遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

手の麻痺

2007-07-29 23:05:54 | Weblog
7月29日
 参院選挙。朝八時に投票所へ行って投票した。午後八時NHKの開票速報が始まった。10分もたたないのに、私が投票した候補者の当確がでていた。自民党は惨敗らしい。
 手の麻痺
 私の利き手は右です。麻痺したのは左手。
 ギターを弾きたいので一生懸命リハビリをしました。だけど今でも弾けません。メロディーだけだと何とかなります。ですが、早いパッセージとか音がはなれていると停まります。和音となるとまるでダメ。音楽になりません。黙って続けるしかありません。
 麻痺の感覚とは、痺れとか痛みはありません。触ると感覚はあります。見えている左手を動かそうとすると、動かすべき左手がないのです。探してもないのです。探す場所は、頭の中、脳です。脳の中が壊れたから。
腕を一本の木刀みたいにイメージして動かすことができました。それが出来ても肘を捜しても見つかりません。肩がわかるようにならないと肘は見つかりません。
 手というと、どうしても指先に意識がいってしまいます。指が動くようになると全てが動くようになると思っていました。だから指を曲げたり伸ばしたりしました。つまりパーとグーを一生懸命しました。主治医が回診にくると、「はい、万歳をして」といって回復度合いを測っていたようなので、万歳も一生懸命練習しました。指先を一生懸命動かしていたのですが、ある時気がつきました、指だけが動いても手首がきちんと動かなければ何にもならないことを。手首が固定できないと指もちゃんと動けないと。次は肘がちゃんと動かないと手首は、うまく動かないと。結局、肩が動かななければ、肘も動かない。肩は、肩甲骨というふうに。
 3ヶ月くらいで指がちょっと動いたとき、すぐにでも全てが動くようになると思いました。でもそうではありませんでした、そうなりませんでした。あれから2年以上過ぎました。今から1年前指の関節が動いたので、指が動くようになると確信しました、が現状は、左手でコップを持っても落とさなくなった程度です。
 手の回復は、肩、肘、手首、手のひらと順番で回復してきました。直線ではありません。指の番が来たときは、手全体のシステムの動きになります。一つの動作が一つのシステムみたいです。指の動き、使い方は何通りあるのでしょう?その一つ一つに対してシステムを作って行く事になります。だから一年前くらいから腕が抜けるような痛みが出てきました。出てきた当初は、「なんだ!これは!」と思いました。逃げようがないし、どうしようもない。動きには支障ありません。ただ、寝ると多少楽になります。発生する場所は、肩の付け根の上腕側です。指先を動かすとこの痛みが発生するようです。
 ゴルフクラブを握るような動作は、無理なくできるけど、指先一つ一つを独立して行う動作、例えばギターの弦を押さえるというようなこと、はもう一段階レベルアップしなければ無理なようだ。弦を押さえると指だけでなく肩にも力が入ってしまう。すると他の指に力がはいらなくなるし、動きが鈍くなってしまう。特に薬指と小指に影響が大きい。指の動きが回復しなければ、腕全体の回復もないので、黙々とリハビリを続けるしかない。
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ゴルフ練習

2007-07-27 11:39:40 | Weblog
7月28日
 梅雨も明け、夏の太陽が輝いて、セミも負けじと鳴いている。だけど、回りは静かだ。居心地のよい一時だ。
 先日、久しぶりにゴルフの練習に行った。ホントは6月の地域のコンペに出場する予定で練習していたのだが、ショットが安定せず、持久力もないので出場を諦めた。それ以来練習していなかった。
 学校の同窓会的コンペの通知が来た。毎年10月に開催されている。ここ2年間不参加だ、今回は参加したい、又、9月に地域のコンペもある。そのために、練習をすることにした。とりあえず4番ウッドだけ持ち、練習場へ行った。ところが手袋を忘れていた。まあいいや、とそのまま練習することにした。
 打ってみると、左手のグリップが以前より格段に良くなっている。フィニッシュまでしっかりと握っている。イメージに近いスウィングが出来ている。飛距離もまあまあ(170ヤード越え)だ。これなら練習も楽しく出来ると思いながら打っていると、左手にマメが出来、破れてしまった。しまったと思ったが、後の祭り、時間は半分以上残っていたが、スゴスゴと引き上げた。傷が良くなるまで、練習はお預け。ここ2ヶ月程度で左手の握力が増えてるなんて、全然気づかなかった。
 楽しいことが増えた。ヤッホー!!
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麻痺の回復

