遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

立てた、それから何お

2018-03-24 20:59:04 | Weblog
2018年3月24日(土)
 自分の足で立てた。自分の脚を実感できた。
 これは、始まりの第一歩にすぎない、止められない訓練の
幕開けなのです。
 赤ちゃんは、生まれたときは歩けません。首が座り、手足をバタバタさせ、
そして寝返りが出来るようになり、腹ばいが出来るようになって、海老ぞり
みたいなことをしながら、腹筋や背筋を鍛えています。誰も教えてはいません。
そして、ハイハイを始めます。座ることを覚え、添え立ちを始めます。生まれてから
一年くらいから歩き始めます。
 脳梗塞で半身麻痺で後遺症を病む人との決定的な違いは、半身は正常、もう片方は
脳が壊れて動かないということです。
 脳が壊れたから、正常な指示がこないから、正常に動けない。動かない原因を自覚する
ことが大切です。脳から正常な指示がこない間は、半身の筋力は無いということも、自覚する
ことま大切です。他人が代わりにやってあげたとしても、脳が本人がやっていると、認識しないと
動きません。某メーカーが手足の不自由な人のために、歩行支援機みたいなものを開発しましたが、
筋電流を感知して歩行をサポートするというようなものでした。脳からの指示が正常でないということは、
正常な筋電流が流れていないはずです。半身麻痺の方は、己自身の努力するしかないようです。
 立てた方は、介添え者の支援を受けながら、筋力の回復訓練が必要です。一度で全て回復と
いうのはありません。
 私は、寝て片足を上げました。全身の力を総動員して、片足の重さが100kgくらいに感じました。
一度上げると、二度目から少し楽になりました。これは私の場合です。
 それ以外に方法はないのか、と考えました。栗本氏の方法もある。他には、ないか。
それで、まず立たねば始まらないと思い、立つ方法を考えたのです。赤ちゃんが初めて立つ方法です。
介添え者なり物にすがって立つという方法です。立ったときの注意点は前々回のブログで書いています。
膝に力がないので、直立です。両足で立つのです。まだ歩けません。
軽い屈伸(スクワッド)をします。柵につかまったり、柱みたいなものにすがったりして、膝を少し
曲げたりします。すがるものが無いと、大変危険です。膝に力が無いので、転倒します。麻痺した側に
倒れるので、無防備の状態で倒れます。手も麻痺していますから、頭部強打になりかねないのです。
十分な注意が必要です。療法士さんに言っても多分聞いてもらえないでしょう。
 次に出来ることは、ベッドや椅子に座って、膝を伸ばすことです。椅子に座ると膝が曲がって、足が
着きます。それをまっすぐに伸ばすのです。私も車椅子に座れるようになって、やりました。大腿四頭筋を
動かすのです。両足でやってみると分かるのですが、麻痺してる方の筋肉は足が動いてるのに、筋肉は全然
動きがないのです。それを見て私は四頭筋をバチンと叩きました。なんと次の日楽に動くようになったのです。
楽に動くようになったのですが、筋力が付いたわけでは、ありません。脳が四頭筋を認識しただけです。
これは、大変重要なことなのです。膝とか足首とかを、認識できてないと、頭の中をいくら探しても
見つからなかったものが、見つかることなのです。
 筋力の無いものを動かすことは、大変なエネルギーを使います。リハビリは一回が20分程度です。
疲れます、だから一日に2回程度しかできません。焦ってもしっぺ返しが大きいので、ゆっくり焦らずに
地道に休まず毎日続けることしかないですね。回復したら何をやるのか、いや逆か、何かをしたいから
リハビリをするのだ、強い意志が必要!医者が「もう動けない」と言ったから、俺はゼッタイ50m走ってやるぞ!
と言って、走れるようになった人もいます。
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立てても、すぐには歩けない

