早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

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老衰の終焉を迎える場所!

2017年07月23日 04時52分51秒 | 読書




 アンチエイジングということが叫ばれていますが、

人間が歳を取らなくなり、老化しなくなり、

死ななくなるということはありえません。

医療で改善できる病態であれば、

確かにそれは手を尽くすべきです。

進歩した医療技術はさまざまな

病気の治療に貢献できます。


しかし、老化の果て、

老衰という状態は病気ではありません。

テープを逆回しにするように、

命の状態を巻き戻すことはできないのです。

何歳であれ、

まだこれからも生きていける人には

医療が役に立つでしょう。


老衰の人に対処する医療として、

胃ろうを造って延命させるというのは、

自然への冒涜といってもいいのではないでしょうか

苦痛が除けるのなら、

病院で精いっぱいお世話をします。

しかし病院は、

老衰の終焉を迎えるところではありません。



  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 今、病院は人が死ぬ場所、

家族の負担を軽くするためにも

病院で亡くなるというのがごく自然

事故死でさえ、病院に運ばれて死亡診断される


昔は往診というのがあった、

僕も子どもの頃、

近くのお医者さんに往診によく来てもらった

今はそういうものはないというか

医師不足、病院経営と病院をめぐる環境は厳しさを増す

少子化も重なって人口は減少傾向

高齢化の波は医療機関にも押し寄せて来ている

病院といえば老人ばかり、

若い人の姿などついぞ見かけない

若い人はどうしようもなくなってからの救急

外来は老人ばかりである


まだまだ生きたいの?

と聞きたくなるような老人の多いのに驚く

そして自分自身もまた病院通いの年になった


暴言だが70歳を超えたら健康保険は100%自己負担!

こんな制度改正がされたら、病院から老人が消え

世の中の老人はほとんどが元気になるような気がしてならない

でもこんな制度を打ち出したら暴動が起きるだろうな・・・!


       早起き鳥




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