2007-07-24 14:20:40 | Weblog
7月24日
 梅雨が明け、夏になった。
「今日の体調はどうですか?」とよく訊かれる。答えはいつも「普通です」とか「まあまです」と、答えにならない返答をしている。というのも体調がコロコロと変化しているので、どう答えてよいのか困っているからです。今の瞬間ならば、左大腿部の四頭筋、それも外側部分に違和感がある。そのため左膝の上部外側に違和感がある。二つの違和感は同じではない、適当な言葉で表現できないため同じ漢字を使っているだけ。この状態でも歩けるし走ることもできる。そうしても身体に支障しない。ただ感じているだけ。解決法は時間だけ。朝起きたときにはこの違和感はなかった。いつのまにかやってきた、そしていつのまにか去っていく。ただし、いつ去るのかわからない。
 先週の土曜(21日)にバドミントンをした。行く前は、左足に違和感があり、大丈夫かな?と思いつつ行った。やってみると以前より軽やかに動けた。フットワークの練習なんかしたけど、その影響かなと思ったけど。3月の頃と比べると大きく回復している。
 脚は絶えず使うし、出来が悪くても使えば結果がでる。多少迷惑をかけるが。
 脚に比べると手の回復は遅いし、出来が悪くて使えば、結果がでない。頑張っても、頑張っても使える状況に到達しない。見た目は動いているから健常者と同じに見られてしまう。手でする作業は、細かい動きが伴うので基幹部分の動作だけではカバーできない。細かい作業が出来なければ用をなさない。手のパワートレーニングをしているが、なかなか力が付かないし、負荷を掛けすぎると、リハビリに支障をきたすかもしれない。
 それでも、日々回復しているようだ。亀の動きのように。回復した感覚は、一瞬だけどある。最初の頃は、回復した時の感覚も大きく持続時間もあった。今では、わからないようにフッと来てさっと次の微調整に入ってしまう。ある機能が回復するとシステムにフィットするように全体のバランスを修正する。そのため一時退歩した感じになる。そして違和感が発生する。このようなことが次から次へと休むことなく続いてくるので体調がめまぐるしく変動している。そして3ヶ月単位くらいに大きな変化がやってくる。その変化も一瞬の間だけ、次の瞬間既に次の課題に向かっている。回復した後は、以前の動きの真似はもう出来ないし思い出せない。だから気をつけていないと回復に気づかないことになる。あれっ、いつのまに動くようになった、というように。今左手の上腕部と肩の付け根に鈍痛みたいな違和感がある。どうすれば失くせるのか?私は解決法を持っていません。ただ黙っていつものように使うだけです。違和感があっても無くても普通に使い、やりたいことをするだけです。指先を使うと前腕の筋肉が動きます。最近やっと動いてくれるようになりました。一年以上のブランクがあるため錆びついているようです。動きが悪かろうが鈍かろうがお構いなしに動かします。するとそれ以外の部分が反応してきます。一番反応が大きいのが前腕と肩の付け根の部位です。それも上側のまえがわです。そして脳も、脳は動きたくないと反抗しますが私はお構いなしに負けずに動かします。敵は身内にあり!!
 最初の頃は違和感や大きな変化を感じた時、不安や恐怖感がありました。何度も経験するうちに自分の脳が私に悪いことは、しないと感じました。時には、こんな動きでよいか?と動かしてみせるように見えました。私が動かしていないのに勝手に動くのです。だからそんな時は、「違う、違う。こう動かすのだ。」と教えることもありました。そんなことがたくさんあって、2年と半年が過ぎました。
手は指先が回復するのを待っています。だから手と肩を完全に繋いでいません。何故だかそう感じるのです。
 こんなことが出来るのは、脳が自由に働ける環境を整備しておくことが必要です。脳が働くと血流が増加します。すると血圧があがります。最初の頃は200くらいまで上がりました、病院に飛んでいきました。今では、160くらいでしょうか。又やっているなと静観しています。だから血管を整備しておく必要があります。酸素と栄養が必要です。日々の食生活と運動が大切です。それを怠っていたから脳梗塞になりました。これから一病息災に努めます。