2018-03-12 23:39:29 | Weblog
2018年3月12日(月)
 立てても、すぐには歩けません。脳の認識が、「脚」という足全体にしか
ないからです。膝とか足先という部分を認識していないからです。
 それに、脚の筋力もないからです。見た目、脚に筋肉はあります。
両足の筋肉を、比較してください。触ってみてください。同じでしょうか。
私の場合、弾力が違っていました。脚では良く分かりませんが、手をで見ると
良く分かります。麻痺をしている手は、肩からぶらりと下がっているだけです。
もう一方の手は、それなりの場所で静止しています。
 使っていない筋肉は退化します。つまり細くなって硬くなります。
 両足で立つことによって、筋肉は使われます。
 私が見たリハビリでは、立たせて足先を前に動かして歩かせようとしていました。
 残念ですが、失敗に終わり、患者は歩くのを諦め、車椅子生活になりました。
 両足で立つ練習を繰り返すこと。担当の療法士に、自分の足を自分でコントロール
出来ていることを見せることです。動かしていることを、納得させると、その後は
彼らは、弱くなった脚を回復させる手段を知っています。
 だけど、歩くのは己です。私たちは、歩くメカニズムを知っていません。
赤ちゃん時代から歩いていますが、どこの筋肉をどのように動ごかしているか
知らなくても歩けるのです。ロボットの「アシモ」をご存知でしょうか。膝を
曲げて歩いています。開発者は、歩くメカニズムが分からなかったそうです。
それで歩いている人を真似たそうです。バランスをとるため、あのようになったのでしょう。
まずは、膝を上げることが肝心です。膝が上がったとき、足首は、膝の下側にあるでしょう。
つまり。膝は曲がっているはずです。膝を伸ばすように膝を下ろすと一歩進むことになります。
どこの筋肉が動いたかは、分かりませんね。でも大丈夫です。膝を上げると考え実行させる。
上ったのを見て、膝を伸ばすそして膝をおろす。こうやれば、脳が勝手に必要な筋肉を動かす
はずですが、なかなか上手くいきません。それは筋肉に筋力がないから、他からの支援が
必要になるからです。抵抗する輩もいます。それに打ち勝って行かなければ歩けるようには
なりません。それに打ち勝つには、己自身の強い思いです。「歩くのだ」という。
療法士が居ても、彼らは単なる支援者です。脳梗塞による麻痺した患者は歩けないと、
思い込んでる人なのです。抵抗しているのは、あなた自身の脳です。その脳を自由に使えるのは、
あなた自身しかいないのです。
 立つことが出来るようになると、それなりにリスクも生じてきます。最大のリスクは、
「転倒」です。つまり転ぶことです。アンバランスな状態になると、筋肉の力が弱いので
転倒してしまうのです。安全策を十分に確保しながら行動してください。
 絶えず挑戦ですが、その挑戦一つ一つに、抵抗勢力があります、自分の中から。
それに負けると明日はないのです。今の私にも抵抗勢力が挑んできます。
だから、何度も何度も同じようなことを繰り返しています。
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立たないと歩けない

2018-03-05 09:08:38 | Weblog
2018年3月5日(月)
 人は2本の足で立って歩きます。1本足では歩けません。
 自分の足で歩こうと思えば、2本の足でまず立つことが
必要です。立ってその状態を保持しなければなりません。
脳梗塞による半身麻痺が後遺症として残っている人たちは
リハビリを受けながら回復を図っておられますが、うまくいって
おられない方もいることでしょう。
 私も平成17年に脳梗塞により左半身麻痺で歩けなくなりましたが、
このブログのように現在では完全とはいえませんが、見た目普通の人のように
歩いています、私なりに歩けるようになるには、どうしたらよいか?を考えてみました。
 まず、脳梗塞による半身麻痺とは、どういうことかを知る必要があります。
 ① 壊れたのは脳細胞で、筋肉ではありません。筋肉は正常で脳からの指示が正常ではないから、
  筋肉は思ったように動いていないのです。(筋肉は、指示通り動いています)
 ② 壊れた脳細胞は再生されます。されますが、生まれた時から蓄積してきたデータは復元されません。
  つまり初期化されてしまうのです。片側は赤ちゃんで反対側は今の貴方なのです。
 ③ 半身麻痺とは、背骨をはさんで片側が麻痺していることです。手足だけが見えているので
  手足が動かないだけではないのです。胴体もなにかすっきりしないでしょう。
  食べたり飲んだりすると、麻痺している側から意識なしでこぼれたりするでしょう。
 ④ 脳も何かしている(モゾモゾという感じ)様子はありませんか?
   脳もなんとかして回復したいと日夜がんばっているようですね。
 ⑤ 半身麻痺になった時点で脳からの正常な指示がこないので筋力はゼロです。
   あなた自身も動かないと思っているから、動かそうと思わないでしょう。
  (私も足や手は見えていましたが、動かそうと思っても足や手がない、と思いました
   頭の中をいくら探しても膝や肘が見つからない状態でした)

