6月12日
今まで主に足について述べてきました。手については余り述べていません。
当初は、動きたいという望が大きいでしょう。足を使って歩きたい欲求が
強いでしょう。
リハビリをする側も余り手には関心がうすいようです。
長嶋さんが、たまにテレビに出ておられますが、未だに右手はポケットの中です。
医療側の基本スタンスは、脳梗塞による半身麻痺は元の様に回復はしない」のようです。
私のように手も足も使えるように回復することは、「超特別な例」のようです。
私が言っても「あなたは特別です」と言って何にも聞いてくれません。
かといって、医療側は、回復させる手段は、持っていないのです。つまり置き去りにして
回復する見込みのないリハビリを施しているのです。医療側は、半身麻痺は回復しないと
頑なに思っていますし、患者に対しても動くようにはなりませんと、暗に言っています。
世の中には、半身麻痺から脱出した人もいます。しかし、そのほとんどが患者本人の
努力と創意の賜物でしょう。
さて、手はどうすれば麻痺から脱出できるか?手は足より長い時間が必要です。
最初は、とにかく動かすことです。「動きません」と言われても、なにくそと動かすことです。
敵は、己自身なのです。黙っていると、医療側は代替機能を薦めてきます。その場合、動かさない
手がどのようになってしまうか、説明はないと思います。筋肉は、動かさないと細く固くなります。健康な
人でも骨折なんかでギプスを一ヶ月もまいいていると細くなってしまいます。
病院でリハビリを受けていると、細くなってしまった手の患者さんをよく見ます。
医療側は、きちんと説明をする責任があります。
回復させるには動かすことなのです。リハビリをするのは、患者本人です。
医療側ではありません。医療側は動かないと確信しています。(動かす処方箋を
持っていません)患者自身が考えてやらねばならないのです。
また、動かない手や足に患者の意思のないリハビリをしても、これは「リハビリ」ではないのです。
なんなのでしょうか?単なるマッサージかストレッチなのです。
これをいくら続けてもリハビリにはなりません。そのうち諦めて、動かないことを
双方が確認して終わるようです。医療側にはなんら問題は残りません。患者には
やってもらったけど、動かなかった、そして今後も動かない、あとは介護にたよるだけ。
ここから、脱却するには
患者自身が強い意志を持って動かすことが絶対に必要なのです。
とにかく、動かすことなのです。動かせばリハビリが可能になります。
動けば、医療側は完全ではありませんが、処方箋を持っています。
とにかく動かすことです。
私は、入院二日目に足を動かしました。手は四日目に動かしました。
誰にも教わっていませんし、誰からも指示はありません。足は人前で動かしました。
皆さんビックリしていました。手は一人でひっそりと動かしました。自分の意志で
ある方向へ動かしました。思い通りに動くことを確認しました。足は、とても重いものでしたが、
手は、足ほど重くありませんでした、あたりまえか。
療法士に動かせて見せました。びっくりして「すごい!」と言って、あれやれ、これやれ
といわれ、リハビリが始まりました。
手は、とにかく「万歳」をすること。立ってすると難しいので、仰向けに寝て行いました。
上げた手を胸側におとしたり、反対側に落としたり、自分の意志で動くことを確認しながら
やりました。手が足より難しいのは、重力と闘わねばならないことです。
麻痺になると、筋力はゼロになります。筋肉には力が全くないのです。入院当初は
体つきは以前と全く変わりません。筋肉も普通にあります。だけど筋力は「ゼロ」なのです。
筋力の元はどこにあるか?それは脳にあるのです。
私は気が付いたのです。ベッドサイドに座って、膝を伸ばして四頭筋を鍛えていました。
入院当初でしたが、膝を伸ばすのですが四頭筋が全く動いていないのです。それでも
足は動いています。不思議でした。そのときの四頭筋には全く緊張感が全くありません。
只只管、動かすことです。己自身が動くことを確信しなければ、動けるようにはならないのです。
医療側は、脳梗塞の患者の身体については、何も知らないのです。
どのように回復していくのか。どこまで麻痺しているのか。眼に見えている手や足はわかるでしょう。
だから手や足の療法士はいます。言葉の場合は、言語療法士がいます。だけど口も半分は麻痺しているのです。
舌も半分は麻痺しています。喉も声帯も半分麻痺しているのです。
顔も半分麻痺しています。酷い人は瞼が閉じたままになります。手や足だけではないのです。
回復の過程について、説明されている資料はまったくない状態でしょう。
私は回復していく状況でいろんなことに遭遇してきました。経験したことのないことばかりなので
「未知との遭遇」と名づけて他人が経験できないことを楽しんできました。人体の素晴らしさ、
脳のタフさ等々。本当に人体は素晴らしい。無知な私は、何度となく奈落の底へ落ち、次の朝
眼が覚めないのではと、思ったことか。
脳は、抵抗もするが、意思を強く押し通せば成長する。三日坊主では脳は何も反応しない。
本当にそうしたいのか、試しているのです。本気ならば付いて来る。最低三ヶ月続けると
変化がわかります。成長するには続けることが肝心なのです。
私は発症して六年半が過ぎました。今、指が重点課題です。先月あたりから大きく変化して
います。指先とは言いながら、手の甲、手首、前腕、肩、くびの付け根、腰、そして脳これらが
加担しています。いろんな痛み、違和感、ベールをかぶった様な感じ等々、を感じつつ
今日もリハビリを続けています。これに関する療法士はいません。監督は患者自身の私。
何時までかは不明、誰か教えてくださいな!
