遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

三度目の8月(回復の感覚)

2007-08-31 11:27:41 | Weblog
8月31日
 半身麻痺になって三度目の8月が過ぎようとしている。
 最初の8月 左腕はまったく使えず飾り物の左手だった。
 二度目の8月 指の関節が動き手が使えるようになると確信した。
 三度目の8月 日常生活に支障なし。見た目健常者。
 振り返って見ると、8月は体調に大きな変化があった月だった。今回もあった。
なんとなくだが、手の動きが良くなっている。この感覚はなった人しか分からないと思うけど。
 私の感覚 バドミントンをしたり、ギターを弾いたり、リハビリの作業項目をこなしたりしている時は、それぞれの動きができないのではない。出来るのだけれど、「そうはさせないぞ」というような抵抗があるのです。その抵抗勢力に打ち勝って動かすわけです。簡単な作業でも抵抗勢力は、あります。作業を行っている私の顔は苦痛でゆがんで来ます。端で見ている人は、こんな簡単なことなのに、どうして素早くできないのだろうか、とか、なんで苦しそうな顔をしているのだろうか、とか。私は一所懸命しています。例えば、コップをひっくり返す作業を連続して10回するとします。右手では簡単にできます。左手になると、1、2回は良いのですが、4,5回目くらいから抵抗勢力が出てくるのです。どこから出てくるのでしょう?コップなんてそんなに重くも無いのに。無事終わる頃には肩が大変疲れていますし、顔も苦痛で歪んでいます。バドミントンの時は、意識していませんが、左膝が動きたくないとダダをこねているのが分かります。それでも続行しますが、前よりスピードが無くなっていることでしょう。だから前半は良くて後半失速で負け。パートナーは奇妙に思うでしょうね。あれだけ調子がよかったのにと。
 良くなる感覚というのは、この抵抗勢力が急に消えることです。ある瞬間にスッと無くなるのです。だけど、長続きはしないのです。次の抵抗勢力が出てくるのです、待ってましたとばかりに。今日は調子がいいなと思いながらバドミントンにいって、打ち始めるとなんだかおかしくなるのです。体調がコロコロ変わるのです。
 日々努力していると、薄い、ウスーイ皮がポロっと剥がれる感じです。ホントにうすーい、うすーい皮なんです。進歩の度合いが見えづらいけど、3ヶ月くらい経つとはっきり分かるのです。自覚していないと見過ごすかもわかりません。
 最初、新しい作業をすると大変なんです。動かない、疲れる、結果がみえない。
こんな簡単な作業をするなんてバッカみたいで続けるの大変なんです。動かさないと始まらないのです。始めないと終わりもないのです。途中で放棄するとリタイヤで記録も残らないのですし、先に進めないのですよ。
 自覚して行っていけば回復の感覚が見えてきます。続けることなんです。それしかないのです。やりたければ!
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指の動き

2007-08-29 16:59:19 | Weblog
8月29日
 ギターの特訓を開始したのだが、今まで弦を押さえることばかりを書いたが、押さえた弦を離すことも大変なんです。音階を下から上へ移動する場合は楽なのですが、上から下へ移動する場合、タイミングよく放せないし、これが難しいのです。当然次の音を押さえなきゃいけないし。だから弾いても音楽にならないのです。
 手の甲を上にしてグーとパーをします。普通は手の甲は動かずそのままの位置でできます。私の右手は甲はそのままで指だけが動きます。けれど左手はグーをすると甲は上に動きます。パーをすると下へ動きます。つまり手首が動くわけです。指一本動かしても手首が動くのです。弦を押さえたり、放したりする度に手首も動くわけです。普通は指先だけが動きます、不必要なところが付随して動くため力と時間が必要になりタイミングよく軽やかに出来ないのです。どうすれば良いか。指先だけが動くようになるまで練習(リハビリ)するだけです。それだけです。簡単でしょう。言うのは簡単です。血と汗と涙が必要です。
 先日NHKの阿波踊りを観ました。其中で「阿波扇」の連の踊りがありました。
右手に団扇ではなく扇をもってひらひらさせながら踊っていました。新人の方の練習もありました。私も右手ではなく左手でやってみました。扇を持たずに。手首を八の字に動かすのですが、とても辛いものです、私にとって。とっても良いトレーニングになります。同じように足首も八の字に動かしてみました。左足は足首で丸も書けません。丁度良いリハビリのトレーニングになります。ただし、楽ではないし、簡単でもないのです。これが簡単に出来るようになれば、多分リハビリからの卒業になるでしょう。つまり、私の身体はそこまで回復しているということです。
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リハビリとの決着

