月後、這い這いを始めるのが、その三ヵ月後。
どうして寝返りが二番目なのでしょう?芯が固まらないと動けないからです。首が据わるというのは、
身体の芯が出来たということでしょう。それが如実に現れたのが、首が据わったということです。
このように、動くようになるには、順番というものがあります。自然界の中の的確な順番です。
 話を戻して、ある程度続けるとそれなりに情報が脳に伝えられます。そこで脳は本当にやるの?
と、私に問いかけるのです。以前よりも強い抵抗感を伴って。それが今日のようです。
それは、あたかも支援部隊が我々が手を引くとこんなことになるのだぞ、言っているようでした。
それでも、私は「ナニクソ!」と歯をくいしばって日課を続けました。つまり、本来動くべき
筋肉が動きだした、ということでしょう。脳は、まだ完全に受け入れたわけではありません。
こんな感じか、こんな風か、と脳は受け取った情報を元にして問い返してきます。その度に
「そうです」とか「いえ、そうでなく、こうです」と、私は動作で答えます。
こういうことが、何度かあります。その度に、私は答えるのです。
 脳が、情報の確認が終わると、脳の神経回路を書き換えるのです。
 そうなると、抵抗感が全くなくなりますから、ふわっという感じで動けるようになります。
ただ、そういう感じはほんの一瞬(長ーく続くことはありません}です、この瞬間の感じを
受け取れなかった場合は、回復感を受け取れないという状況になります。やってもやっても
回復しない、という辛い状況になってしまうのです。現実には以前よりも動きは良くなっていますから、
気づいた人が、伝えてあげることが、必要です。
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