遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

半身麻痺からの脱出の第一歩は?

2010-06-22 22:53:59 | Weblog
6月21日
 先日、とある会合に出席した。そこで、交通事故により
頚椎損傷により首から下が動かなくなった人の話を聴いた。
10年ほど前に自己にあったそうだが、今では普通に歩いて
いる。現に私の目の前で、経験を話してくれた。
 回復した原因は何か?
 当然、医療側は首から下は、もう動かないと思っているし、
家族にも伝えている。
 本人は、毎日夢を見たそうだ。病院の長い廊下を走っている自分を。
それも、カール・ルイスと競争している自分を。
 そうすると不思議なことが起こったそうである。どちらかは忘れたが
肩甲骨を背中から叩かれたそうである。動けないので看護士を呼んで見てもらった
のだが、当然ベッドの下だから誰もいないし、看護士から笑われた。
 こんなことが叩かれた場所が変わりながら何度か起こったそうだ。
それで動くのではないかと思って動かしたら指先が数ミリ動いたそうである。
それがきっかけで現在のように回復した。
 そこで私は、ハタッと気が付いた。
 半身麻痺になって動かない手足を見て私は、動かさないと筋肉が無くなってしまう、
と思った。学生時代、スポーツをやっていて、何度かギブスを付けた経験がある。
短い期間でもギブスを付けるとアッという間に筋肉がなくなってしまうこと
知っていた。だから何とかして動かさなくてはと思っていた。入院二日目の朝、
目が覚めた時、欠伸と一緒に両手両足が動いた。その時は、「あれっ、動くんだ」
と、単純に思った。それで動かしてみる気になって動かしたら、足も動き、手も動いた。
健康な人のようでなく、ただ動いただけです。主治医もびっくり、療法士もびっくり。
家族には主治医から歩けるようにはなるかもしれないが、手は動かないでしょう、
と言われていましたから。
 私は、ベッドに寝ていて、動かない左足を持ち上げました。その後、左手を上げて
胸のほうへ落としました。それから苦節五年、やっと好きなことが出来る入り口へ
到達しました。
 麻痺からの脱出第一歩は、イメージすること。
 私の場合は、早く動かさないと筋肉が無くなって、好きな事が出来なくなる。
 動かない手足を動かさなくては。
前述の人も、走りたいと言う気があったのでしょう。
 そんなイメージに身体が応えた。応えた反応が小さくても、それを見逃さず
捕まえていった。
 前述の人は、神経が繋がったのではないそうです。MRIで見ても離れているそうです。
もともと細胞同士は完全にくっついているのではなく、多少離れていて、お互いの
連絡は微少電子が飛び交って伝達しているそうです。要は、携帯電話と同じ無線なのです。
 要は、脱出したい気があるのか、ないのか?
あるのならイメージをすること。歩きたいのなら歩いているイメージを、
走りたいなら走るイメージを。
 動いたとしても直ぐに完全復活とはなりません。私は五年かかりました。
それでも完全ではありません。これからもリハビリは必要です。ですが、療法士の
手からは離れてしまっているのです。私自身が療法士なのです。
 脳梗塞は、脳細胞が死にます。が細胞は再生されます。でも死んだ脳細胞が
持っていたデータは再生されません。最初から作らねばならないのです。生まれた
赤ちゃんは一年かけてやっとヨチヨチ歩きです。赤ちゃんは自然と歩くようになります、
その手順を知っているかのように。
ところが、大人はその手順を知りません。だから患者自身が試行錯誤をしながら
やっていくしかないのです。医療側は、良くなった患者の話を聞こうとはしません。
ここにしか回答がないにもかかわらず、経験の無い頭で考えているのです。
それと「動かないのだ」という先入観から脱却できないでいるのです。
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最近のこと(2010.6)

2010-06-02 22:05:54 | Weblog
6月3日
 最近、身体に大きな変化がありそうな気配を感じる。
毎日、肩や前腕に痛みを感じる。それと共に手のひらや指に痺れも感じる。
それに脳が騒いでいる。良い兆候か、悪い兆候なのか判らない。よく言っている
「未知との遭遇」なのだ。足もそうだ。響はバドミントンの日だった。
左足が動きたくないとダダをこねていたが、かまわずバドミントンをした。
膝に神経的なジンジン感があり、前脛骨筋がパニクッていた。
それでも、以前よりは何となく動きは良い。二時間でエネルギーを消耗してしまった。
今日はもう終わりにした。
 手も指先の動きが何となく良い。以前よりも質の高い動きをするので、長時間は
持続できない。せいぜい15分だ。以前は一時間は出来たのに。
質の高い動きは、それだけ神経の力を消耗させる。
以前と何が変わったのか、それは動きの質が変わったのだ。
消耗してしまったことが、判る。これ以上やっても効果が少ない。今は。
休ませなきゃ。その後、神経が騒ぐ、脳も。そして痛みも。
それでも手足は動く、だから動かす。何かが変わろうとしている、何かが。

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