2007-08-27 13:50:46 | Weblog
8月27日
 私のことを知らない他人が、日常の私を眺めた時、障害者と見るだろうか?
多分、健常者と見るだろう。私自身は当事者だから、あそこも、ここも思うように動かないし、上手く出来ない、ぎこちない、素早くできない等々、悔しいことを沢山抱えている。ただこれら全て完全に回復するには多大な日数が必要だろうし、明確な数字も、分からない。
 私自身、どこかで決着をつけなければ、障害者を引きずっていくことになる。私は断ち切りたい。条件を設定した。
 人前でギターで演奏する。来年の8月に。
そのためリハビリの特訓をする。自主特訓です。
 今、私は毎日が日曜日。余生をどう過ごす。音楽を楽しみたい。
 オーディアンスじゃなくプレイヤーとして
 残りを考えるとボヤボヤしている暇は無いはず。
 急にやっても時間は必要、脳細胞の回復は大まかに3ヶ月単位。
 来年8月まで4回ある、なんとかなるかも
 ボチボチ休まず続けましょう。
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-近況(サマーキャンプに参加)

2007-08-21 11:05:03 | Weblog
8月21日
 8月も下旬に入った。暑いが、ツクツクボウシも鳴き出し秋の気配も見える。
 8月に入って、台風が来たり、孫たちが来たり、花火大会に行ったり、知人主催の音楽サマーキャンプに参加という風に多彩なイベントがあった。
 忙しい中、サマーキャンプには楽譜作成という形で参加した。左手が自由に動かないため楽器による参加が不可能。いつも聞いているばかりや裏方の人にも音楽の現場に参加して楽しんでほしいと思い、声なら参加できるのではと主催者に提案をし、了解をもらった。曲を選び、音域をチェックし「もしも明日が」に決まった。
伴奏は楽器持参の参加者が行う。できれば全員参加となり、楽しいイベントになる。楽譜作成は大変だ。楽器の編成が、弦楽カルテットに木管五重奏団、皆に参加してほしい。楽譜は、歌の本のイントロ付きメロディが載っているギター弾き語り譜を採用した。それを伴奏形態にしながら各楽器の出番があるように編曲した。手元にレコードやCDがなかったので歌の楽譜だけがたよりだった。音楽作成ソフトで音を打ち込みながら作成していった。その間、何度聞いたことやら。ギターで伴奏すればどんな風になるかを基準に思いながら作成した。ギターだけで伴奏すれば、どんなに簡単かとつくづく思った。それだと音楽に参加する人が激減していまう。参加者全員で共有したい、楽しみたい。記譜と実音にも悩まされた、F管とB管もある。総譜が完成したのは、キャンプ前日だった、それからパート譜を作成し、歌詞の楽譜に歌詞を記入したのは、出発直前だった。
 実際の演奏は、飛び込みのイベントなので、スケジュールにはなく結局、解散直前になった。前もって楽譜の余裕もなかったので全員初見となった。歌う方は知っている人もいたが、演奏は全くの初見。結局、2回演奏した。全員参加のイベントにはなった、又楽しんでもらえた。実際に演奏してみると、各楽器の音量のバランスが重要だとつくづく感じた。前もって楽譜を配布することと、スケジュールの中に入れてもらうことを実行すればきっと楽しいものになると確信した次第です。
私も楽しみが増えた。
 私も楽器で参加するには、左手のリハビリが重要なポイントになる。現時点の状況は、ここ一ヶ月で大きく変化している。急に動きが良くなっている。見た目はそんなに変化はないように見えるかもしれないが、変わっています。他人には聞かせられないけど、自分にだけならメロディーを聞かせられる程度になっている。すると今の弱点が浮き彫りになります。人差し指と小指です。小指は関節を曲げてきちっと押さえる力が弱い。人差し指は動きが硬い。それと親指、スムーズなサポートをしていない。この三点です。なにをすれば良いか?普通の練習をすれば良い。曲を弾けば良い。ギターを上手くなろうと思えばギターを弾けば良いのです。曲を弾けるようになるまで練習して弾けばよいのです。いつまで?弾けるまで。何時ごろ再デビューできますか?さあー、わかりません。でびゅーできるまで練習します。
今までとは環境が変化しました。今までは、練習しようとしても、指が動きませんでした。今は完全でなくても動きます、練習していけば間違いなく動くようになります。それまでは不完全な音楽を聞くことになりますが、続けるしか方法はありません。続けるだけです。継続は・・・・なんとか、という諺もあります。敵は己だけです。
 脚も微妙な動きの段階に入っています。足首と足の裏との関係でしょうか。歩いたり走ったりしている時、意識して行っていないので何をどうすればよいのかわかりません。バドミントンで動くだけです。バドミントンが上手になるよう普通に練習するだけです。特別に何かをする必要はなく、休まず続けるだけです。付き合ってくれているクラブの皆さんに感謝しています。
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指のリハビリ

