遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

早春賦と近況

2007-06-20 11:08:18 | Weblog
6月20日
 先日、街に出たついでに(週一回でることにしている)本屋に立ち寄った。そこで「日本の唱歌15選」(CD付き)なる本が目に付き、購入した。
 私は日本の唱歌が好きだ。特に今では「早春賦」が気に入っている。
  早春賦
 1 春は名のみの 風の寒さや
   谷の鶯 歌は思えど
   時にあらずと 声も立てず
   時にあらずと 声もたてず

 2 氷解け去り 葦は角ぐむ
   さては時ぞと 思うあやにく
   今日も昨日も 雪の空
   今日も昨日も 雪の空

 3 春と聞かねば 知らでありしを
   聞けば急かるる 胸の思いを
   いかにせよとの この頃か
   いかにせよとの この頃か

この詩を読むと、私の身体と心に、ぴったり合っていて、つい目頭が熱くなる。
何度春が見えたろう、だけど次の日はまだ雪の空。
何度春が聞えたろう、次は何をすれば・・・

 今、養老 孟司氏と茂木 健一郎氏の対談集「スルメを見て イカがわかるか!」を読んでいる。
脳の話なのだが、脳は私の意識の外で勝手に編集を行っていると言う。
つまり、神経細胞のシナプスを接続を決めるのは、私自身でなく、脳が決定するらしい。間接的に私も加担しているが。その編集作業は、私が寝ていようが覚めていようが、お構いなしにやっているらしい。絶え間なく、休むことなく。但し、外からの情報が入ってくればの条件があればだが。歳に関係なく施工しているという。
つまり、私はいつまでも進歩できるということか。
 世の中は、年を取ったら衰えるというけど、きちんと整備をしていけば、衰えることなく進歩し続けることは、可能なことなのだと、脳は言っているようだ。
 絶えず情報を脳に送り続けるのは私だし、動き続けるのも私だし、身体を整備するのも私。他人ではない。NHKの番組で「鶴瓶の家族に乾杯」に出てくる年を重ねた人達の元気をみると、納得する。私も身体の整備を怠ることなく、また情報を集め、動き回ることで元気に暮らしていこう。「今」を与えてくれた(日本の)神に感謝しています。
 現在、左手を自然に日常で使えるようになりました。意識しなくても左手が出てくるのです。まだ、一人前ではないのですが、やりたいと動くのです。力と持久力は、そんなにないのですが、子供が、がんばって手伝うような感じですね。無理をしながらがんばるというような。その分、肩に負担を感じます。絶えず鈍痛的なものを。
 指先の力を測定しました。握力は右と同等です。指先は、特に人差し指が右手の半分もありません。私のOT(作業療法士)は、新たなメニューを考えて私をいじめようと画策しています。軽くいなしてやろうと私も画策しているところです。
でも辛いものですよ。簡単な動作を続けることは。先ほどの脳が編集し終わるまで続けるないといけないから。私の脳の性能は、いかほどでしょう?
 そうだ、脳に燃料を与えなくては!酒、ワイン、ブランデー、焼酎、泡盛でいいのかな。
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6月5日

2007-06-05 09:56:46 | Weblog
6月5日
 昨日、牛肉のおすそ分けにあずかった。
神戸から送ってきたという、ひょっとして神戸牛!
ステーキ用で2枚。
 それで、夕食はステーキにあいなった。
料理人に立候補し、直ちに賛成多数を得た。
 ステーキの料理には、以前から興味をもっていた。
 ただ、レアとかミニアムとかウェルダンの違いをどう料理するかが疑問であった。最近、NHKの料理番組に「きょうの料理 ビギナーズ」というのが4月から放映されている。とりあえず録画している。なに、5分間番組ですよ。
 肉の料理の仕方にステーキの料理方法があったんです。それを、とくと拝見して
料理をしました。焼き加減は、ミディアムとして、説明の通りにしました。火加減、時間などなど。途中、「何故、鉄のフライパンを使わなかったのか」というクレームがあったが、無事終了。良い肉はソースがなくても美味しいと、誰かが言ったので、そのまま食べました。ほんと焼き加減もピッタシで満足でした。
 庭の畑?にサツマイモを植えました。いちごの赤ちゃんを育てていた植木鉢を誰かが蹴っ飛ばしたので、中の土もばら撒かれていました。直ちにレスキュー員が出動し回復させました。これで来年はいちごの収穫も増えることでしょう。
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2年6ヶ月

