遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

半身麻痺からの脱出の第二歩は?

2010-09-08 00:32:14 | Weblog
9月7日
 暑かった8月が終わったけれど、涼しくない毎日だ。
 外での運動が厭になった8月でした。
 半身麻痺からの脱出の第二歩は?
 動いたら「動かし続けること」です。
とにかく毎日、5分でも10分でも、あるいは5回でも
10回でも続けることにつきます。
続けながら、自分の身体を耳を澄まして観るのです。
そうすれば、何をすれば良いか身体が教えてくれます。
本当は、人は歩き方を知らないのです。歩いている時の
筋肉の働きを知らないのです。生まれてから自然に歩けるように
なるので、本当はどうしたら歩けるようになるか知らないのです。
リハビリでなんとか歩けるようになっても、不自然な歩きになっています。
私も円滑に歩きたい、走りたいと思ってきました。
今では、歩きについては、麻痺した人とは、思えないでしょう。
バドミントンを週4回しています。この時は、麻痺した側の足の
動きは鈍いのですが、動きの悪い人がバドミントンをしているなあ、
くらいにしか見えないかも。やってる本人は動きたがらない足を
叱咤激励しながら使っているのです。
 次に「絶えず挑戦する」ことです。
以前、NHKの放送でリハビリで歩けるようになったので自宅でリハビリ
をするようになった人の例がありました。
家での自主リハビリのメニューを療法士に書いてもらって、それを2年ほど
忠実に行った結果、以前より機能が衰えたという内容でした。
私、判ります。何故そのようになるのか。
今の機能を維持するには、今の機能以上のことをしなければ
維持さえもできないということです。だから10回できたら11回できるように
する。100m走れたら150m走れるようにする。
こうした挑戦がどうしても大切なことなのです。
 もう出来ることだからと、安心しているとすぐに元に戻ってしまいます。
この戻り方は、普通の健康な人よりも、とても早く感じます。
だから、絶えず挑戦を行い、休めないのが現実です。
 始めのころは、リハビリの効果が大きく見えます。今ではリハビリの
成果は眼に見えないような小さなものになります。ですが、効果の大きさを
感じるようになります。
 リハビリを効率よく行うには、どうしても必要なことがあります。
 それは、「脳梗塞」によって身体がどうなったか、ということです。
 何故、半身麻痺なのか?半身麻痺とは、どういうことか?
脳梗塞によって何が壊れたのか?脳細胞が壊れました。
壊れたのは脳細胞で、筋肉や関節ではありません。脳から指示がないので
動かないだけです。筋肉は動かないと小さくなります。
動かないのは、手や足だけでは、ありません。顔の筋肉、唇、舌、腹の筋肉、
背中の筋肉、つまり身体の半分(私の場合、左半身)背骨を真ん中にして
その左側全部が麻痺なのです。
 そして、リハビリを行うのは手と足だけなのです。手のリハビリは
大変なので代替として動く方の手の機能活用と言う方法が良くなされています。不随筋
は自分の意思で動かし難いのですが、機能は弱ります。血管も筋肉ですから、
機能も落ちています。つまり、身体の半分の機能が落ちているのです。
それは全て脳が壊れたからです。
 壊れた脳細胞はどうなる?
 壊れた脳細胞は死にます。死んだ脳細胞は、別の細胞に食べられてきれいに掃除されます。そして、新しい脳細胞が再生されます。だから、脳は元のようになるのです。
 ですが、死んだ脳細胞が持っていた情報は、再生されません。だから、動かないのです。
生まれてからずっと蓄積していた情報が消えたのです。どうすれば良いか。
 最初から入れるしかないのです。赤ちゃんは歩き方を誰からも教わっていません。
始めは手足をバタバタしています。このバタバタさえもやり方を教わっていません。
また、誰も教えていません。
 つまり、患者自身がやるしかないのです。療法士の言うとおりやっても、効果は
小さいのです。患者自身がやる気を持ってやれば効果は大きいのです。
だが、何をどうすれば良いのか誰も教えてはくれないのです。当然、療法士も
知りません。(知っていれば、リハビリで全員健常者になっているでしょう、
長嶋さんも大手を振ってテレビに出ていることでしょう)
 6年目の私は今も、機能が回復しつつあります。筋肉は一様には回復しません。
手足の機能も一様ではありません。行きつ戻りつしながらゆっくりとしか回復しません。
それは「続ける」ことに加え「挑戦する」ことの結果なのです。
回復には順番があるようです。リハビリを続けながら自分の身体に耳を澄ますと、こちらを
しないとダメだよとか、あちらも動かして、とかが聞こえてくるようになるでしょう。
コメント
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