早起き鳥 

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「老衰」の定義・・・

2017年07月29日 04時27分26秒 | 読書




 「老衰」の定義は難しい問題です。

ただ、年齢ではないと断言できます。

つまり肉体的な衰えだけで

判断できるものではありません。


近年、細胞分裂の回数や染色体の情報などで

寿命や老いを判定する研究も進んでいますが

「老衰とは何か」というのは、

そうした科学的見地からだけでは

判断しきれないように思います。


70歳くらいで老衰になる人もいます。

私はやはりその人の精神性、生き方、考え方が

影響していると思うのです。

「今後もその人にとって意味のある生活ができるか」

「この世にまだいたいと本人が思うかどうか」。

要するに本人の意識のあり方が、

一つの境目になるように思います。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 老衰の定義はなかなか難しい

でもそれは本人には関係ないところの

医療サイド、家族サイドで

立場の違いで定義のニュアンスが異なる

それに善意か悪意かによっても違う

両サイドに悪意があり、

本人不在の定義であれば

虚しく残酷で、

被害者たる本人の痛手は計り知れない

それもこれも本人の人徳に

比例するのかもしれない

自分の家族に愛情を注がねば

苦しみのない最期など期待できそうもない


やはり、最期は畳の上で安らかに大往生したい

でもそんな夢のような話は自分のわがまま

家族には何としても苦労をかけたくない

だとすれば病院に行くしかないのだろうか・・・

もういいと自分の意識を持って、

穏やかに旅立てたらどんなにいいだろう


       早起き鳥




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