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気候と体調

2007-07-20 11:14:48 | Weblog
7月20日
 台風4号が過ぎ去って梅雨明けと思いきや、梅雨は居座ったままだ。こんな天候で体調は不調なのか?良くはないが悪くもない。つまり天候に左右されないということ。
 私の体調は、日々時々刻々と変化している。良い方向にも悪い方向にも。つまり午前は良くて、今日のバドミントンは楽しめそうだと思っていると、午後から急に左足の膝から下がなんとなくぎこちない。どうしたんだろう?午前は左腕が軽く感じていたのに、3時過ぎると急に肩に痺れが来て、指先も痺れが強くなる。どうしてだろう?と思いつつそれらを無視してバドミントンをしたり、腕を普通に使う。今は、左膝の下の外側に強い違和感がある。前脛骨筋の上側と足首の前脛骨筋の部分も違和感がある。左足の指の付け根の下側に違和感を感じている。足の指も歩いたりする時の動作に加わってきたということか。どんな動きをするのか今までに意識したことがないので指示の仕方がわからない、また、リハビリ(そこに特化したやり方)もわからないので、バドミントンや歩きの流れの中で動かすしかない。ここの筋肉が動くようになると、脚を動かすシステムにも影響がでる。今までサポートしていた部分がサポートを止める、すると一時的に機能が落ちる。退歩したように感じるし、今まで違和感を感じなかったところに強い違和感を感じるようになり、不安感が襲ってくる。しかし、どうしようもないので不安を感じながら「どうにでもなれって」普通の顔をして普通どうりに動き回る。時が経つとこの違和感は消え、次に移っていく。何度繰り返したことだろう。麻痺の回復は、一度で全てが回復するわけではない。とても薄い皮が一枚、一枚はがれていくように回復していく。それを実感できれば不安の中でも喜びはある。また、それを感じる力がなければ耐えられない。外から眺めている人は、この薄い薄い一皮に気づくことは稀でしょう。いつのまにか歩きが変わっている。赤ちゃんのヨチヨチ歩きがいつのまにか安定した歩きに変わっているように。よく観察している人にはわかるでしょうが。
 私の身体は絶えず微調整中だから絶えず変化している、動かしておけば。動けなければ直ちに退歩する。一番の敵は怪我なのです。転ぶことを恐れて、歩くのを止めれば歩けなくなる。すると血流が帰ってこないので、徐々に身体自体が弱まってくる。車椅子に乗れたと喜んではいけない、一時的に移動が楽になっただけ、訓練環境に行くのが楽になった、歩く練習が今まで以上に出来るようになったと思って動かさなければゴールは遠くなる。
 手は足以上に難しい。重力との戦いもある。肩より上で手を動かすとなると疲れは酷い。そこで保持をして指先を使う。身体全体に力が入って指先は軽やかに動いてくれない。指先が先か、保持するのが先か?いっしょにするのが一番効率的。
最初は効率が最悪、黙って続けるしかない。なさけないといったら、涙がポロリですよ。こんな簡単なことが出来ないなんて。どうしたら良いのか。どんなことがあっても、ひたすらやり続けるだけなんです。もう俺には先が長くないと思った人は多分しないでしょう。あなたなぁーらどうするー、あなたなぁーらどうするー。
 動きが見える部分のことを書きましたが、動きが見えない部分もあります。顔、首、胴体。これらも何らかの訓練をしないと回復しません。ただ正常な半身にくっついて動きますから正常に動いているように見えるだけです。意識して動かしていれば回復するでしょう。回復したときの喜びは手足の比ではありません。身体全体のポテンシャルが格段に上がり、目に入る光も変わります。それは、ある日突然来るのです。そして、胴体も麻痺していたのだと分かるのです。
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麻痺とは何か?

2007-07-11 01:02:21 | Weblog
7月10日
 退職して三ヶ月が過ぎた。快適な毎日である。思うように動かない身体ではあるが。日々のスケジュールも定着しつつある。近くに温泉もあるので、度々出かける。
 脳梗塞になってから、麻痺の状態を精密に検査したことはない。何故か?又、どこまで麻痺をしているのかも、正確に調べたことも無い。日常的に動いている箇所は見えるから大まかに分かる。半身麻痺というのは、本当に身体の半分が動かないことなのです。頭も首も背中も腹も腰も顔も半分麻痺なのです。梗塞によって麻痺の状態は個々人で微妙に違うのです。リハビリを開始するときも、目視で判断されます。手の機能は全廃。脚の機能も全廃。それ以外はどうなのでしょう?
 患者には半身麻痺と告げられます。リハビリを行っても後遺症が残りますと、家族に伝えられます。もう走れませんと、告げられた人もいます。
 私は今、走ったり、長時間歩くことも出来るようになった。
 本当の麻痺の状態が解ったのは発病して一年半以上過ぎてからだった。ある日、急に身体全体が軽くなったのだ。手とか足でなく身体の幹が軽くなった。これが二回ありました。それで、身体の胴体も半分麻痺していたことを実感したのです。リハビリは手と足をメインでしか行いませんから、付随して胴体も動かしていたということでしょう。半分が元気ですから、それに支えられて動いていたということでしょう。ということは、身体全体を動かしていないと胴体部分は動かないということになります。私は、リハビリを開始してから半年でバドミントンを始めました。それをすることによって全身を動かすことになり回復をはやめた可能性があります。麻痺には痛みがないので、動かないということしか実感がありません。元々手や足のように動いていないところや正常なところと一体になって居る所の麻痺は実感があまりありません。背中や胸や腰などです。だけど半分は麻痺しているのですね。ここが回復すると世界が変わります。以前とは光の輝きが全く違っています。
胴体も意識しながらリハビリを進めてほしい。
 急にびっくりするような音なんかを聴くと、身体がビクッとするでしょう。私は、その反応がとても大きいのです。半身麻痺になって急に声を掛けられたりすると、ビクッと動かない手や足が無条件で動くのです。コントロールできないのですが、でも、動かない手足が動きますから、これ使えませんかねえ。
 支離滅裂になりました。
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七月