2007-08-04 17:24:38 | Weblog
8月5日
 さて指のリハビリだが、指先が動くまでは、指先の重要性が判らなかった。それと指が機能しなければ、手が機能しないこと。逆に指先だけが動いても肘や手首が機能しなければ手としての役にたたない。指が動くことと、つまみ続ける力があることは、別の問題であること。去年の8月に指の関節が動き、私は喜んだ。あれから1年。思った以上に回復していない。始めは、紙切れ1枚持ち続けることができなかったが、今では文庫本ならば持ち続けることは出来る。右手に比べると、指先の力は半分しかない。
 指は5本あるが、親指と他の4本は動きも違い機能も違う。お互いが関連しあって動くけど。指が使えるようになると、それに付随して手首や肘も同調して動くことになります。単独ではスムーズにに動いていたのが、一体となって動くことは初めての体験になり、筋肉が緊張し動きが鈍くなり、かつ身体にも力が入り、マスマス動きが鈍くなります。また手は重力との闘いもあるので疲れるのです。手先が使えるようになると日常の動作にも使用可能になり、使用頻度も増加して行き、完全に回復していない肩にも負荷が掛かってくることになって、肩が抜けるような鈍痛を感じることになる。現在、痛みがある。
 コップに水を注ぎ左手で持って歩く。左手は揺れる、コップの水はこぼれる。右手で同じ動作を行う。右手は揺れないし、水もこぼれない。腕全体の機能向上に努めなければならない。
 ギターを弾くためには、左手で弦を押さえなければならない。一音だけなら押さえて弾けば音は出る。ゆっくり弾けばメロディーは奏でることはできる。早く弾くと上手くできない。和音を弾くため弦を同時に二つ以上押さえる。これが難しい。指それぞれが独立していないため、1本の弦は押さえられても2本目の弦を押さえることが出来ない。弦を押さえるのに思っていた以上の力が必要なのだ。指の力が回復していない事もあるけど。それに親指も微妙なのだ。親指も位置を固定するため棹を下から押さえるが、弦を押さえる指に影響を与えてはいけない。つまり、弦を押さえるのに親指と共同で力を入れてはいけないのだ。一緒に力を入れると、それだけで腕全体に力が入ってしまい、動きがギコチなくなってしまう。指それぞれが単独で力を入れたり、抜いたりが出来なければ、音の移動や和音を奏でることは出来ない。又、腕全体がシステム的に動く必要もある。どうすれば良いのか。
答えは簡単。不味い音楽を弾き続けることなのです。それと指の筋力をつけること。聞くに耐えない音楽を弾き続けること、それを聞き続けること。これに耐えること。それしかない!それしかない!それしかない!!
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手のリハビリ

2007-08-01 17:43:09 | Weblog
8月1日
 台風5号がやってくる。台風は高気圧が嫌い。東シナ海に高気圧が居座っているから東には行かない。西に太平洋高気圧がいるので北に行くしかない。九州直撃か。朝鮮半島の北の低気圧が西へ移動している。台風は低気圧が好き。その低気圧の移動速度は45Km/H、台風がそれに向かって行ってくれるとよいのだけれど、九州直撃は免れても日本のどこかを横断することになる。勢力を落とさせるには九州が犠牲になるのが良いのか?鹿児島、宮崎がかわいそう。
 手のリハビリ
 太鼓を叩くような動作が苦手。力いっぱいバチを振り下ろしてもドンという音はでないでしょう。トンかな、思ったより弱い音でしょう。それに真っ直ぐ振り下ろせないし、途中でブレーキがかかったみたいにスピードもでない。太鼓に当たる瞬間に手首をきかすなんて芸当は当然できません。それを担当の療法士さんに言ったら、考えてくれました。左手に木槌、右手に先端が筒状になっている釘みたいなもの持って、紙に穴を開けるのです。紙は多少厚いので木槌で2,3回叩かないと開きません。釘を真っ直ぐ叩くのが難しい。きちんと釘を叩けない。叩く力を釘に正確に伝えられるか。やってみると徐々に上手くなる。すると毎回叩き方が変わってくるし、私も正しい?叩き方をしようと、あれこれ不都合なところを解消しようとするから、叩き方が変化している。肘を脇に付けてコンパクトに叩くのがベストのようだ、が肘を脇に付けると窮屈になる。本来手首を上手く使って叩けばよいのだけど、手首を上手に使えないため肘や肩がカバーしているためだ。窮屈でも肘を脇に付けながら叩くよう療法士さんから指示されている。そうしないと、正しい動作が身につかない。頭を使うから疲れるのです。この作業は、8月で終わらせたいけど無理のよう。
 手のひらを表にしたり裏にしたりすること。交互に素早くすること。こんな簡単なことを毎回させられています。難しいのです。肘を真っ直ぐに伸ばして行います。手のひらがきちんと表になるようにしますが、きれいにできません。手のひらは平ですが肘と肩のねじりが弱いのです、つまり肩の可動範囲が狭まっているのですね。手のひらを水平にするため身体をねじってしまいます、そのため力が入ってしまいます。
 次に肘を曲げて同じ動作をします。手のひらは平になりますが、肘が動きます。右手ですると肘は一定で移動しません。左手は、肘が外側へそして内側へと動きます。右手で動かないようにして行うと手のひらを平にするのに力が必要になってしまうのです。すると疲れてしまうのです。
 私は右利きなので、意識しないと左手を使いません。このことが、回復を遅らせている原因の一つだと思っています。以前に比べると日常生活で使う量は格段に増えました。問題は保持する力と指先でしょう。
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