遊び半分・面白半分

脳梗塞により左半身麻痺になり現在リハビリ中、健康回復日誌

リハビリは続く(足)

2009-04-26 16:53:37 | Weblog
4月25日
 先週は四日もバドミントンをした。上手くなりたい一心なのだ。
ゲームに勝とうと思えば素早く動くことが必須だ。私の欠点は
素早く動くのに、難があることだ。脳梗塞による麻痺の後遺症が
残っているため左足が・・・・
一年前に比べれば格段に良くなっていることは確かなのだが、
どうしても「もっと上を」狙ってしまうのだ。そのため私より
同等以上の人とのゲームを望んでいる。そうすることにより
絶えず限界の状態で身体を動かすことになり、今の状態から
脱出できる、と思っている。今の状態というのは、正常な右足には
何の違和感も無い。しかし、左足には膝に違和感が絶えずある。
バドミントンをしていて(だいたい二時間程度)後半になると、膝付近が
もう動きたくないと言ってくる。つまり違和感が強くなるのだ。
休息をとっても変化はしない。この状態になってしまえば、夜寝るまで消えない。
右足はなんともないのに。ゲームを行えば、左足も無意識で動いている。
結構回復はしているのだ。それでも私は上を求めている。
 ・素早く動くにはつま先歩きが重要
 そのつま先歩きをするためには、つま先に力が必要なのだが、そこに力が無い。
右足の場合、つま先のところで動きを処理できるが、左足では、踵までいってしま
う。ここで時間を使うので、以前の素早さにならない。
つま先立ちを保持する筋肉を鍛える必要がある。どうすれば良いのか?
毎日、つま先立ちをすれば良い。しかし、それだけではスポーツに使えない。
素早い繰り返しが必要なのだ。己一人では、この素早い繰り返しを行うことが
難しいのです。基本訓練は一人で行いますが、長続きさせるには強い心が必要と
なります。一日や一週間程度では筋肉は付きませんし、休めばアッというまに
元に戻ってしまいます。そうさせないためにも楽しく行う策が必要なのです。
素早く動くには、足首も重要となります。足首を動かすには前脛骨筋を鍛えねば
なりません。病院でのリハビリでもやらされますが、辛いものです。動かない足首
を動かす訓練なのですから。私の場合も、右足と左足では動いている筋肉が違っているように思います。つまり、左足は他の筋肉の支援を受けているのです。
この支援している筋肉が素早い繰り返しの邪魔をしているのです。
私の左足はまだ支援されているのです。支援がいらなくなるまで私はリハビリを
続けなければならないのです。日常生活の動きをどこで「良し」とするかは、人
それぞれでしょう。それを他人には決めてほしくない。
ある程度のところで納得してリハビリを止めたとしても、何らかの形で動きを続けていかなければ、元に戻ってしまう不安があるのです、私には(多分、他の患者さんにも)。だから、行き着いたら着いた所でやり続けるしかないのでしょうね。


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「ためしてガッテン」を見て

2009-04-16 22:57:15 | Weblog
4月16日
 4月8日にNHKで放映された「ためしてガッテン」見ながら思ったことを書こうと思います。
 ① まず思ったのは、脳梗塞による片麻痺のことを正確に理解していない。
  患者の麻痺を手や足だけと思っている。
  背中も骨盤も半分は麻痺している。だから真っ直ぐ立っているだけでも、正常な方は麻痺側を支えている。それが何処の部位がどう支えているかはっきり解っていない。
  歩行中の脳の血流を調べている場面があるが
 健康な人の場合、赤くなっている箇所はない。当然のこと、彼らは意識しないで歩けるからです。
 患者の場合、足を運ぶのに意識しなければ動かせない。それに足を動かす筋肉に力がない。そのためどこかの筋肉がサポートしています。正常な方の筋肉もサポートしている。そのため全体的に赤くなっている。あの場面では、脳の血流だけを調べるのではなく、筋電流も同時に調べなければ片手落ちというものです。サポートしている筋肉は普通の場合は、動かなくても良いはず、それがサポートのために動くのだから血流が必要となるでしょう。
 私も当初(私は左半身麻痺)リハビリを行った後、右側が疲れ、病院内でマッサージは出来ないか、訊いたことがあります。最初の頃のリハビリはとても疲れるのです。
 患者の身体のことを良く知っているのは誰でしょう?医師?看護士?療法士?
良く判っている人は、いません、多分、患者自身以外では。
 だから患者が自分でやらないと思ったように回復しないのです。私も主治医から言われました「歩けるようになるでしょうけど、手は動かないでしょう」と。
という事は、医療側で回復のための処方箋が無いということでしょう。何も知らない患者は、リハビリが始まると、すぐに回復すると期待します。が、動かないままの患者が多いことか。多少は歩けるが、杖を必要としたり、補助装具を必要としたり。手に至っては目も当てられません。長島さん、右手は未だポケットに入ったままですね。
 脳が壊れたのだから、脳が回復できるようにしてやらなければ麻痺からの脱却は難しいと思います。何度も書いたと思いますが「壊れたのは脳であって、筋肉やほねではない」のです。だから、患者自身が自分の脳に情報を送らねばなりません。こうしたい、ああしたいと。絶えず、絶えず限界を超えるよう。
 番組の中で女性の患者さんが、肩まで手が上がるようになったという場面がありました。肩までは割りとスムーズに行くのですが(手を動かせたらの話ですが)肩から上に上げるのが大変なのです。重力との戦いですから。麻痺になると動かないのは当然ですが、動いたとしても筋力はゼロですから肩から上になると筋力が必要になるのです。只ひたすら毎日、毎日手を上げる体操をして筋力を付けるしか方法はないのです。私も毎日、毎日、万歳の練習をしました。何時の日か、脳はこの意志を汲み取って必要な筋肉に神経回路を繋ぐのです。それまで諦めずに毎日、毎日、万歳をするしかないのです。そして、ある日突然、スッと万歳が出来るのです。練習をやりすぎると、疲れがドッときます。私は、午前一回、午後一回練習しました。一回は五度ほど手が上がるところまで上げます。
 途中で諦めたら、ずっと上がりませんし、動かなくなります。
 
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