遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

脳梗塞により半身麻痺という後遺症を背負った人々を思うこと(その3)

2019-10-20 19:46:52 | Weblog
2019年10月20日(日)
 半身麻痺になった筋肉はどんな状況なのでしょうか?
全く緊張感のない状態です。ふにゃふにゃの状態です。無表情の
顔でも脳から指示がいっています。それでバランスがとれている
のです。麻痺した表情をみれば判るでしょう。ただの肉になって
しまいます。ぶらさげれば、だらんとぶらさがっているだけです。
筋肉には自身では力がないのです。脳から指示が無いと力がだせ
ないのです。昔、鍛えた筋肉も形だけなのです。動かなくなった
筋肉は、だんだん細くなります。怪我をしてギプスで固定し、そ
れを取ったとき筋肉が細くなってます。これと同じことが生じる
のです。だから、筋肉があるうちに動かすことが必要なのです。
私も半身麻痺になったとき、頭に浮かんだのは、筋肉を動かさな
きゃ細くなってしまう、早く動かさなきゃ、と思いました。
 動かない筋肉をどうやって動かすんだ??
 リハビリをしてくれる療法士さんたちは、麻痺の経験が無いの
で方法を知りません。脳外科(神経外科)の医師の方も経験がない
又忙しくてリハビリまで手が伸ばせません。何の方法もないまま
リハビリをしているのが現状でしょう。(少しは進歩してるかも)
では、どうすればよいか。半身麻痺から脱却し、日常生活をしてい
る人に聞くことです。何をしたのですか?と。
 回りに該当者が居ない場合もあるでしょう。
参考書があります。
 基本的に、方法は、三つあります。
 ひとつ。 リハビリ室には、立架台があります。これを使って立つ
      ことです。
  栗本慎一郎著「脳にマラカスの雨が降る: 脳梗塞からの生還」
     この本に彼がどのようにして脱却したかが書いてあります。
      項:超早期に取り組むリハビリー筋肉か神経回路か
       歩くためには、まず立たねばなりません。必読です。
       彼は、電動ベッドで実践しました。代替器として
       リハビリに使用されている立架台があります。
 ふたつ。  自身で麻痺している脚をあげること。
       上ります。このブログにも書いてあります。前半部分
       だと思います。上げてしまえば、後は療法士さんに
       任せればよいのです。彼らは、最初の動かすことが、
       判らないのです。
 みっつ。  鏡を使うこと。
       先の著書にも載っている。つまり動く手足を鏡の前で
       行なうと反対の手足が動くように見える。それに合わせ
       て麻痺した手足を介添え者が動かしてあげるのです。
       本人に見えないようにして。つまり脳をだますのです。
       健常者には、全く効果はありません。国際的にも認めら
       ています。
  以上の三つの方法があります。(私見)
 最初は自分でやらないといけません。誰も動くなんて思ってもいな
いのです。だから動くことを見せないといけないのです。
  私は、日常的に動けるようになって、どうしたら麻痺という後遺症
から脱却するには、何をするのが効果的なのかを考え、まず立つこ
とが肝心なことだと思いいたりました。立たねば、何も始まりません。
それも自分で立つことです。栗本氏の著書を読んだり、私のブログ
を読んだりして、確信を持って実行してください。リスクもありますから

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脳梗塞により半身麻痺という後遺症を背負った人々を思うこと(その2)

2019-10-12 14:50:43 | Weblog
2019年10月12日(土)
 脳梗塞の治療は、私の場合2種類の点滴と高圧酸素機密室
(カプセル)に入ることでした。梗塞領域が拡大しないよう
と脳が安定して働けるようにするのが目的でしょう。
手術はありません。10日で治療は終わりました。あとは、
再発防止とリハビリでした。これといった主治医からの指示
はありません。病院食(減塩食)と血圧を下げること。
 それから毎日、降圧剤と抗血小板剤を服用することになり
今も服用しています。再発防止の一環ですね。
 それから病名は何でしょうか?
 脳梗塞の治療は終わっています。薬は服用していますが、
再発防止が主のようです。しいて言えば、高血圧でしょうか、
あとは半身麻痺で身体が思うように動かない、病名はどうし
ましょう。脳梗塞による後遺症。これは、病名でしょうか?
 後遺症から脱出するにはリハビリが必要です。ですが、
脱出出来た方が何パーセントで、不幸にも努力のかいもなく
脱出出来なかった方がどのくらいいたかもわからないのです。
高知の某リハビリ学院の院長さんが、言っておられましたが、
脱出できなっかた率が95%以上だと言うのです。
 それは、リハビリの対象が、スポーツ事故や交通事故による
筋肉系統の故障を対象にしているからです。リハビリを担当
する療法士さんもそちらの教育を受けて、国家試験をうけて
います。脳梗塞による半身麻痺は、筋肉が壊れたのではなく
脳が壊れたのです筋肉に適切な指示がいかないから、筋肉は
動けないのです。壊れた脳は、再生されますが、赤ちゃんの
時から培ったデータは再生できません。再度一から入力から
の入力が必要なのです。他人が入力しても効果が小さいので
す。赤ちゃんも自分で入力しています。親はそれなりに手助け
してますが、殆どは赤ちゃん自身が行なっています。
 脳の再生については、1994出版「NHKサイエンス
スペシャル 驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心 秘められた復元力
:発達と再生」が参考になります。これは、当時、新潟大学
脳研究所の生田房弘教授が脳損傷後の修復過程を電子顕微鏡を
使って研究した結果を元にしています。廃刊になっていますが、
一部の図書館には蔵書としてあると思います。なお、各地の
NHKの放送局にアーカイブとして映像も残っているはずです。
福岡放送局には、ありました。
介護用の支援装置として、手足の弱った人の手助けの歩行支援機
が偶に報道されますが、一度出たきりで、第二弾がありません。
これらの装置は手足の微小な筋電流を感知し、モーター等で動作
を支援しようとするものですが、脳から適切な指示が行かない、
脳梗塞による麻痺者には、何の手助けにもなりえません。
 つまり、脳梗塞による半身麻痺の身体の状態を良く解っている人
はあまり居ないのが現状でしょう。
 病気別死亡者の統計数値などが発表されます。ガン・心臓疾患・
脳疾患等に分類されています。脳梗塞の場合、脳梗塞になりすぐ
死んだ場合は、脳梗塞と診断できますが、何年も生きた場合は、
心不全だとか、ガンだとか、多臓器不全とかになってしまうでしょう。
私の義母は、70近くで脳出血を患い脳梗塞になりました。リハビリ
も空しく12年後になくなりました。診断は何だったのでしょうか?
車椅子にも座れず、寝たきりでした。
 死亡診断書で「脳梗塞」と記述されるのは少ないと思います。が、
発症件数は多いと思います。治療は、十日程度で終わり、あとは、
後遺症が残ります。
 後遺症から脱出出来た人は、どんなことをしたのでしょう?
                       (つづく)




