遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

2019-03-04 05:39:32 | Weblog
2019年3月4日(月)
3日のNHK教育TV番組のサイエンスZERO「不思議な図形で脳のナゾに迫る!」
を見た。錯覚図というものを、どのようにして、脳が認識してゆくのかを、人口知能
を使って解明しようとしたものである。その説明の中で赤ちゃんの脳の構造を説明
した図がある。階層構造のマトリクスなのだが、各階層の神経細胞から次の階層の
神経細胞へと数本繋がっている。それが階層ごとに構成されている。これが赤ちゃんの
脳なのです。そして脳梗塞によって死んだ脳細胞が再生した脳細胞の状態なのです。
マトリクスの最初の階層の一番上の細胞に指令がくると、次の階層へと信号を送ります。
受取った階層は同じように次へと送ります。細胞はつながっている数箇所すべてに送ります。
最終段階の階層には、全ての細胞に信号が来てしまいます。
 放送では、視覚野ですが、運動野でも同じ状況だと思います。
どのように図形を認識していくのかを、調べるため図形を見せます。一度で全てを
認識は出来ません。何度も見せながら、階層構造の神経細胞のマトリクスの変化の
状態を観察します。回数が増えるに従って、必要でない細胞にはつながりが消えます。
何千回と図形を見ていくと図形は完全に認識されてしまいました。
 視覚野と運動野との違いはありますが、過程は同じだと思います。
脳梗塞による半身不随は階層の細胞マトリクスの細胞が死に、そして再生はしましたが、
赤ちゃんの状態に戻ってしまったのです。動かしたいと思っても全ての筋肉に指令が
行く結果、動かないと思ってしまうのです。視覚野も図形を見ていくうちに、徐々に
図が明確になり、不明な部分を脳が補い完成させます。
 運動野も同様だと思います。ただ、動かさないと脳は答えてくれません。
そこが、視覚野との大きな違いです。重量があるのに筋力がありません。
すべての筋肉に指令が行くので、内なる抵抗もあります。それに打ち勝って
動かさねばなりません。動かしたいと言う強い意志が必要です。数回では、
ありません。数千回、いや数万回、完全に動くまで・・・・
 私は、リハビリを始めて15年が経過しましたが、今もリハビリ中です。
 徐々に回復しているようですが、自主トレな自主リハです。
 9日(土)午前11時からEテレで再放送があります。
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