アンチエイジングということが叫ばれていますが、
人間が歳を取らなくなり、老化しなくなり、
死ななくなるということはありえません。
医療で改善できる病態であれば、
確かにそれは手を尽くすべきです。
進歩した医療技術はさまざまな
病気の治療に貢献できます。
しかし、老化の果て、
老衰という状態は病気ではありません。
テープを逆回しにするように、
命の状態を巻き戻すことはできないのです。
何歳であれ、
まだこれからも生きていける人には
医療が役に立つでしょう。
老衰の人に対処する医療として、
胃ろうを造って延命させるというのは、
自然への冒涜といってもいいのではないでしょうか
苦痛が除けるのなら、
病院で精いっぱいお世話をします。
しかし病院は、
老衰の終焉を迎えるところではありません。
「平穏死」という選択
石飛 幸三 著
今、病院は人が死ぬ場所、
家族の負担を軽くするためにも
病院で亡くなるというのがごく自然
事故死でさえ、病院に運ばれて死亡診断される
昔は往診というのがあった、
僕も子どもの頃、
近くのお医者さんに往診によく来てもらった
今はそういうものはないというか
医師不足、病院経営と病院をめぐる環境は厳しさを増す
少子化も重なって人口は減少傾向
高齢化の波は医療機関にも押し寄せて来ている
病院といえば老人ばかり、
若い人の姿などついぞ見かけない
若い人はどうしようもなくなってからの救急
外来は老人ばかりである
まだまだ生きたいの?
と聞きたくなるような老人の多いのに驚く
そして自分自身もまた病院通いの年になった
暴言だが70歳を超えたら健康保険は100%自己負担!
こんな制度改正がされたら、病院から老人が消え
世の中の老人はほとんどが元気になるような気がしてならない
でもこんな制度を打ち出したら暴動が起きるだろうな・・・!
早起き鳥
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