2007-06-02 11:49:53 | Weblog
6月2日
 6月になった。脳梗塞で左半身麻痺になって2年と半年が過ぎた。今では健常者と見間違える程まで回復している。リハビリと強い意志の賜物である。リハビリは単純作業の繰り返しと絶えず限界への挑戦の連続である。一流職人と同じなのだ。昔からやっていれば、今頃は私も一流職人になっていたろうに。今からでも遅くないから続けていこうっと。
 脳梗塞による麻痺のリハビリは、他人(PT,OT等)からやってもらっても効果は小さい。患者自身が動かすぞという意思をもって行って始めて効果がある。何しろ、脳の中身の話ですから。それと、時間が掛かる。一つの進展に約3ヶ月、続けていて3ヶ月。楽ではありませんが、続けていると、ある日突然、贈り物がもらえるのです。一瞬ですが、嬉しくなります。次の瞬間から、新たな課題が送られてきます、否応なしです。だけど絶対ではありません、やらなくても良いのです。やらなければ機能はそこまでで、停止。それから退歩が始まる。
 機能が回復して行くには順番があるように思います。私の左腕は指先の動きがイマイチですが、全体的には良く動きます。だけど、肩と腕はまだ完全に繋がっていません。指先が良くなるのを待っているように思います。私の感ずるところによると、肩と腕は前、真ん中、後ろの三箇所で繋げているようです。最初、真ん中が繋がりました。次に後ろが繋がりました。前はまだ繋がっていません。どうして判るのかって?それが判るんです。繋がった瞬間が、ピシッとスィッチが入って急に肩が軽くなるんです。一度に全部ではないんですね。最初は肩でした、二度目の時は肘でした。でも腕が固定されていないのです。力を入れていないとブラブラするんです。コップに水を入れて歩くと水がこぼれます。どうしてもこぼれるのです。制御できないんですね。繋がったときの感触が、真ん中だとか、後ろ側だというのが判ったのです。前がまだなんだ。指や手首が機能的に回復するのを待っている。機能が回復するまでの間、指や手首は動くのか?動きます、ただ、スムーズじゃないので力がいります。。軽快に動きません。それを動かすわけです。闘うのです。誰と?私の脳と。強く抵抗してきます。その抵抗を押しのけて動かすのです。とっても力が入りますが、指は動いても指に力が入っているわけじゃない。脳に抵抗して動かすと、身体全体に力が入って、指や手首が少し動くわけです。是を繰り返していくと徐々に大きく動くようになっていきます。本当の動きができるようになるまで続けなければなりません。その間、脳は抵抗をやめません。自分との根競べです。単純作業なので嫌になります。嫌になって止める人もいるでしょう。昔は簡単に出来ていたことが出来ないし、それに単純作業ですからね。やってもすぐには結果が出ないからね。最低3ヶ月続ける必要があるようですね。すると、回復が少し見えてきます。ちっちゃな回復を確認しながら休まずに続けると、ある日突然それはやってくるのです。劇的ですね。もう、ばんざーーーーい!!!!です。でもそれでお終いじゃないのですね、残念ですが。又、新たな課題が降りてくるんですね。誰が持ってくるんでしょうか?自分自身ですね。
 去年の八月、指の関節が動かせた時、回復を確信しました。あれから10ヶ月が過ぎようとしています。当時よりは動くようになっていますが、まだまだです。思うところがあって、4月から重点的にグー、パーをしています。やり始めたら50回を課しています。歩いていても座っていても立っていても、とにかく始めたら50回やる。すると先週あたりから身体に変化が出てきました。グーパーだけではないと思うけど、腕と肩との繋ぎ目の前側に鈍痛が発生しました。今も続いています。指の動きも以前より少し軽快になりました、が機能的には使い物になりません。前進しているのは、確かなようです。何時までこんな状況が続くのでしょうか。
 脚にも変化があります。以前より動きやすくなっています。多分、大きく変化させたと思います。バランスが大きく変わったようです。全体的に左足への支援を減少させたような感じ、そのため左足に負担が大きくなった。左膝の違和感がとっても大きく感じられる。歩行や走行はできる。膝全体が重い感じが、ここ二週間ほど続いている。感じつつも普段どおりやっていくしかない。はい、いつもどおり続けます。
 毎日が日曜日なので、リハビリに行く回数を増やそうと思い、病院に相談したところ、出来ないという返事をもらった。保険の関係で月に6回が限度らしい。私みたいな半身麻痺が150日で回復するわけないし、今では定期的に回復途上にあることを申請しなければ病院にも行けない。入院患者も3ヶ月毎に次の病院を探さねばならない。一律に判定をするのは、どうかと思う。
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