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脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

体温

2010-02-01 10:10:40 | Weblog
2月1日
 脳梗塞を患って5回目の2月を迎えた。今年の冬は今ままでの冬とは
防寒と言う面では、大きく違った。それは麻痺した左半身の体温だ。
実際、体温を測ったことは無い。病院を退院してからは。
 左の手足は冷たかった。今も冷たい、多少は。
 以前は、冬が近づく10月末あたりから厚手のジャンパーを着ていた。
首には襟巻き、手には手袋、足はズボン下に厚手の靴下、それにレッグウォーマー
と完全防寒スタイルへと変身していた。家の中でも20度前後までストーブを
つけて暖めていた。それでも冷たく感じるものだった。
 夜寝る時も、アンカは欠かせなかった。冬本番になると防寒にも拍車がかかった。
体幹は、右側が正常だから感じないのだが、手足の冷たさは感じすぎるほどだった。
 それが、五回目のこの冬は、防寒体制が和らいだのだ。非常に楽な体制になった。
 そこまで回復したということか。
 風呂に入り、両手を伸ばし浮かせる。すると右手は浮くが左手は沈む。足も同じだ。
が、今回は違う。左手も浮く。当然足も浮く。右手足とほぼ同様に。
 何が原因で?思うに血流が良くなった。
 血管も筋肉から出来ている。筋肉への指示は脳から来ている。動脈は心臓から
送られてくる。心臓へ血液を送り返すには静脈が働かねばならない。その原動力は
手足の運動、足はふくろはぎらしい、手は前腕か?麻痺すると、そんなところは
 動かない。リハビリしたって、そんなところは最初から動くところじゃない。
手首や足首は動かし辛い箇所です。つまり私は、五年掛かって動かしたという
ことになる。ちゃんと血液が心臓へ戻るようになるのに。今でも多少は冷たいので
70~80%位は。何をすれば回復するのか?誰も教えてはくれない、これが現状
それに、これくらいまで回復している患者は、病院へは行っていない、多分。
それは、医療側がそういう体制だから。だから医療側も患者の体調なんて全然
知らないし、知ろうともしない。だから、このことに関しては、医療側はずぶの
素人なのです。患者はその重荷を一人で背負って、一人でリハビリをするしかない
のです。そうすれば、必然的に未知との遭遇があるのです。それも一人で対処
するしかないのです。
 血液が体温と関係がある思っていますが、体内にはもう一つの液体の流れが
あります。リンパ液です。患者は、リンパの流れも背負っています。私の場合、
退院してから半年頃に左肘にコブが出来ました。整形外科に行きましたら、医者
からリンパが滞ってコブになったと言われました。抜くことは出来ても再び
出来ると。私は二度抜きました、その後は再発していません。これも動かす
しか方法はないようです。つまり動かすことが唯一の回復手段のようです。
 麻痺した患者は、動かないので困っているのです。動かしたいのに
動かない。どうすれば動くようになるのか?誰も教えてはくれない。
セラピストによってリハビリのようなものはされます。思ったようには
回復していかない。患者のことを思うと辛いのですが、患者自身が「他人に
頼らず自分で動かす」という強い意志がなければ回復は遠いと思います。
ただ、なったことでのショックが大きければパニックに陥っているでしょう
から、これを早く和らげる必要があるでしょう。それから、「再び動く」と
いう希望をもってリハビリに立ち向かう。
 今の私は、まだリハビリの最中です。昨日はバドミントンの公式の試合に
出場しました。負けましたが、普通の人と観衆には映ったようです。体内
での違和感は感じませんでした。今は左手の指ですね。私クラリネットを
吹いています。簡単なものでも連続すると左手の指は思うようには動かな
くなります。つまり他の指に力が少しでも入っていると、必要な指が動き
辛い、それを無理に動かすと他の押さえていた指が動く。押さえていた位置が
ずれるのです。そうすると正常な音は出ません。指を動かすと肘が動き、肘が
動くと肩が動き、そして遠く腰が動く。腰の筋肉が凝るのです。患者だけでは
この動きの流れは完全には判りません。やりすぎるとどこかを痛めてしまいます。
今尚、私が病院に行っているのは、そのことをチェックしてもらうためです。
経験のあるセラピストは運動による筋肉疲労と神経的疲労の違いが判ります。
そこを解消するため今でも週一回リハビリに通っているのです。そして、些細な
回復を確認するのです。今では他人が気づかない些細な動きの回復が、私に
とって大きな回復なのです。それが指の動きが以前よりもちょっとだけスムーズに
なった、というだけでも。
コメント
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