「老衰」の定義は難しい問題です。
ただ、年齢ではないと断言できます。
つまり肉体的な衰えだけで
判断できるものではありません。
近年、細胞分裂の回数や染色体の情報などで
寿命や老いを判定する研究も進んでいますが
「老衰とは何か」というのは、
そうした科学的見地からだけでは
判断しきれないように思います。
70歳くらいで老衰になる人もいます。
私はやはりその人の精神性、生き方、考え方が
影響していると思うのです。
「今後もその人にとって意味のある生活ができるか」
「この世にまだいたいと本人が思うかどうか」。
要するに本人の意識のあり方が、
一つの境目になるように思います。
「平穏死」という選択
石飛 幸三 著
老衰の定義はなかなか難しい
でもそれは本人には関係ないところの
医療サイド、家族サイドで
立場の違いで定義のニュアンスが異なる
それに善意か悪意かによっても違う
両サイドに悪意があり、
本人不在の定義であれば
虚しく残酷で、
被害者たる本人の痛手は計り知れない
それもこれも本人の人徳に
比例するのかもしれない
自分の家族に愛情を注がねば
苦しみのない最期など期待できそうもない
やはり、最期は畳の上で安らかに大往生したい
でもそんな夢のような話は自分のわがまま
家族には何としても苦労をかけたくない
だとすれば病院に行くしかないのだろうか・・・
もういいと自分の意識を持って、
穏やかに旅立てたらどんなにいいだろう
早起き鳥
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