遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

脳梗塞による左半身麻痺になって5年

2009-11-30 13:59:00 | Weblog
11月30日
 11月も過ぎ去ろうとしている。
 思えば5年前、私は脳梗塞になり左半身麻痺になった。
 5年が過ぎ去った。リハビリの5年間だった。今も
リハビリは続いている。今後も続く。
 今では、以前の動きに近づいているが、まだまだである。
その証拠に、ギターは弾いても音楽になっていない。
 笛を吹いても、指がずれて音程が保てないし、時間が
たつと薬指がケイレンをおこす。
 バドミントンをしていても左足の動きが悪くなる。
 一年前よりは格段に良くなっている。が、発病前よりは、悪い。
リハビリを続けているので、今でも回復は徐々にだけどしている。
先週も、左手薬指が独立して動いた。ゆっくりした動きだと
音楽には使える。少し早く動かすとまだまだなのだ。
 リハビリを続けていると、この紙一重の進歩が実感できる。
すると、この紙一重をベースにしたリハビリの作業に変化していく。
この5年間、リハビリのプログラムは同じ動作はない。微妙に変化してきた。
時には、大きく変えたこともあるが、大部分は小さな変化の積み重ね。
 大きな壁は、「速さ」と「繰り返しの持続」です。
 ゆっくりなら出来ても、ホンの少し早くすると出来なくなる。また、3回
なら出来るが5回続けると範囲内治まらない。無理して続けるとケイレンを
起こしてしまう。
それに絶えず挑戦し続けないと回復しない。
毎日3回していけば、10回が規定内にできるようになるか?
なりません。30cmの歩幅で歩く練習をしていけば、50cmの歩幅で
歩けるようになれるか?なれません。今の出来る範囲の外側に挑戦しなければ
出来るようにはならないでしょう。
 5歩あるくのに10秒かかっていたら、8秒で歩けるように挑戦する、
こんなことを続けていって、はじめて5秒で5歩歩けるようになるのです。
こんな簡単なことでも、患者は辛いものを強いられます。自身の中に
大きな抵抗勢力があり、これと闘い続けなければならないからです。
 私は今でも私自身と戦いながらリハビリを続けています。止められないのです。
止めるとそこで停まるのではなく、以前の状態へ戻ってしまう、いやもっと
悪い状態になってしまう。
 続けるには、楽しくすることが大切です。
 歩き続けるには、ウォーキング会に参加したり、登山会に参加したりして
絶えず限界付近で身体を動かす。
 左手:私は仲間と器楽アンサンブルを行い、限界をはるかに超える訓練を行い
自主練習で限界付近を行っています。
 左足:バドミントンを行っています。
リハビリをすれば、直ぐに効果がある、ということはありません。最低三ヶ月、
あるいはそれ以上。続けるしか方法は無いのです。
 しないと回復はのぞめませんし、悪くなります。
 リハビリをしなかった場合、どんな状態になるか医療側は、
患者に説明すべきです。
 それから「動くようにはなりません」も言わないことです。
これを言う事は、何のためのリハビリか?
 医療側の存在が問われます。
コメント
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