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脳梗塞により半身麻痺という後遺症を背負った人々を思うこと(その1)

2019-10-07 21:49:10 | Weblog
2019年10月7日(月)
私は2004年11月25日に、脳梗塞で左半身麻痺になり、
今日までその後遺症と戦ってきました。今からも
戦っていくことでしょう。命終えるまで。
それは、ガイド本のない旅でした、今後もそれが
続くことでしょう。
 私、見た目普通の健康な人とかわりません、他人が
見ても半身麻痺の後遺症を持った人とは、わからないで
しょう。週3回バドミントンをしています。レベルは、
初級の上か中級の下でしょう。ゴルフも年四回地域の
コンペに参加しています。そのための練習をしています
その他に、楽器の練習をほぼ毎日1時間程度しています
 これまでの努力の結果です。ここまでやっても、後遺
症が残っています。私のブログに訪れる人の多くは、
「入院初日」や「入院2日目」を見ています。今でも、脳梗
塞になる方は多いのですね。
 先日、テレビ番組で「脳梗塞になった医者」というのが
ありました。でも、肝心のリハビリの話は無く、本人の現
在の仕事と過去の話が主だったと思います。仕事は以前の
仕事で無く別の医療関係の仕事のようでした。
 医療関係の仕事をしていた人達が脳梗塞になっても、脳
梗塞になると身体はこんな風になるとか、リハビリはこん
な風にした方が、回復が早いとか、などのような話はどこ
にもないのが現状でしょう。だから、脳梗塞による後遺症
(半身麻痺等)のことは、誰もしらない。そんな状況で、
リハビリは行なわれています。
 まずは、脳梗塞による半身麻痺とは、どういうものかを
しらねばなりません。私の経験から話をしていきます。
 脳梗塞とは、脳内の血管が詰まって血流が途絶える状態
です。途絶えた先にあった脳細胞が酸素や栄養が途絶えて
死んでしまい関係先に指示が出来なくなってしまうことです。
血管が詰まる箇所が往々にして手足等(見える箇所は)に
司令を出す場所が多いのです。司令がこなくなった筋肉は
動きません。それが動かなくなった手足や瞼や顔面です。
半身麻痺ですから、本当は身体の半分、背骨を中心にして
左や右の半分が動かなく成ります。内臓もそれなりの、ダ
メージを受けます。半身の筋肉に影響を及ぼします。血管
やリンパ管も筋肉ですから影響をうけます。声帯も筋肉で
すから半分は動きません。発する言葉がぼやけていませんか。
胴体も半分は動いていないのです。それは、筋肉の仕業でなく
脳からの正しい司令が来ないからです。原因は脳が壊れた
からなのです。脳を修復しない限り回復しないのです。
悪いのは筋肉ではなく、死んでしまった脳細胞なのです。
こんな筋肉にリハビリをしても回復しません。
今の医療は筋肉に対してリハビリを行なっています。
・脳
 死んだ脳細胞は、再生されます。2000年頃までは
再生されないと言われていました。今は再生されるが、定説に
なっています。ただ、以前持っていたデータは再生されません。
パソコンでいうなら記憶データが初期化されたということです。
生まれて今まで蓄積したデータが消えたのです。データを
再構築しないと動かないのです。これが出来るのは、貴方本人
しか出来ません。脳にデータを入力できるのは本人しかいない
でしょう。他人は支援はできても。やるのは本人しかいません。
 
でも、そのための参考書はどこにも無いのが実情です。
                    (つづく)

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