2007-07-04 16:00:12 | Weblog
7月4日
 1日(日曜)他クラブとの交流試合があった。中の下のクラスに参加した。全てダブルスで5戦して5勝だった。交流が目的なのでパートナー毎回異なった人だった。今、NHKの教育番組で「バドミントン入門」を放映している。毎回見ていて、それを参考にしながらフォームを改善しているので丁度良い機会だった。基本を守れば楽に飛ばすことが可能になったようだ。後はフットワークが良くなればもっと上手くなれる。
 このフットワークが難題なのだ。左足が完全に回復していないのだ。今でも、状態が毎日変化している。良いのか悪いのか、判らないまま動かしている。ネックは足首か、それとも膝か?最近、足の指にも何かあることに気づいた。靴の中で見えないのだけど、親指だけが頑張ってもダメみたいだ。親指以外も踏ん張ったり、大地をつかんだりする必要があるみたいだ。足首のリハビリ訓練は受けている。足先を上に上げる訓練だ。出来るけど数多くするのは、大変なのだ。前脛骨筋が、直ぐに悲鳴をあげる。すると他の筋肉に力が入る。するとスムーズに動かなくなる。動かすにはもっと力が必要になる。この足先を上に上げる訓練はリハビリの最初から行っている動作なのです。2年半以上やってきてもこの程度なんです。アキレス腱が引っ張る力が強くて、いまだコントロール出来ていないのでしょう。自然に足首を動かす動作を続けていくだけでしょう。因みにバドミントンは週に3回しています。失業していて良かった。膝はいつも違和感があります。今日は、膝の下側の外側の裏側に違和感があります。ここは初めてです。膝を動かす筋肉はどのくらいあるのでしょう、そしてそれをコントロールする神経回路はどうなっているのでしょう。
 脚も大変ですが、腕も大変です。最近は腕の付け根にいつも違和感があります。ジーンというような鈍痛です。腕は脚と違って中空で保持するとき重力に逆らう必要があります。これがとても辛いのです。椅子に座り、机の端に手のひらを置きます。右手は、何も問題なくずっと置いておけます。左手はそうはいきません。左肘の重さを保持しなければなりません。ズル、ズル、ストーンと机から手は落ちてしまいます。指先の力を鍛えなきゃと、指先に集中していたのですが、やはり全体のバランスが必要なのです。左手を日常生活の中で使っていくことが大事なのです。が、左手を使うと上手くできません。それでも使うしかないのですが、これが辛いのです。キーボードを両手を使って入力するとスピードが半分以下になります。でも使うしかないのでしょう。
 一つ良いことがありました、たぶん。
左手の指は痺れています。特に親指が。この親指で触った感覚に小さな変化がありました。何かに触ると、痺れているけど感触が右手に似ているのです。判ってもらえないかもしれませんが。私自身、麻痺がどんな過程を経て回復するか知りません。又、誰も教えてくれませんし、どこにもありません。小さな変化を感じた時、一喜一憂します。良くなっているのか、関係ないのか(悪くなっているとは思いたくない)わかりません。変化は未知との遭遇なのです。不安になります。なんにもできません。じっと為すがままにするだけです。今左手を使いすぎたのでしょうか、左手付け根の鈍痛が増しました。キーボードを叩いただけなのに。左手付け根の腕側上部前側部分に鈍痛、結構強い、どうしよう。前腕親指側にも軽い鈍痛がある。どうしようもないので、軽くストレッチでもして横になろうっと。
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