遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

回復の状況

2008-10-29 10:48:39 | Weblog
10月29日
はや、10月も終わろうとしている。時の流れの速いこと!
毎日何らかの動作でリハビリを行っていると、ゆっくりではあるが、微々回復していることが感じられる。逆に怠けていると戻っていることも感じられる。
 どのように回復するのか、説明してくれる人もいなければ、書かれたものもない。全てが患者に委ねられていると言っても過言ではない。それがどんなに不安に落としいれ、恐れ、慄き、じっと黙って耐えるしかない手段がないのが現実。ただひたすら己の身体をじっと見つめるだけ。
 リハビリを行っても、怠けても、身体の状態は変化する。毎日変化する。小走りが出来るようになった、身体に異常はないのか。「ある!」膝がおかしい。膝の上側、下側、内側、外側、前脛骨筋、足の裏。以前とは違う違和感がどこかに発生している。手だって同じ。親指が少しスムーズに動くようになった。肩の付け根に痛みが変化する。付け根の前側、後ろ側、真ん中。前腕の外側、内側。どこかに痛みが発生する。時には腰にも痛みがでる。脳にも違和感が出る。右脳、左脳どこに出るかはその時にならないとわからない。脳が壊れたのだから、脳を修理しなければ、回復しない。脳を修理するには、修理のためのデータが必要。それは身体を動かすしかない。新しいことをする時、脳は抵抗する、それに打ち勝って身体を動かさねばならない。そうして新しいデータを脳に送る、一日や二日では脳は納得しない。数ヶ月は必要。その間、脳は抵抗し続ける。それに負けない強い意志が患者に要求される。脳が根負けして始めて、脳は修正に応じるのです。その時、脳は大量の酸素と栄養を要求するのです。それらは血液によって運ばれます。大量の血液を短時間で流す必要があります。すると血圧が上がるのです。上が170から180くらいでしょうか、私の場合。身体は、その負荷に耐えなければなりません。血液はサラサラに、血管は柔らかく、血栓などは無きようにと。
 日頃から身体を健康にしていなければならないのです。そのためには、食事と運動が重要なのです。自分の身体の信頼性を高めていなければ、血圧の恐怖に耐えられないのです。それは自分で守らなければならないのです。そして続けなければならないのです。単調でも続けなければならないのです。リハビリも単調ですが、続けなければならないのです。例えば、左手で太鼓を叩く。同じ調子で同じ場所を叩くことは、今の私には出来ません。でも、やり続けなければ、手の回復はありえないのです。出来るようになるまで続ける。痛みがあっても。回復するのを誰かが待っているのです。だから私の肩と手は完全に繋がっていません。
 太鼓を上手く叩けるようになったならば、リハビリは終わるのでしょうか?
 なってみないと、わからないのです。
 左手も使ってタイピングしました、肩の付け根に痛みが現れました、寝るまで消えません。