私は、私なりのやり方で歩けるようになりました。ブログの中で書いている方法で動かしたから
歩けるようになりました。最初の動かす方法を療法士さんは、分からないのです。
 私の義母も脳梗塞で半身麻痺になりました。私も初期の段階でリハビリを受けていました。
 見舞いに行ったとき、リハビリを見学しましたが、立たせて必死で歩けるようにと
努力されていましたが、甲斐も無く本人は諦めてしまって、車椅子の生活になり、今年なくなりました。
 12年の闘病生活でした。
 他のやり方で歩けるようになった方もおられます。「栗本 慎一郎」さんです。
 本も出しておられますので、読んだ方もおられると思いますが、簡単に説明します。
 彼は医師より首を30度以上上げてはいけないと言われて、ベッドに寝ていました。
 ベッドは電動ベッドで、いろいろと便利だったようです。何を思ったのかベッドを
立たせるよう傾けました。これだと首は寝たままです。傾きが強くなるとベッドの下側へ
身体がズルズルと落ちていきます。足がベッドの底板に届きます。そこで立ったような
状態になり麻痺側の足の感触を感じ、ゴソゴソとして足を見つけたのでした。
そして歩けるようになったそうです。詳しくは本やホームページで確認してください。
 私も栗本さんも医師からの指示ではなく、己自身の思いで行いました。
 皆さんは、いかがでしたでしたでしょうか?
 本人が、麻痺した手足を認識すると、療法士によるリハビリが有効になります。
 そのためには、あなた自身が立つことなのです。
 私なりに考えてみました。私もベッドの脇で立つ練習をしました。車椅子に
乗れるようになって、1週間後くらいからです。ベッドの防護柵につかまり立つのです。
両足で立つのです。2度ほど転びました。必死で防護柵にしがみつき、なんとか尻餅を
つくように収めました。立って転ぶと麻痺している側に転びます。そうすると無防備の
状況で倒れます。手は動かないでしょうから顔面あるいは頭を強く打ってしまいます。
 だから、十分な防護を行ってすることが必要です。身体を支えてもらいながらするとか。
リハビリ施設があるところには電動のものもあるはずです。それを利用すれば安全ですが
療法士さんが分かってくれるかが問題でしょう。
 あなた自身で立つことは可能でしょう。立った時に直立不動の姿勢にします。何かに
つかまり足を真っ直ぐにして全身に力を入れて立ちます。麻痺していないほうの足から
ゆっくり麻痺している足のほうへ体重を移すのです。移しながら麻痺した骨盤が押される
感覚があったら十分に感じることです。長時間は無理ですから感じたと思ったら麻痺していない側に
戻します。これを二、三度繰り返して終了です。この間、直立不動を維持します。
膝が曲がると確実に倒れます。何かにつかまっておく事は重要ですし、どなたかの支援も
必要です。これは、緊張と全身の力を必要としますので疲れますので、1日に2回が限度でしょう。
 それに、これが出来たからすぐに歩けるようにはなりません。それは、筋力がないからです。
 赤ちゃんだって最初は筋力ゼロです。三ヶ月ほどかかって首が座ります。だから、足を意識し
足全体の筋力を作らねばならないのです。貴方の大きな筋肉は見えています、だけど力はないのです。
力をつけるには時間が必要です。あせらずに続けることが大事です。療法士さんも貴方も先を
急ぎたがるでしょう。普通の人を見ると足先が動いて歩いているよう見えますから、足先を
動かすようなリハビリを行うようですが、足先は最後なのです。立つことが出来たら膝を
あげる訓練をすることです。これをしないで歩けるようになったとき、麻痺した足は外側をクルーっと
回って行きます。膝が上がらないからです。赤ちゃんは、ハイハイをします。膝を動かす訓練を
しているのです。そして骨盤と大たい骨を繋ぐ大腿四頭筋の一部を訓練しているのです
 リハビリは幹からやったほうが効果的でしょう。骨盤、膝、足首という順番で。
骨盤は三つの部分に分かれていることを、ご存知でしょうか?一枚ではないのです。
 最初、リハビリで立って足を動かすことをやっていた、と書いていますが、あれは片足で
立っていたのですね。麻痺した方の足は力が入っていないので他人は動かすのは簡単でしょう。
動かして動きましたと言います。
 患者本人が自分で動かしたという実感がない限り歩けません。自分の二本の足で立っているという
実感が必要なのです。そうでないと脳へデータが行かないのです。
 まずは立つことです。両足に力を入れましょう。
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