今まで主に足について述べてきました。手については余り述べていません。
当初は、動きたいという望が大きいでしょう。足を使って歩きたい欲求が
強いでしょう。
リハビリをする側も余り手には関心がうすいようです。
長嶋さんが、たまにテレビに出ておられますが、未だに右手はポケットの中です。
医療側の基本スタンスは、脳梗塞による半身麻痺は元の様に回復はしない」のようです。
私のように手も足も使えるように回復することは、「超特別な例」のようです。
私が言っても「あなたは特別です」と言って何にも聞いてくれません。
かといって、医療側は、回復させる手段は、持っていないのです。つまり置き去りにして
回復する見込みのないリハビリを施しているのです。医療側は、半身麻痺は回復しないと
頑なに思っていますし、患者に対しても動くようにはなりませんと、暗に言っています。
世の中には、半身麻痺から脱出した人もいます。しかし、そのほとんどが患者本人の
努力と創意の賜物でしょう。
さて、手はどうすれば麻痺から脱出できるか?手は足より長い時間が必要です。
最初は、とにかく動かすことです。「動きません」と言われても、なにくそと動かすことです。
敵は、己自身なのです。黙っていると、医療側は代替機能を薦めてきます。その場合、動かさない
手がどのようになってしまうか、説明はないと思います。筋肉は、動かさないと細く固くなります。健康な
人でも骨折なんかでギプスを一ヶ月もまいいていると細くなってしまいます。
病院でリハビリを受けていると、細くなってしまった手の患者さんをよく見ます。
医療側は、きちんと説明をする責任があります。
回復させるには動かすことなのです。リハビリをするのは、患者本人です。
医療側ではありません。医療側は動かないと確信しています。(動かす処方箋を
持っていません)患者自身が考えてやらねばならないのです。
また、動かない手や足に患者の意思のないリハビリをしても、これは「リハビリ」ではないのです。
なんなのでしょうか?単なるマッサージかストレッチなのです。
これをいくら続けてもリハビリにはなりません。そのうち諦めて、動かないことを
双方が確認して終わるようです。医療側にはなんら問題は残りません。患者には
やってもらったけど、動かなかった、そして今後も動かない、あとは介護にたよるだけ。
ここから、脱却するには
患者自身が強い意志を持って動かすことが絶対に必要なのです。
とにかく、動かすことなのです。動かせばリハビリが可能になります。
動けば、医療側は完全ではありませんが、処方箋を持っています。
とにかく動かすことです。
私は、入院二日目に足を動かしました。手は四日目に動かしました。
誰にも教わっていませんし、誰からも指示はありません。足は人前で動かしました。
皆さんビックリしていました。手は一人でひっそりと動かしました。自分の意志で
ある方向へ動かしました。思い通りに動くことを確認しました。足は、とても重いものでしたが、
手は、足ほど重くありませんでした、あたりまえか。
療法士に動かせて見せました。びっくりして「すごい!」と言って、あれやれ、これやれ
といわれ、リハビリが始まりました。
手は、とにかく「万歳」をすること。立ってすると難しいので、仰向けに寝て行いました。
上げた手を胸側におとしたり、反対側に落としたり、自分の意志で動くことを確認しながら
やりました。手が足より難しいのは、重力と闘わねばならないことです。
麻痺になると、筋力はゼロになります。筋肉には力が全くないのです。入院当初は
体つきは以前と全く変わりません。筋肉も普通にあります。だけど筋力は「ゼロ」なのです。
筋力の元はどこにあるか?それは脳にあるのです。
私は気が付いたのです。ベッドサイドに座って、膝を伸ばして四頭筋を鍛えていました。
入院当初でしたが、膝を伸ばすのですが四頭筋が全く動いていないのです。それでも
足は動いています。不思議でした。そのときの四頭筋には全く緊張感が全くありません。
只只管、動かすことです。己自身が動くことを確信しなければ、動けるようにはならないのです。
医療側は、脳梗塞の患者の身体については、何も知らないのです。
どのように回復していくのか。どこまで麻痺しているのか。眼に見えている手や足はわかるでしょう。
だから手や足の療法士はいます。言葉の場合は、言語療法士がいます。だけど口も半分は麻痺しているのです。
舌も半分は麻痺しています。喉も声帯も半分麻痺しているのです。
顔も半分麻痺しています。酷い人は瞼が閉じたままになります。手や足だけではないのです。
回復の過程について、説明されている資料はまったくない状態でしょう。
私は回復していく状況でいろんなことに遭遇してきました。経験したことのないことばかりなので
「未知との遭遇」と名づけて他人が経験できないことを楽しんできました。人体の素晴らしさ、
脳のタフさ等々。本当に人体は素晴らしい。無知な私は、何度となく奈落の底へ落ち、次の朝
眼が覚めないのではと、思ったことか。
脳は、抵抗もするが、意思を強く押し通せば成長する。三日坊主では脳は何も反応しない。
本当にそうしたいのか、試しているのです。本気ならば付いて来る。最低三ヶ月続けると
変化がわかります。成長するには続けることが肝心なのです。
私は発症して六年半が過ぎました。今、指が重点課題です。先月あたりから大きく変化して
います。指先とは言いながら、手の甲、手首、前腕、肩、くびの付け根、腰、そして脳これらが
加担しています。いろんな痛み、違和感、ベールをかぶった様な感じ等々、を感じつつ
今日もリハビリを続けています。これに関する療法士はいません。監督は患者自身の私。
何時までかは不明、誰か教えてくださいな!